久しぶりに歴史や風土を感じる道である。
旧甲州街道を辿って武蔵国から相模国に入り、相模川に下る。
市街地らしい市街地に下るのも久しぶりで、人気も少なく、長距離自然歩道に帰ってきたと感じるコースであった。
花序が3つ4つでも二人静だ。
一人静も見てみたい。
さて、ここから相模国に入るぞ。
小仏峠から旧甲州街道に入る。
旧甲州街道の下り坂は緩やかで、掘割や九十九折を駆使して馬も通行しやすいようにしているのだろう。
こういうところにも土木技術の歴史を感じる。
馬や人が喘ぎながら小仏峠を、武蔵国を目指し坂を上っていく姿を幻視する。
うーん、やはり旧街道はいいね。
人気もなくツツドリの囀りが耳に心地よい。
ここを中峠というようだ。
面白い可憐な花を付けている。
ボーイスカウトの一団とすれ違った。
ここが底沢のようだ。
補修工事中のようだ。
コースを逸れるが、近いので寄り道してみよう。
この地に生まれた照手姫はここで髪を梳かしていたようだが、今は髪を梳かせるほどの水量はないようだ。
この辺りは「美女谷」という地名があるが、これも照手姫に由来するそうだ。
秘湯の美女谷温泉も近くにあるが、日帰り入浴は止めてしまったようだ。
ここに小原一里塚があったそうだが、中央自動車道が出来る際に無くなってしまったようだ。
少し東にコースを逸れると、秘湯の弁天島温泉があるようだ。
うーん、これは素晴らしい。
街道を遥々辿ってきた往時の役人たちもここに逗留したのだろう。
屋根裏は養蚕部屋になっている。
せっかくなのでバリエーションコースを辿ろう。
車道を離れる。
少し藪っぽい。
あまり歩かれていないようだ。
ここで城山から下ってきた道と合流しているようだ。
パッと見ただけでも4匹の猫が気持ち良さそうにお昼寝中であった。
あまり猫は好きじゃないが……寝てる分には可愛いな。
このコース中一番辛いところだ。
嵐山が見える。
相模湖駅に向かう。
下流側から堤体を望めないのが残念だ。
中々年季の入ったゲートだ。
相模湖大橋が見える。
眼下に発電所とその先に奥高尾の山稜が見える。
質実剛健という感じだ。
昭和竣工のコンクリートの風合いを感じさせてとても良い。
西洋の外回廊を思わせるモダンなアーチが連なっている。
交差点で右折し、相模湖記念館に寄り道する。
相模ダムのダムカードを入手。
道沿いにレストランがあったので、ここに入った。
わかさぎ定食を食べた。
昭和レトロな感じのレストランだった。
相模湖がよく見える。
ボートレジャーなどで賑わっている。
ここをゴールとした。
そのまま中央本線に乗り、帰路に就いた。
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