2015年5月17日日曜日

              

関東ふれあいの道(群馬)『No.19子持山若人のみち』

2015/05/17(日)

せっかく子持神社まで上るのに、子持山には登らずにそのまま金島駅に降りてしまうのがもったいなく感じた。
しかし黒井峯遺跡から望む赤城山、榛名山、子持山に四方を囲まれた平野は美しい。























出発してすぐに上りが始まる。
まずは九十九折で子持山山麓の集落に出る。
















集落を抜ける。
標識がないが、右の急坂を上るようだ。

















振り返ると赤城山が見えた。
つい先日まであそこに居たのに、もうあんなに遠くに見える。
















植林地に入る。



















ツツジの咲く急坂を上る。
ふくらはぎが攣りそうだ。

















更に先に行くと空恵寺が右手に現れる。


















空恵寺の境内は木々が新緑の葉をつけ涼しげな雰囲気でとても気持ちいい。
階段を上り雰囲気のある立派な山門を潜る。














空恵寺本堂。
参拝してそのまま先へ行く。


















空恵寺から先は雑木林に入る。


















坂を上ったあと再び下っていくと一里が岩という涸れ沢を越える。


















一里が岩から再び坂を上り返すと子持神社に到着する。
ここから右側に行けば子持山の登山口に行けるが、今回のコースでは通らない。
次回は子持山に登ってみたいと思う。












子持神社に参拝した。
境内は木々に囲まれて静かな雰囲気で落ち着く。
境内には万葉歌碑や子持山への登山口の1つがある。















子持神社を後にすると、榛名山を右手に見ながら坂を下っていく。
子持山山麓には畑が広がっている。
赤城山もそうだったが、やはり古い火山の麓は肥沃な土地になるのだろうか。












大きな鳥居を潜る。



















松の並木道を下っていく。


















松並木を抜けて更にどんどん坂を下っていくと、写真の場所の右手の擁壁の上に標識がある。
何となく右の道を示しているような気がするのだが、コースマップを見るとそのまま直進となっている。
少し直進して歩いたのだが、やはり気になって右の道に行ってみることにした。
ちなみに左の道が急な下り坂になっているために、目の錯覚で右の道が上りになっているように見えるが、実際に歩いてみると平坦な道である。






雙林寺の上手にある導了尊の裏手に出てきたようだ。
とりあえず参拝する。
















階段を下りていく。



















雙林寺に降りてきた。
さて、雙林寺には栃木県No.11コースの大中寺のように七不思議があるそうだ。
せっかくなので探してみよう。














早速だが1つ目の「開山の一つ拍子木」は開山堂の中にあるので見ることが出来ない。
2つ目の「蛇頭水」はいくら探しても見つからなかった。
どこにあったのだろう。
そして写真が3つ目の千本樫。
根本から幹が分岐していて切ると災いがあるらしい。(切ったことがあるのだろうか)


















4つ目の「開山のつなぎカヤ」。
カヤの実の数珠を撒いたところ大木となり、その実に針穴が現れるという。















5つ目「忠度桜」。
夢枕に現れた忠度に返歌すると成仏し、お礼に貰ったムチが桜になったという。
見たところ若木のようだが、前の老木が枯れてしまったのだろうか。





















6つ目「山門小僧と総門のツル」。
写真は山門小僧。(総門のツルは撮り忘れた)
山門中央の小僧の右腕が無い。















最後7つ目の「底なし井戸」。
井戸を覗いて顔が写らない人は即死するらしい。
そう言われると覗いてみる勇気はない。















ちなみに七不思議を探している途中に写真の標識を見つけた。
やはり導了尊を経るのがコースで、コースマップが間違っているのではないか?














雙林寺を後に、集落を歩いていくと学校の脇に草原が現れる。
ここが黒井峯遺跡だ。
風が吹き抜ける草原越しに子持山を望む。
思わず草原に横になって昼寝でもしたくなるが、近くが学校なので不審者として通報されかねない。
黒井峯遺跡は榛名山の噴火で一夜にして灰に埋まった古代の集落だそうだ。









東に目をやると学校の背後に赤城山が見える。

















子持山の西側を見ると小野子山
が見える。


















南西に目をやると榛名山とその山麓の街並みが見える。
まさに四方を名山に囲まれた、群馬県のパノラマが広がる場所である。














黒井峯遺跡を後にすると、畑の間を榛名山を正面に見ながら歩く気持ちのいい道になる。

















途中に中ノ峯古墳があったので寄ってみた。
小さい古墳だ。
















集落を歩いていくと若子持神社がある。
かつて子持神社はここにあったが、現在の地に移転されたのでこちらは若子持神社となったらしい。















階段を上ると拝殿がある。
参拝してきた。

















若子持神社を後にすると間もなく県道36号に出てくる。
ここに案内板があったので、ここをゴールとした。
















そのまま県道を歩いていくと吾妻川を渡る。
吾妻川はこの先で利根川に合流する。
吾妻川も美しい川だ。














吾妻川を渡った先に金島温泉「富貴の湯」がある。
小さな日帰り温泉だが、源泉かけ流しでぬるめの良い湯で疲れが飛んでいくようだ。















その先で丁字路に突き当たるので右折して、すぐにもう一度右折すると金島駅がある。
なんだか妙に疲れて食欲がなかったので、途中のコンビニで買ったサンドウィッチを駅で食べて帰路に就いた。
         

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