2016年12月30日金曜日

              

関東ふれあいの道(神奈川)『No.01三浦・岩礁のみち』

2016/12/30(金)

公式の関東ふれあいの道としては最後となってしまった。
最後のコースに相応しい、内容盛り沢山のコースだ。
三浦半島の荒々しい海岸を彩る奇岩を眺めながら長い岩礁歩きを楽しむことができる。






















宮川町バス停に到着。
写真の行く手の右の坂を下る。


















坂を下ると宮川湾の漁港に降りてくる。
さて、コースは写真の左手から早速岩礁に降りるのだが、漁港の右手から旧コースが合流してきている。
前回は迂回してきたところは、こっちからだとどれぐらい辿れるのか見て見よう。















あまり歩かれている感じはしないが、とりあえず岩礁に出てみる。
立派な海蝕洞があって面白い。

















早速旧コースの残骸を見つけた。
壊れた桟橋のようだ。
本来なら引き返すところだが、幸いにも引き潮で橋の下をそのまま通れそうだ。
















飛び石のような橋脚(土管にモルタル詰めしたもの?)もあった。
やはり旧コースはここを通っていたようだ。

















海蝕洞がいくつも見られる。
道は放置されて久しいのか、やはり歩きづらい。

















橋だ。
これは渡れるが……


















これは……
床板が丸ごと失われている。
橋桁を平均台みたいにして歩けば行けないこともないが、ただでさえヌルヌルと滑りやすいので、もし滑落したら死にはしないだろうが冷たい海中に放り出される。
(夏だったら泳ぐのもアリだが遊泳禁止だしな)
危険のリスクを冒してまで行くようなものでもないので、ここで引き返すことにした。













気を取り直して現コースに戻る。
やはり岩礁伝いに歩き始める。
右手に漁港を見ながら小さな岬を回り込む。
この辺りは流れ着いたゴミが散乱していて少し辟易する。














急に開けたところへ出てきた。
広い岩礁の平野になっているようだ。
ここが千畳敷だろうか。
凄いところだ。
こんな景色は初めて見た。
釣り人が沢山居て各々釣りを楽しんでいる。























千畳敷を越えると角のように雄々しく海に向かって突き出した岬が見えてくる。
あれは何だろう。
かっこいい。
ここで少し休憩しながらコーヒーを飲んだ。
うーむ、最高だ。













これもまた凄い海蝕洞だ。
岩の津波のようにこちらへオーバーハングしている崖に口のような深い穴が開いている。
まるで怪獣のようだ。

























先程の角のような岬が眼前に迫る。
大迫力だ。


























盗人狩という断崖に囲まれた小さな入江がある。
かつて盗人がここで追い詰められたためにこの名が付いたのだと云う。
チェックポイントになっているので写真を撮った。
チェックポイントの写真を撮るのもこれが最後か……















再び広い岩畳だ。
行く手に小島が見えてくる。


















毘沙門湾で一度県道に出る。



















漁港から再び岩礁へ。



















コンクリート柱の飛び石だ。
遊具みたいで面白い。


















小島のある岬の辺りで一度砂浜になる。


















と、ここでルートミス。
上の岬を過ぎた辺りでコースは高台に迂回するのだが、標識を見落としてそのまま海岸沿いを歩いてしまった。
江奈の干潟まで進んだところで踏み跡が薄れてきて流石におかしいぞと気付いてコースマップを見て間違いに気付いた。
30分近くロスした。













コースに戻ると砂浜から坂が伸びていた。
上っていく。

















白浜毘沙門天だ。
参拝した。


















坂を上ると大根畑に出てきた。



















県道に合流したら坂を下る。



















江奈の干潟を右手に見ながら進む。


















江奈湾を回り込む。
岸壁沿いに歩く。


















再び海岸に出てくる。
この辺りから「落石注意」「高潮・高波・満潮時は引き返せ」の標識が目立つようになる。

















小屋の裏手を通る辺りが少し分かりづらい。
写真のようなところを通るので、本当に道なのかと通行を少し躊躇う。

















先程から警告があったのはこの辺りのことだろうか。
確かに断崖の下の狭い岩礁で、引き潮気味の今日でも少し波を被りそうな感じだ。

















剱崎が見えた。
ここから上がれるようなので、灯台を見にいこう。

















剱崎灯台。
浦賀水道の入口に立つ灯台で、房総の洲崎灯台と対になっているらしい。

















剱崎の下を通っていく。



















間口漁港に出る手前で、何の標識もなくいきなり漁港に出てきてしまったので本当に合っているのか不安になったが、これで正しいようだ。

















間口漁港を回り込み、再び旧コースの探索をする。
旧コースでは大浦山洞穴を見るためにこの岬を周り込んだはずなのだが……
崖崩れが酷くて断念。
















ならば逆から!ということで大浦湾の方から来てみたが、写真の飛び石のコンクリート柱が一つ欠けているところで怖気づいて駄目だった。
ちょっとジャンプすれば行けそうだが、やはり滑って海に転落するリスクがある。
まあここに来るまでも岩が滑りやすく結構ハードで、すでに靴の中も濡らしてしまっているのだが……
悔しい……見たかったぞ大浦山洞穴。
結局時間を無駄にしただけだった。
今考えれば冷たいのを我慢すればズボンを捲って歩いて行けたかも。
まあ今更だが……










と、思っていたのだが、帰って調べてみると間口漁港側から辿ったときに通ったここが大浦山洞穴だったらしい。
なんだ、しっかり見ていたのだな。
現地でも「もしかしてこれか?でもスケール的に今まで見た海蝕洞と同じぐらいだぞ?」と思って一応写真を撮っておいて良かった。






















コースに戻ると再び大根畑の中を通る。
房総半島と浦賀水道が見えてとても美しい。

















振り返れば、この絶景だった。
ここはちょうどゴール手前。
何だか旅の神様が最後にくれた、ささやかな贈り物のような気がして、しばらく景色を見て感動していた。
























県道に出たところに案内板と松輪バス停があった。
これにて、公式に関東ふれあいの道を完全踏破した。
しかし、僕の旅はまだほんの少し残っている。
今日は千葉県にフェリーで帰るぞ!
だいぶ時間をロスしてしまったので日没までもうあまり時間がない。
昼食を摂っている暇はない。
急いで最後の連絡コースへ!
         

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