2013年5月12日日曜日

              

関東ふれあいの道(千葉)『No.19-20連絡コース』

2013/05/12(日)

月日は戻り再び5月。
アジサイの時期を待つために、行川アイランド駅から鵜原駅までの連絡コースから歩くことにした。

前回森から海にやって来たわけだが、実は千葉県コースで海を見るのはこの連絡コースがはじめてだった。
(外房線に乗って来るときにも見えているが……)






行川アイランド駅に到着である。
真新しい待合室が設置されてるが、まわりに人気のない寂しい無人駅だ。













駅を出ると三叉路の山側に奇妙なものが見えてくる。














行川アイランドだ。
バブル崩壊やらの諸々の理由で閉園になった後、そのまま放置されている、廃墟マニアの間では有名な物件だ。
その名を冠しちゃった駅から超アクセスが良いので来やすいこともあり、見学に来るにはお手軽であるためか、今日もまわりを若者がウロウロしていた。
なお園内への唯一のアクセスである写真のトンネルはご覧のように厳重なフェンスで閉鎖されている。
トンネルの奥に人影が見えたのだが……巡視してる警備員だろうか?
嫌な予感がしたので見学もそこそこに先に進む。
三叉路で内陸側に逸れる国道128号と海側に行く国道128号(どちらも128号。海側は外房黒潮ラインと呼ばれている)のうち海側に歩いていく。
浜行川の集落を抜けると、やがて海が見えてきた。
海水浴場ではなく小さな港になっている。
こういう素朴な印象も海の魅力である。








道が海に背を向けると、一本の短いトンネル(浜行川隧道)の次に写真の行合トンネルが現れた。
脇に歩道トンネルが整備されてるのはありがたい。












トンネルを抜けるとそこには……
…………!(廃の気配を感じながら)
なおこの旧道の先にはかつて石造のトンネルがあったそうだ。
廃は廃マニアに任せるとして、僕はそこにかつてあっただろう道の線形を思い浮かべながら、じっと道脇の草むらを見つめたのち通り過ぎた。








川を道路と線路が並行して跨いでいた。
古き良きミニマルデザインは鉄道模型のようで趣深いものがある。













興津集落に出てきた。
ここから上総興津駅で電車に乗ることも可能だ。
駅舎を見ておけば良かったかな。












集落を後に興津トンネルを抜けて更に行くと守谷海水浴場が目の前に広がる。
よく見ると浮島に小さな鳥居が立っている。
簡単に泳いで参拝にいけそうだ。(もちろん行かなかったが)











鵜原トンネル(このトンネルも歩道トンネルがあるのでそっちを通行した)を抜けると……うわ!足元にヘビが!とぐろを巻いてる……
僕が近付いて驚いたのかコソコソ草むらに隠れてしまった。
トンネルを出た先の鵜原交差点だが、横断に少し戸惑った。
横断歩道等はないのだが、足元に何やら怪しげな地下通路が……
明かりが灯ってなく不気味すぎたので自動車の往来する道路を横断したが、本来は地下通路を使うべきなのだろう。




向台隧道を潜る。
ちなみにこの隧道の脇の草むらにも廃隧道が……あるらしい。


















国道を離れ、いつの間にかトンネルで国道を交差して海側にいた外房線を潜って鵜原駅に向かう。



















ん?関東ふれあいの道と書いてあるが……今までのコースのような木製の標識ではなく、見たことのない形状の標識だ。
しかし、この後はこの形状の標識をよく見かけるようになる。
街中だとこのタイプが多くなるようなのだが、板の向いている方向が間違っている割合が高いのであまり好きではない。
実際このタイプの標識には結構な回数騙されて迷ったことがあった。






ゴール。
鵜原駅前には案内板はなかったのだが、駅前の建物にこんなプレートが貼られていた。
こんなものを見るのは後にも先にもここだけであった。

7.1kmを1時間15分で踏破。
         

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