2020年9月23日水曜日

              

新・奥の細道(青森)『No.31小川原湖と湖畔のみち』

2020/09/23(水)

小川原湖畔を歩く。
晴れていればとても気持ちのいい道だったのだろうが……
如何せん天気のせいであまり良い印象がない。
湖には姉妹の悲しい伝説が残っている。











小川原駅から標識に従い小川原湖に向かって坂を下っていくと、写真の分岐がある。
標識がないが、地図によると右のようだ。








小川原湖畔湿原。
水生植物の群落は魚や水鳥の絶好の営巣地になっているようだ。
宮城県の伊豆沼を思い出す。












湿原から砂土路川沿いに歩き、県道に戻ってくる。











少し歩いて県道を離れると沼崎観音がある。
小川原湖に伝わる悲話に、行方の分からなくなった父を探す姉妹が、この地で父が世を去ってしまったことを知り、それを悲しみ湖に身を沈めたとされ、姉が身を沈めた湖を姉沼、妹が身を沈めた湖を妹沼(小川原湖)と今でも呼んでいるのだそうだ。
この沼崎観音は、姉妹の父の橘中納言道忠公を祀っているのだという。

急坂を上る。












高台の上の集落を抜ける。













小川原湖公園に入る。
入口に広沼大明神がある。
小川原湖伝説の妹を祀っているそうだ。









ずいぶん立派な展望台があった。
登ってみよう。












小川原湖を望む。
青森県最大の湖である。
海水も流入する汽水湖のためシジミが採れるそうだ。
晴れていればなあ……
コーヒーを飲んで休憩した。














公園を抜ける。













湖畔に出てきた。
なぜか魚が打ち上げられていて、カラスに突かれていた……










小川原湖伝説の姉妹の銅像があった。












湖畔の遊歩道を歩いていく。
重く立ち込めた雲が陰鬱な感じだなあ。














港。
晴れている日は漁で賑わうのだろうか。














車道に一回出てくるが、横断して対岸の公園へ。











ん……?













うーむ、全く道が分からん……
ガサガサ草むらを掻き分けていく。










花切川沿いの道に出てきた。
下半身が植物の種子だらけになってしまった……
頑張って払い落とす。
やれやれ。









釣り人が何人か釣りに興じていた。
花切川は小川原湖からヘラブナが入り込む、ヘラブナ釣りのメッカだそうだ。








県道を横断する。













青い森鉄道の踏切を渡る。












上北町駅に到着。
ここがゴール。
案内板もあった。











上北町駅には煉瓦造のランプ小屋が残っている。
明治時代、木造車両に灯すためのランプを収納していた倉庫だそうだ。








本当は小川原湖畔でキャンプしたかったのだが……
天気がよろしくないので、急遽予定を変更して宿を取った。
気を取り直して温泉を堪能した。
         

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