2014年1月19日日曜日

              

関東ふれあいの道(茨城)『No.04焼物とお稲荷さんへのみち』

2014/01/19(日)

コース名通り焼物と稲荷神社で有名な笠間市街地を歩き、笠間城址のある佐白山の散策がメインとなる。
後半は次コースへの繋ぎのようで、特に見るべきものがないが、それを補って余りある前半の内容の濃さだ。










笠間駅前を出発。
駅前には今回コースの案内板があった。














笠間市街地のメインストリート(?)を歩いていく。














連絡コースとの分岐点を今度は右折すると、商店が軒を連ねる街並みになる。
笠間の観光の中心となる場所だろうか。













日本三大稲荷と称される笠間稲荷神社。
1月も下旬だが、初詣客でまだ賑わっていた。














桜門。
謹賀新年と掲げられている。
何処となく唐様を思わせる屋根の造り。













桜門を潜ると絵馬殿が。
警備本部になっていた。














境内の東側に東門が。
こちらは純和風を思わせる素朴ながら重厚な造り。













拝殿。
参拝した。
ちなみに稲荷神社の祭神は宇迦之御魂神。













拝殿の裏手にまわると本殿がある。
これは凄い。
緻密な木彫りが壁一面に施されていて豪華絢爛だ。
国指定重要文化財になっている。
流石である。










笠間稲荷神社をあとに佐伯山に向かって歩くと、大石邸址と示された空地が。
元禄赤穂事件の大石内蔵助の祖父の屋敷跡らしい。
元禄赤穂事件ってよく知らないけど忠臣蔵で有名なあの……としか言い様がない。










更に歩いていくと徐々に上り坂になる。
今度は道脇に坂本九が幼少の砌に疎開先として住んでいた家の跡が。
奥にある家屋がそうなのだろうか。
今は誰も住んでいない……のかな。











山の中に入ってきた。















道端に巨石が転がっていた。
崖崩れかと思ったが、これは大黒石と言って、鎌倉時代に佐伯山と徳蔵寺の僧兵が争った際に佐伯山の僧兵が山頂から転がしたものらしい。
戦いの歴史のスケールの大きさを感じさせる遺物だ。









千人溜り跡だ。
なかなか広い。
駐車場になっているが、こういうものがしっかり残っていると城址を散策している感じがして良い。











千人溜り跡から九十九折で山頂を目指す。
ときおり石垣などの遺構が見られ、野趣溢れる城址巡りを楽しめる。













さて、笠間城天主跡に続く道なのだが、天主跡が崩れているそうで通行止めになっていた。
天主跡の標柱がチェックポイントになっているので、仕方なくトラロープを跨いで標柱だけ写真を撮って引き返した。
天主跡からは眺望が得られるらしい。
早く復旧してほしいものだ。









来たときとは別ルートで下山する。
天主をぐるっと回り込むようにして緩やかに下っていくルートをとった。













山麗公園に下りてきた。
笠間市街地が見えた。














笠間日動美術館。
東海道五十三次と富士山写真展が開催されていたが、入場料が少々高かったので入るのは止めた。












国道355号に戻り再び北上する。
国道50号と交差する寺崎交差点を渡る。














笠間市街地を離れ、田園地帯に入っていく。
遠くに市街地と筑波連山の山脈が見えた。














ここから先は少々退屈で単調な道が続く。















しばらく歩き、日沢集落に入るとすぐ田園地帯を離れ坂を登る。














ビーフラインという道との丁字路に突き当たる。
標識がないが、ここは右折して国見山に取り付く。













坂を登っていく。
コースマップによるとこの辺りで道が分岐しているはずなのだが……
どうも廃道になっているようで、嫌な感じの薄暗い道があった。
標識はないが、ここに入ってみることにした。










が、意外と歩きやすい道だった。
薄暗い森もすぐに抜ける。














坂を下りてきたところに弥勒堂がある。
鎌倉時代建立のものらしいが、荒廃したため今は鉄筋造のものになっている。
この中に安置されている木造弥勒立像が国指定重要文化財になっているが、開帳されなければ見ることはできない。










さて、弥勒堂の前に写真の新しい標識があった。
どうも今はコースマップとは別の道が指定されているようだった。
どんな道になっているのか気になったので歩いてみた。










現在のコースは廃道に入らずそのままビーフラインを進み、写真の丁字路で左折して坂を下る。
ここにも坂を下った先にも標識はないので、逆コースで来た場合は道が分からない。











石寺集落を抜ける。
小さな集落だ。














県道39号に出てきた。
ここは飯田ダムのすぐ近くだ。
出来ればダム見学でもしたかったが、このあと連絡コースを歩きバスで笠間駅に帰って来なければならないため、あまり時間的猶予はなかった。
とりあえず県道沿いにコースの案内板があったので、ここをゴールとした。
         

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