No.2コースと同様、No.1コースも失われた区間がある。
城ヶ島から八景原の磯伝いの道がそれだが、城ヶ島についてはほぼ問題なく歩けるので連絡コースとして取り入れても良いだろう。
馬の背洞門など見所も多い。
三崎漁港沿いを歩いていく。
長閑な雰囲気だ。
現連絡コースはこのまま直進なのだが、ここで城ヶ島大橋に上れるようなので上る。
自動車は有料だが、歩行者は無料だ。
料金所を通過する。
これはまた大きな橋だ。
楽しい。
橋からは三崎漁港と城ヶ島の間に富士山の見える絶景だ。
観光船が橋の下を走っていった。
橋を渡り城ヶ島に着いた。
江ノ島以来の島上陸。
島の北側を西に歩いていくと、突き当りの角に城ヶ島バス停がある。
ここが旧No.1コースの起点であった。
『新版首都圏自然歩道』では正確なルートはいまいち分からないのだが、ここから城ヶ島を反時計回りに一周するようだ。
商店の路地を進む。
右手の高台に城ヶ島灯台がある。
小さくて可愛らしい灯台だ。
島の南岸まで来ると、磯伝いの遊歩道が分岐している。
恐らく本来のコースは高台の方へ進むのだが、『新版首都圏自然歩道』では「海岸沿いの道を歩いた方がおもしろい」としているのでそれに従うことにしよう。
遊歩道は歩きやすく、写真のような独特の景観を眺めながら歩けるので、絶対にこっちの方がお勧めだ。
城ヶ島特有の海岸の隆起した地形が現れてくると、行く手に馬の背洞門が見えてくる。
馬の背洞門。
これも天然の海蝕洞なのだが、上部が今にも崩れそうなほど痩せているのが最大の特徴だろう。
まるで緻密な設計で作られたオブジェのようだ。
自然の造形は凄い。
振り返れば富士山が。
ここから高台に上る。
高台に上ると行く手に安房崎が見える。
これは本の下の断崖と云って海鵜の生息地になっているようだ。
見るからに近付く術のない断崖だが、海鵜の観察に降りてみたい気もする。
城ヶ島公園に入る。
安房崎に向かって遊歩道を歩いていく。
公園の遊歩道から再び岩礁に降りる。
これはまた立派な海蝕洞だ。
岩礁伝いに歩いていくと、岬の突端に安房崎灯台がある。
その向こうに見えるのは房総半島だ。
城ヶ島公園を後にして、再び城ヶ島大橋を渡る。
日も暮れてきたので急がなくては。
料金所の脇にある細い道から急な階段を下る。
橋を降りて東へ歩くと通り矢という集落の漁港に出てくる。
夕日の沈む城ヶ島を望む。
美しい景色だ。
旧No.1コースはここから再び岩礁に出るのだが、漁港から岩礁へ続くと思われる道が、写真の通りバリケードで塞がれていた。
後に実際通行できないことも確かめたのだが、流石にこれは素通りするのは憚れる。
高台の方へ迂回しよう。
県道を東に歩いていく。
この辺りも大根畑が美しい。
ここは八景原というかつては景勝地だったらしいが、遊女たちが次々に身投げをした悲話の残る土地でもあるらしい。
今は防風林で海岸を見下ろすことができない。
風車の立つ橋の手前で左折する。
宮川町バス停に到着。
現No.1コースの起点だ。
ゴール。
日没ギリギリになってしまった。
20分ほど待つとバスが来た。
三浦海岸駅から帰路に就いた。
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