古刹や遺跡を巡りながら、長閑な里道を歩く。
特に不安なところもなく、楽しく歩くことができるが、遺跡には何もないのでよく分からない……
この辺りの伝統文化のようだ。
実ってるねえ、稲。
八甲田山の豊かで広大な裾野は美しい。
……何だろう……
こんな風景の中をいつまでも歩いていたいな。
か、可愛い……
このままお持ち帰りしていいの……?
と、思っていたら主人に呼ばれて去っていった。
残念。
このコースもいずれつけ替わりそうだ。
このコースの見どころのメインだ。
ちょっと独特の参道だな。
これが見町観音堂だ。
茅葺き屋根の素朴で美しいお堂が薄暗い森の中に佇んでいる。
室町時代の建築様式だそうだ。
参拝した。
まあ、ほんの少しの短い区間なので、新しい道で迂回しよう。
草むらの中に標識が隠れている。
大丈夫か?
意外とささやかな川だなあ。
ここが道地遺跡らしい。
コース名にもなっているのに、畑しか見えない。
大きな坂のアップダウンがある。
バリケードが……
本当にあるのだろうか。
ストーンサークルが復元されているそうなのだが、土に埋もれているのか、見えない。
ここは静かな集落だな……
人気がまるでない。
萩ノ沢川に面した丘陵の突端……というといま行く手に見えている丘陵だろうか。
奈良平安時代に館があったそうだが、中世以降もこの地は栄えていたそうだ。
高瀬川を渡る。
川、そして田園と八甲田山の取り合わせがまさしく日本の原風景を演出しており、美しい。
ここがゴールのよう……なのだが、ここでとあることに気付いた。
コースの距離に対して、実際にログを取った距離が明らかに少ない……
見町観音堂や遺跡で少し寄り道もしているので、増えることはあっても減るのはおかしいのだが……
どこかショートカットしてしまったのだろうか。
心当たりがあるとすれば、道地遺跡のところかなあ……
ううむ……分からん。
連絡コースを歩いてNo.30コースへ向かおう。
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