2014年9月14日日曜日

              

関東ふれあいの道(栃木)『No.12蔵とヤナギとコイのみち』

2014/09/14(日)

No.12は今は連絡コースとして認定対象外のコースになっている。
その理由は定かではないが、蔵の街として名高い栃木市街地を歩く。
自然歩道としての魅力はほぼないが、観光地なだけあって見所は豊富で、距離に対して時間はいくらあっても足りないぐらいだろう。
終始賑わった道を歩く。
一部は重要伝統的建造物群保存地区に指定されている。
文化や風土記を感じさせるコースの多い栃木県では、むしろメインにしても良いようなコースである気がする。



新栃木駅を背後にロータリーから西に向かって直進すると県道111号を歩くことになる。
綺麗で広い歩道に自転車道まで整備されている。












県道3号を横断して県道32号に入る。















県道32号から小路に入ると早速、重伝地区の嘉右衛門町に入る。
この道は旧日光例幣使街道であるらしい。
写真は道に入るとすぐに出迎えてくれる有形登録文化財である油屋小池傳兵衛。
明治から続く味噌蔵で、中では風情ある室内で味噌田楽を食べることができる。
ここで軽い昼食をとった。








更に旧例幣使街道を行くと、蔵の建物が散見される中、岡田記念館が現れる。
この辺りの発展に寄与したのが岡田嘉右衛門であり、町名にもなっている名家の屋敷であったそうで、今はもう使われていないが中を見学できる。
見学料金はやや高いようにも感じるが、合わせて翁島(別荘)も見学できるので、是非見学しておきたい。







栃木県で一番古い理髪店。















建物の中も実際に入って見学できる。















農耕器具なども当時のまま残っているようだ。















重伝地区の道を望む。
素朴な趣のある風景だ。














コースは巴波川を橋で渡るが、その手前で右折して翁島を見学する。














翁島。
岡田一族の一人、岡田孝一が隠居した別荘であるそうだ。













立派な庭だ。















中は落ち着いた雰囲気の内装だが、材質は実に贅の限りを尽くしていて、廊下や天井、柱に至るまで当時の最高級の木材を使用している。
案内人が色々と説明してくれるので是非聞いておくと良い。











翁島を後にして巴波川を渡る。
サギが川に降り立っていて、絵画のような素朴で美しい風景だ。













巴波川沿いに歩いていく。
蔵の街美術館に立ち寄ってみた。
善野家土蔵を利用したものだが、展示内容には興味がなかったので中には入らなかった。












巴波川沿いは蔵が建ち並び、綺麗な遊歩道が整備されている。
川には鯉が泳ぎ、遊歩道には柳の木が立ち並ぶ。












一度、巴波川から離れ堀に沿って歩いていく。
これは県庁堀と言って運河としても機能して船の荷上場等も設けられた。













旧栃木県庁。
今は県庁は宇都宮に移されたため栃木市役所別館として利用されているそうだ。
それにしてもこの建物はとても美しい。
エメラルドグリーンと純白に彩られた洋風の木造建築で、大きな窓を一面に設け、車寄せも立派だ。
出来れば中を拝見したかったのだが、休日ということもあり閉まっていた。
窓から覗いて見ると内装も素晴らしい装飾が施されていることが伺えた。
うーん、見たい!




旧県庁を後に、再び巴波川沿いに戻ってくる。
塚田歴史伝説館に立ち寄ってみた。
中では巴波川にまつわる悲話を演じる人形劇などを観覧できる。












巴波川を船が行く。
こういう観光サービスもあるようだ。














巴波川沿いに歩いていくと、No.11、No.25との分岐点に至る。
ここで車道を行き、栃木駅に向かう。













県道11号を横断する。















栃木駅に到着。
市街地に面していて、かつ両毛線と東武日光線の連絡駅なだけあって大きな駅だ。
関東ふれあいの道で立ち寄った駅ではこれまでで最大だろう。
駅前にはNo.11コースの案内板があったので、そこをゴールとした。
どこかでしっかり昼食をとる予定だったのだが、結局味噌田楽しか食べてないので空腹だったため、近くの店でピザを食べてから帰路に就いた。
         

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