上級者向けということで認定対象外となっているコース。
確かに道は鎖場や梯子、絶壁をトラバースするような箇所が多く、危険を感じるような場所もあった。
特に岩場が主なので、雨の日など道が濡れていると危険だと思った。
庚申山富士見台からの眺望は素晴らしく、庚申山は関東ふれあいの道の最高峰でもあるので感動も一入である。
単にGPSの精度が悪いだけかもしれないが、庚申山に向かう道は国土地理院の地図の破線からは大きくずれている。
はじめ道を間違っていると思ったが、コースとしてはこれで正しいようだ。
庚申山荘まで戻ってきた。
8:20近くに分岐点があるのでここからコースに入る。
早速目洗ヤクシがある。
斜面を上っていくと早速のそそり立つ奇岩の下に出てくる。
向かって右側に庚申塚がある。
左側がヤグラ岩?で、間に相生の滝があるのだろうか。
大きな岩の空洞が見えてきた。
水が滴り落ちる滝の裏側を通っていく。
これが裏見の滝だ。
岩がオーバーハングしていて頭をぶつけそうだ。
その先に女体岩戸があった。
急な斜面を直登する。
斜面を直登してからGPSを確認してみると、破線よりかなり西にずれてきているのに気付いた。
どこかで分岐していただろうか……などと考えて少しウロウロしたが、進行方向に明瞭な道がまだ続いていたので、結局このまま進んでみることにした。
少しすると初の門が現れた。
ここに解説板があったのでコースとしては正しいようだ。
ここで初めて梯子が現れた。
初の門を過ぎてもまだまだ難所が続く。
岩をよじ登るようにして進んでいく。
梯子もいくつかある。
こういう場所は少し怖い。
鎖を掴んで進む。
岩と岩の間を潜ってきたが、これがボンテン岩のようだ。
一の門が見えてきた。
これがかえるの番人だろうか。
一の門を潜る。
一の門を潜るとコースの分岐点。
まずは庚申山山頂を目指す。
分岐点を過ぎるとすぐに右側に大胎内という穴がある。
この場所も少し怖い。
雪渓が現れた。
ここは右に行く。
幸いにトレースがあったのでそれを辿る。
ここも難所で、不安定な岩場を残雪を避けながら抜けると、砂目の急斜面を鎖を伝いながら倒木を潜らなければならない。
クマザサの急斜面を上るようになる。
尾根までもう少しだ。
尾根に出てきた。
尾根にはまだ雪が残っていた。
よく締まっていて通行に支障はないが、トレースが分かりづらく、正しいルートがよく分からない。
ここが関東ふれあいの道最高峰である。
もう少し先に富士見台があるのでそのまま歩いていく。
富士見台にはすぐ着く。
皇海山がよく見えた。
朝庚申山荘でテントを片付けていた人はここを経由して皇海山に向かったのだろうか。
この時間なら一日で縦走も出来そうだ。
皇海山を見ながらコーヒーを楽しんだ。
分岐点まで戻る。
雪渓を下る際に特に神経を使った。
10:40分岐点まで戻ってきた。
今度は猿田彦神社跡を目指す。
ここからは絶壁のトラバースや巻き道が主になってくる。
特に涸れ沢が崩れやすく、通行が困難になっている。
ロープや鎖を伝いながら進む。
この辺りが親知らず子知らずだろうか。
橋を渡る。
岩戸庚申が左手にあった。
狭い穴を潜る。
まさに断崖絶壁だ。
雪渓のトラバースでは特に神経を使った。
背這いのようにして滑落しないよう慎重に進む。
本当は軽アイゼンでもあればいいのだが、チェーンスパイクぐらいしか持っていなかった。
祠のようなものがあった。
何だろうか。
ときおり展望が開ける。
めがね岩を潜る。
天の浮橋を渡る。
これまで来た道を振り返る。
どこが道だったのか……
鬼の耳擦り。
馬の背に出てきた。
ここから途中ですれ違ったグループが絶壁を歩いているのが見えた。
あんなところを歩いていたのか……
急斜面を上る。
ここから見えるのがツル岩、ツリガネ岩、カメ岩らしい。
ここが二王門だそうだ。
岩場を離れて、アカヤシオの咲くクマザサの斜面を降りていく。
見事だ。
広い斜面に出てきた。
九十九折でグングン降りていく。
嶺峯山荘に降りてきた。
沢を渡る。
12:15猿田彦神社跡に戻ってきた。
ここがゴール。
なんとか無事に踏破できて良かった。
13:20No.23を辿って一の鳥居まで戻ってきた。
14:10銀山平に戻ってきた。
かじか荘の公衆電話でタクシーを呼んで原向駅まで送ってもらい、帰路に就いた。
こんばんは。栃木県の23と24のコースを初心者が一人で歩くにあたって、
返信削除アドバイスを頂けたら嬉しいのですが、宜しくお願いします。
僕も初心者ですので良いアドバイスができるかは分かりませんが、ごく一般的なことを言わせてもらうと
削除庚申山は12月から3月までは積雪しますので装備があればNo.23は何とか踏破できてもNo.24の踏破は無理だと思います。
4月から11月はNo.23は問題なく歩けます。No.24には5月でも残雪がありますので、まだ少し危険です。
時期もですが、No.24は岩場を主に歩くので雨の直後や降っているときは間違いなく滑落の危険があるので中止するべきだと思います。
梯子や鎖場は滑り止めのあるグローブを着用していると良いです。靴は履き慣れたもので大丈夫です。
雪渓がある時期なら登山靴にアイゼンを持っておくと安心です。
路肩の崩壊、涸れ沢のトラバースでは浮石に注意して、重心を低くして慎重に通過すると良いと思います。
……と、こんなところでしょうか。
意識しているつもりでも油断していると結構ヒヤッとすることはありますので自分もまだ初心者の域は出られませんね。
おはようございます。道具の事や歩き方など細かいアドバイスをして頂き参考になります。ありがとうございます。
返信削除自分も栃木県のふれあいのみちを歩ける時にだけ歩いているのですが、ど素人の自分には積雪時期に歩く事はとても考えられません。
mcbethさんに比べると自分は歩く速度がかなり遅く、往復しなければならないこのコースは朝から歩いても夕方になってしまう思うので心配しています。
その為日の長い時期を中心にした天気のいい日だけを考えているのですが、去年の夏に備前楯山でアブに纏わりつかれて苦労した経験があるので、
害虫や獣にも少し心配があります。自分なりによく考え無理をしない様にして行ってみたいと思っています。
話は変わりますが、mcbethさんの歩きはタフでいつも凄いと思っています。特に栃木県のNo5の連絡コースにはびっくりしてしまいました。
くれぐれも無理をしないで怪我の無い様にがんばって下さい。アドバイスどもありがとうございました。
脱字がありました。すみません。
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