2013年9月1日日曜日

              

関東ふれあいの道(千葉)『No.07伊藤左千夫のみち』

2013/09/01(日)

9月になったが、まだまだ残暑が厳しい。
そんな中、No.25コース以来の公式距離15km超えの長丁場を歩く。
実は前回コースも微妙に長く14.8kmだったのだが。











東金駅前の案内板では17.1kmとなっていた。
感覚的にはそれ以上にあったようにも感じた。
なお、このコースは途中、求名駅を通過するので、熱中症等で具合が悪くなったらそこで区切りを付けようと考えていた。










前回はうっかりスルーしてしまったのだが、八鶴湖の畔に最福寺があった。
旅の安全を祈願して出発。













No.8コースとの分岐点。
浅間神社に向かう。














いきなり階段を登る。




















展望台の脇から更に参道の階段を登った先に古山王神社がある。














展望台から東金市街地を見下ろす。















自然公園の散策路のような道だ。




















浅間神社。
解説板はない、小さな神社だ。














壽福寺に向かう。















杉林の間を抜けて行く。




















県道301号を横断する。

道を西に進むと東金ダムがあるらしい。
余裕があれば見たかったな……












片方の方向のみを示す標識。
この先、このコースはこのタイプの標識がほとんどだ。
逆コースで歩いている僕としてはかなり分かりづらくて困る。











壽福寺。
参道の森の中を歩くとき、メマトイがかなりうっとおしかった。
どうもこの季節、森の木陰にメマトイが多いようだ。
カメラを構えてもレンズに寄ってくる。
払っても払ってもしつこく目に纏うように顔の周りを飛び回り、ときおり眼球に突進してくる。
もー!







県道119号を横断する。















少しコースを逸れて八坂神社に向かうのだが、目の前には急坂があって出鼻を挫かれる。
坂を登ったすぐ先に神社はある。













八坂神社。
かなり大きく立派な神社だ。
どっしりした向拝が大きく張り出しており、全体の木目も渋い色合いを出している。

解説板があったようなのだが、見逃してしまった。









途中、両総用水を渡る。
利根川の排水と九十九里平野の農業用水の供給を担っている用水路だ。
コンクリート板で蓋をされた暗渠になっていて水の流れを見ることはできないが、壮大な用水路だ。










野球場の脇を通り、元福寺に向かう。















元福寺を回り込むように急坂を登る。
元福寺の境内をウロウロしてみたが、どうしても本堂が見つからない。
住職の住まいらしき建物はあるのだが……












坂を登った先は農道のような頼りない道に。
千葉県立農業大学のグラウンドの脇を通る。














大学正門。
日曜日なので閉まっていた。














大学を離れたら坂を下り妙宣寺に向かう。
大学周辺が小高い台地になっているようだ。














妙宣寺。
伊藤左千夫が「春の潮」の中で紹介しているそうだ。
朱色の仁王門が趣深い。

それにしても今日も暑い……
自販機で炭酸入り栄養ドリンクを飲んで先を急ぐ。








5連下路アーチで水田を跨ぐ両総用水の水管橋。
すごい!













田園の中の農道のような道を歩く。















東池に到着。
水草が群生していてちょっと綺麗な池とは言い難い。
ちなみにここがNo.29コースとの分岐点になっている。











しばらく行くと国道126号を横断する。















国道を横断したところに庚申神社がある。
小さな神社だ。














その先、途中から未舗装の道になる。
熊野神社を目指す。














田園の只中に熊野神社があった。
農作業をしている人たちに歩いてきたのかと聞かれた。













しばらくして求名駅に到着。
駅前に中間点の案内板があった。
ここで休憩しながら先を歩くかしばし逡巡した。
正直暑さによってかなり疲れていたが、休憩しているうちに多少力が沸いてきたので、続けて歩くことを決断した。










む、農作業道のような道を行くようだ。
歩いている間、露出した脚に草がチクチクした。














成東食虫植物群落に到着。
ここの解説板がチェックポイント。
着いた時間は16時過ぎ。
この湿原に食虫植物が群生していて、木道の散策路があり、見学は無料で出来る。
管理人がいれば食虫植物の解説をしてくれる。
食虫植物はとても小さく、雑草に紛れて詳しい人でないと見つけるのは難しいかもしれないので、是非解説してもらおう。

実は個人的に食虫植物は好きなのだ。
植物が小虫を捕える様は動物的でキュートだ。
粘着物で虫が捕われているところも見れて満足だ。


本因寺まで4.3kmと書いてあるが、実際にはそんなに距離はない。
このあと少し歩くと本因寺まで0.9kmという標識がある。












作田川を橋で渡る。















橋を渡った先に本因寺があった。















更にその先を歩くと、伊藤左千夫両親の墓があった。















伊藤左千夫生家。
よく保存されているが、中までは見れない。
同人誌などで一世を風靡した歌人の暮らしにしばし思いを馳せる。












伊藤左千夫生家の隣に山武市歴史民族資料館があった。
中にはアララギや馬酔木など教科書で読んだような著名な同人誌や伊藤左千夫に関係した歌人の解説や当時の家財道具などが展示されていてなかなか見応えがあるのだが、この日到着したのは17時前。
もう閉館寸前だったため、別の日に改めてじっくり鑑賞した。







牛飼いが~と云う有名な歌碑があった。















県道121号を横断する。
県道を踏切を渡って先に進んだ先は成東駅だが、コースは先のコースとの連絡のためか、少し遠回りするようだ。












17時になってもこれだけ明るいのはこの季節ならではだろう。
冬になったら早朝から行動しなければ日が沈んでしまう。

この辺りからしばらく毘沙門天観音寺の標識があるが、このコースでは毘沙門天観音寺には行かない。(すぐ近くなので行っても良いが、どうせNo.29でも見ることになる。)







国道126号に合流する。
コースは一本奥の道を歩くようだったのだが、標識が判然としなかったため、気付かずに境川を渡った先の橋で奥の道に合流した。

あとは真っ直ぐ行った先の成東駅入口交差点で成東駅に向かうのだが、ここでもコースマップを読み違えて一本奥の道から成東駅に向かってしまった。







成東駅に到着。17時20分頃にゴール。
戦時中に火薬を積んだ貨物列車に引火して、駅が爆発して破壊された際に消火活動に当たっていた駅員が殉職したため、その慰霊碑が立っている。
No.6、No.7、No.29の3つのコースの案内板があるはずなのだが、いくら探しても見つからない。
撤去されてしまったのだろうか……

それにしてもほとんど平坦な市街地を多く歩いてきたような気がするが、クタクタになってしまった。
         

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