2016年5月3日火曜日

              

関東ふれあいの道(東京)『No.05鍾乳洞と滝のみち』

2016/05/03(火)

名前のとおり鍾乳洞と滝を巡るコース。
見所が大変に多く、内容としては関東ふれあいの道でも屈指だが、富士見台への上り下りが悪路で、険しすぎるのが難点。





















上養沢バス停に到着。
バスは大変な混雑で、武蔵五日市駅からは臨時バスが何台か出ていた。
途中の秋川国際マス釣り場で降車する乗客が多かった。
皆釣りに来たようだ。















少し歩くとすぐに大岳鍾乳洞入口に着く。
コースは右だが、せっかくなので三ツ合鍾乳洞に寄り道しよう。
直進する。
















坂を下っていくと三ツ合鍾乳洞入口に着く。
右の道に入っていく。

















10分ほど坂を上っていく。
ウォーミングアップにはちょうどいい。

















三ツ合鍾乳洞に到着。
……が、入口にトラロープが張ってある。
営業していないのか?と思っていると「三ツ合鍾乳洞」の文字の入った軽トラックがやってきて媼が車を降りた。
どうやら管理人らしく、これから鍾乳洞を開けてくれるようだ。
良かった。













見学料を払い、いざ入洞。



















洞内は狭く、中腰にならないと進めない。
内部はひやりとしている。

















狭い階段を上り下りする。
ザックは置いてくれば良かったな。
邪魔だ。

















こんな空間が何万年もかけて自然に出来たというのだから凄いものだ。

















どうやら出口のようだ。



















脱出。



















岩壁を登ったところに露出した鍾乳石があるそうなので、行ってみる。


















天然のお堂のようになっているところに祠が祀られており、天井の明かり窓から陽が差し込み、鍾乳石を照らし出していた。
これは幻想的な光景だ。






















三ツ合鍾乳洞を後にし、コースに戻ってきた。
今度は大岳鍾乳洞を目指す。

















初めのうちは清涼な沢沿いに緩やかに上っていく爽快な道だ。


















少しすると採石場が現れ、埃っぽい砂利道に変わる。
道がなくなったと思ったら、どうやら正面のロックシェッドを潜るようだ。

















ロックシェッドを抜けると次は左手にキャンプ場が現れる。


















大岳鍾乳洞に到着。
こちらの方が客で賑わっているようだ。

















見学料を払い入洞。
ここでは受付にザックを預け、ヘルメットを貸してもらった。

















いきなり洞内分岐だ。
コース順序が決まっていて、まずは右手に進むらしい。

















う……狭い!
これは三ツ合鍾乳洞よりも更に狭い。
中腰で進むところがほとんどで、途中、しゃがみ歩きでかなり頭を低くしないと進めないところもある。
年配の人や太った人では通れないようなところがある。














滑らかな岩肌に何かキラキラ輝いている。


















これは、凄いな。



















水草か苔の類だろうか。
こんな陽の光も届かない地底にも植物が生えているとは驚きだ。

















高い天井だ。
何処か教会の聖堂を思わせる神秘的な造形だ。
























距離もかなりある。
地球に飲み込まれ、その内臓の中を這いずり回っているような気分だ。
実際、グロテスクとも取れる奇々怪々な岩肌の造形は内臓を思わせる。
















出口だ。
思いの外疲れた。


















さて、次は大滝を目指す。
採石場を過ぎたので、再び沢沿いの歩きやすい舗装道に戻った。

















案内板のある広場から先は山道になる。


















美しいところだ。
沢を渡渉するところで顔を洗うと冷たくて気持ちいい。

















大滝に到着。
三段になって飛沫を上げながら水流が落ちてきている。
豪快な滝だ。






















大滝から更に馬頭刈尾根を目指す。


















木橋を渡る。



















沢伝いに進む。
苔生した岩の間を清流が流れ、とても爽快な気分で歩ける。

















美しい道だ。



















爽快な沢を離れたかと思うと、思い出したように尾根を目指して急登がはじまる。
ここが最も苦しい。

















急登をこなし、尾根に辿り着いた。
ここで大岳山への道が分岐しているのだが、どうも天気が悪くなってきた。
しばし逡巡したが、眺望も望めなさそうだということもあり、今回はパスした。
















尾根を進んでいくと途中で眺望が開ける。
奥多摩の山々を見下ろす。
実は富士見台よりもここの方が展望が良い。
















更に尾根を進み、富士見台に到着。
東屋や案内板がある。
木々の間から富士山が見える……のだが……残念ながら曇ってしまって薄っすらとしか見えない。
せっかくここまで苦労して登ってきたのに!
コーヒーを飲んだ。

富士見台の標識がチェックポイントなので写真を撮った。











大岳山が見えた。
左手に見えるのは御嶽山だろうか。

















富士見台からつづら岩を目指す。
岩場を下っていく悪路だ。


















大きな岩壁の側を通る。
この岩壁一帯をつづら岩と言うそうだ。
ロッククライマーたちが上りに来るらしい。
















つづら岩からしばらく急な下りが続く。
下りだから良いが、上りに使うとかなり辛そうだ。

















急坂を下りてくると綾滝が現れる。
大きな岩壁の岩肌を滑るように落ちてきている。

















綾滝から先へ行くと道が分岐する。
天狗滝へ下る道へ行くと、途中で天狗滝の滝壺を渡渉する。
比較的小さな滝で勢いはない。






















天狗滝から下っていくと小天狗滝と呼ばれる天狗滝の二段目がある。
こちらの方が迫力がある。























車道に出てきた。



















集落まで降りてきた。



















都道205号に出てきた。
左折する。


















都道を歩いていくと左手に茅倉の滝がある。
これも趣き深い滝だ。

















払沢の滝入口バス停に到着。
ここでゴールなのだが、せっかくなので払沢の滝を見に行こう。

















よく整備された遊歩道を歩いていく。


















払沢の滝に着いた。
観光地化されているようで人で賑わっている。
上の方から幾段かに分けて豪快に落ちてくる滝だ。

帰りに遊歩道脇の喫茶店で昼食を食べ、バス停近くの豆腐屋でアイスクリームも食べた。

今日は鍾乳洞や滝を幾つも見れて、満喫した一日であった。

バスで武蔵五日市駅に向かい、帰路に就いた。
         

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