なんだかNo.13とほとんど変わらないような名前だが、メインは筑波連山の不動峠を越えることだ。
終始県道138号を歩くが、不動峠は県道236号、通称「表筑波スカイライン」という東筑波の筑波連山山塊の稜線を縦断する車道との交差点になっていて、そこからバイクや自動車が休憩にやってくるスポットになっているらしい。
辻交差点を横断してそのまま直進すると再び県道138号に入る。
しばらくは同じような山に囲まれた田園地帯を歩く。
この辺りはヒメハルゼミの発生地だという。
夏になるとあの輪唱を聞くことができるのだろう。
コースを少し逸れたところに北向山観音堂がある。
石段を登ったところに小さなお堂があるのみだが、参拝してきた。
小野小町がここで皮膚病の治癒を願ったところ見事治ったそうだ。
さて、ここから不動峠に向けて坂を上っていく。
坂は終始同じような10%程度の勾配で上っていく。
それほど急ではないが、意外と長いので疲れる。
なお、こちら側はあまり展望が開けないのでつまらないことも疲れを招く。
不動峠に到着。
上空を跨いでいる道が表筑波スカイラインだ。
峠を越えるとちょうど西日が峠の向こうから差してきて凄く眩しかった。
表筑波スカイラインへの入口。
なお、ここ不動峠は石岡市とつくば市の市境にもなっている。
故にここから再びつくば市に入る。
不動峠には東屋がある。
ここはチェックポイントなので休憩がてら写真をとっておく。
不動峠からの眺め。
東屋のある場所からだと木々が邪魔で展望が開けないので、少し下ったところに展望の良いところがあるから、そこで眺めると良い。
目をこらすと遠くに富士山や秩父連山なども見え、山の麓のつくば市街地も見下ろせる。
良い景色だ。
東屋は不動峠にやって来た人々の落書きがたくさん残されている。
読んでいってみると恋人同士でクリスマスにここに来るのが習わしらしい。
つくば市街地の夜景が見えるのだろうか。
そういえばクリスマスイブはもう明後日なのだった。
不動峠を後に坂を下り始めると、ガードレールの下の空き地に不動明王が祀られているのが見えた。
しかし、あそこにたどり着く道が見当たらない。
恐らくどこかから道を逸れて獣道を行くのだろうが……
西側の方が展望が利く場所も多く、西日が当たって明るい雰囲気の中歩けた。
こっちは下るだけなので足取りも軽い。
岩肌を滑り落ちてくる沢もいくつか見られた。
麓を見ると大きな白煙が立ち上っていた。
なんだろうか。
麓に下りてきた。
夕日に照らされて綺麗だ。
が、もう少しで日が落ちてしまう。
先を急がなくては。
平沢官衙遺跡。
復元された古代の官衙を間近で見ることができる。
しばし古代に思いを馳せる。
先を急ごう。
ここがゴール。池の畔に解説板と案内板もある。
なんとか日没までにゴールできた。
池を枯れた蓮が覆っていて、冬の情緒を思わせる。
蓮根とか取れないのだろうか。
池からは筑波山も見えた。
ついに次回あの山に登るのだと思うと感慨深い。
茨城県コースに入ってからずっと見えていた山に取りつくのだ。
待ち遠しい。
北条大池から少し歩いたところにコースマップに書いてある北条大池バス停の代わりに平沢官衙入口バス停がある。
本当のゴールはこっちかもしれない。
ここから関東鉄道のバスに乗って土浦駅にも行けるが、同じ場所にある大池・平沢官衙入口バス停からつくバスに乗ってつくば駅にも向かえる。
僕はちょうど関東鉄道のバスが来たのでそれに乗って土浦駅に行った。
それにしてもこの二日間で結構な距離を歩いたな。
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