2020年9月22日火曜日

              

新・奥の細道(青森)『No.30七戸城跡と牧場みち』

2020/09/22(火)

奥羽牧場の中央を通る真っ直ぐな道を歩き、七戸城跡を観て市街地を抜け、盛田牧場に至る。
見どころも多く、長いコースだ。















まず連絡コースの国道を西に歩く。
短いので記事としては省略。










眼下に広大な田園が広がっていた。
綺麗だな。














ここで左に曲がる。












No.30コースの案内板があった。
ここが起点のようだ。
ここで地元のおじさんが声をかけてきた。
例によって「どこへ行く?」と聞かれたので「七戸城跡に……」と言うと「七戸城跡なら逆方向だ」と言われる。
確かにそうなのだが……
このコースはだいぶ大回りして七戸城跡に向かうことを説明するのを苦労した。


坂を下っていくと先ほど見下ろした田園が再び見えてくる。











見渡す限りの田園。














山屋薬師堂だ。
薬師如来は眼病を治してくれることで有名だが、ここの薬師様は野火から逃れる際に野老(トコロ)の蔓につまずき、独活(ウド)で眼を怪我したため、この薬師様に願掛けする地元の人はトコロとウドを禁食としているそうだ。
ウドはともかく、トコロはあまり聞き慣れない植物だ。
調べてみるとヤマイモの一種だそうだ。

田園沿いの集落を抜けると、再び国道に出てきた。












すぐに左折して国道を離れる。












東八甲田ローズカントリー。
バラ園のようだが、売店もある。
バラ味のソフトクリームを食べて休憩した。
甘くて疲れが取れる。









坂を登ると東八甲田家族旅行村というキャンプ場があるのだが、この日はお休みのようなので、断念。
本当はここでキャンプしたかったのだが。







八甲田山の裾野がスキー場になっている。












作田川を渡る。












牧場に入るようだ。
ここで右に曲がる。












奥羽牧場を横切っていく。
明治29年に開設された歴史ある牧場で、もとは種馬牧場だったようだが、今は肉用牛を育てているようだ。








防風林があってあまり牧場は見えないのだが、それでも広大でどこまでも真っ直ぐな道は北海道を思わせる景色だ。












しばらく牧場の中を歩くと、ようやく右に曲がり牧場を離れる。
再び南へ戻る。
杉並木の中を歩いていく。
途中、運動公園でコーヒーを飲んで休憩した。







再び作田川を渡る。













途中から車道を逸れて畦道に。
牧歌的で良い雰囲気だが、ちゃんと道が続いているのか不安だ。
















ちょっと泥濘んでるところもあるが、意外と歩きやすくて気持ちのいい道だ。
日が沈んできて西日が田園を美しく照らす。














瑞龍寺に到着。
山門の造形が素晴らしい。
かつては茅葺きだったそうだ。










参拝してきた。













国道に出てきた。
実は起点からずっと東へ歩くとここへ来られる。
牧場を経由して、かなり遠回りしてここまでやって来たことになる。







三度、作田川を渡る。













ここは左に曲がって七戸城跡に向かうのだが、コースは今日はここで中断。
今日の宿に向かうために、そのまま直進する。








するとすぐに今日の宿が現れる。
ネットにも情報が乏しかったので、電話でちゃんと予約できてよかった。
しかし、宿泊者は僕だけであった……
女将さんもとても気さくで良い宿なので、七戸町に来たら是非泊まってほしい。





2020/09/23(水)

ううむ、予報通りなのだが、天気がよろしくない。
どうやら台風が近づいているそうである。
下手をすると職場から呼び出しがあるかも知れんな……
宿で朝食をいただいて出発する。




七戸城跡に向かおう。
遊歩道の坂を上っていく。












本丸に到着。
七戸神明宮があるので参拝しに行くとポツポツと雨が降り出してしまった。









少し分かりづらいが、反対側に下り坂がある。












七戸城跡を後にすると天王神社がある。
行ってみよう。










つつじの名所だそうだ。
まだ辛うじて咲いていた。












参拝。
せっかく高台まで登ったのだが、あまり眺望は効かない。










天王神社を後にして、坂を上っていく。












国道に出てきた。
これは……真ん中の道を行くのか?
歩道もないし車通りが多くて、少し怖いな。








坂を下ってきた。
微妙に遠回りしてきたのだが、この遠回りに何の意味があったのかちょっと分からない……
特に見るべきものもなかったのだが……








七戸バイパスを潜る。












大池館跡。
古くからの戦場だったそうだ。












盛田牧場に入る。












羊やポニーが居るようだ。
それぞれ端っこの方でくつろいでいる。











再び国道に出てきた。












ゴール。
かつてはここに南部縦貫鉄道の盛田牧場前駅にあったようだが、残念ながら平成14年に廃止されてしまった。
七戸駅には南部縦貫鉄道の車両のレールバスがまだ動態保存されているそうだ。
宿から近いから行けば良かったな。

続けて連絡コースを歩く。
         

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