連絡コースに続けて歩く。
何故か短いコースだと勘違いして早めに歩き終わったら次のコースも歩いてしまおうと思ったのだが、意外と歩きごたえのあるコースで時間がかかってしまった。
前半はコース名の示すように寺社巡りと田園風景の中を歩くが、後半は筑波連山の山道を歩く。
旧田土部駅から出発する前にちょっとホームに登ってみることにした。
するとホームの上に横たわる案内板を発見した。
木の板に文字と地図が彫り込んである洒落た案内板なのに、こんな風に風雨に晒されているのは残念だ。
そのままりんりんロードを土浦方向に少し歩く。
りんりんロードから東に逸れて高岡根集落を通り抜ける。
途中、道端に木漏れ日の当たる神秘的な雰囲気の墓地があった。
法雲寺という大きな寺が奥にあるそうだ。
文化財も多く収蔵している古刹であるそうなので見に行っても良かったかもしれない。
国道125号を横断する。
すぐに再び国道125号バイパスを横断する。
こっちは交通量が多いので注意したい。
田園や果樹園の中の田舎道を歩いていく。
収穫の時期に来れば秋の実りを感じさせてくれるのだろうか。
筑波連山の一部だが、かなり切り崩している。
砕石のためだろう。
限りある資源、人間の豊かな生活のため仕方ないとは言え、少し悲しくなる光景だ。
しばらく歩くと日枝神社の参道に入る。
祭事の際はここで流鏑馬などを行うそうだ。
日枝神社拝殿。
飾り気のない質実剛健な造りだが、歴史を感じさせる風合いが良い。
一方で本殿は装飾が多く豪華絢爛だ。
実はこの寄り道を忘れて先に進んでしまい、また戻ってきたので30分ほど時間をロスしてしまった。
東城寺山門。
ここから上り坂になる。
ここから石段になる。
結構急な石段で息が上がる。
東城寺境内。
こんな山の中腹にあるのに綺麗に整備されていた。
結界石など興味深い文化財も見られる。
また本堂の裏手から更に山道を登ると東城寺経塚群があるらしい。
興味のある人は行ってみると良いだろう。
東城寺を後にしてコースに戻る。
小野小町の墓があるらしいのだが、「見学はご遠慮ください」と張り紙がある。
どういうことなのかとちょっと覗きに行ってみると、確かに民家の敷地を横切るようにしないと行けないようだ。
どうにかならないものなのだろうか。
小町ふれあい広場に到着。
ここがチェックポイント。
ここはちょっとした展示施設や農産物直売所、更には蕎麦など食べられる飲食店もある。
ここで昼食をとっておいても良かったのだが、先を急いだ。
向上庵に向かう。
ずいぶん狭い道だ。
これが向上庵だろうか。
階段を上った先に参拝のスペースだけが設けられた小さな広場があった。
県指定天然記念物のしだれ桜があったそうなのだが、平成23年に倒れてしまったらしい。
残念なことだ。
コースに復帰。
暗渠を潜る。
次いで清滝観音。
この山門が江戸時代のものだそうだ。
本堂。
由緒ある寺院だそうなのだが、幾度か再建や移築されており、本堂は最近建て直しされたものだ。
麓の集落を離れ、筑波連山を登りはじめる。
と言ってもまだ緩やかな登りだ。
浄水場があった。
前を横切る。
養豚場だろうか。
ひどい臭いだ。
狭い小屋の中から豚の鳴き声がする。
道はやがて砂利敷きの山道になった。
長い登りで疲労するが、千葉県コースの清澄山周辺で歩いたような気持ちの良い道だ。
坂を上りきると中央青年の家はすぐそこだ。
少しコースを逸れたところにいやしの里というホテルがあって露天風呂があるそうだ。
これまた魅力的で是非とも寄り道したかったが……やはり時間がおしていたので先を急いだ。
中央青年の家。
キャンプやレクリエーション、スポーツ活動の合宿などに使われる施設だそうだ。
並木道を歩く。
ちなみに県道236号だそうだ。
送電線の通る場所の木が伐採されていて見晴らしが良かった。
遠くの筑波連山が見える。
広場に東屋があって休憩できるようになっていたが、そのまま素通りした。
坂を下りはじめる。
再び養豚場。
最近はこんな小屋に閉じ込めるのか。
なんだか可愛そうなような気もするが……
ゴール。
案内板などはなかったので県道53号に出てきたところの標識をゴールとした。
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