2013年5月26日日曜日

              

関東ふれあいの道(千葉)『No.18荒磯のみち』

2013/05/26(日)

海沿いの道かと思いきや、意外とアップダウンの多い山道が主のコースである。
序盤と終盤は勝浦の町並みの中を歩く。













勝浦駅の駅前交番の前に写真のような標識があるが、これは間違いなので騙されないように。
これに従うと大多喜街道の丁字路に間もなく突き当たるが、そこに標識はなく途方に暮れてしまう。
正解は勝浦駅入口交差点に向かって行き、突き当たりを左である。









漁協工場地帯を抜けていく。
雑然とした道だが、これも勝浦漁港の一つの顔だと思って歩く。
写真は魚市場のようだ。
フォークリフトやトラックが忙しなく魚を運んでいく。










魚市場からほどなくして漁港に出る。
ちょうどお昼時だからか人気はない。
今日は天気がいまいちだな。













八幡岬公園に到着。
高台から太平洋を眺められる。
ここの休憩所はチェックポイントなので撮影。













公園から更に小山の上に登る参道を行くと八幡神社がある。
この神社の裏手の崖が「お万の布さらし」の場所であるらしい。

















公園の展望台に登ると太平洋のパノラマが広がる。
眺望の先にこれから向かう勝浦灯台が見えた。
お万の方の像も立っていた。
さてお万の方とは勝浦城主、正木左近大夫頼忠の娘であり、本多忠勝に城が攻め落とされたときにこの崖から布を垂らし、それを伝って逃れた出来ごとがここが「お万の布さらし」と呼ばれる由縁である。
お万はその後徳川家康に見初められ、江戸城で寵愛されていたようである。





八幡岬公園を後にすると、崖をへつるような道で高度を徐々に上げて勝浦灯台を目指していく。
どうやらちょっとしたウォーキングコースになっているようで、そんな格好をした人と何度かすれ違った。










勝浦灯台に到着。
灯台の下は厳重に封鎖されていて近寄れないのは残念だが……


















良い景色が拝めたので良しとしよう。















勝浦灯台からしばらく行くと官軍塚に着く。
幕軍鎮圧のため航海中だった熊本藩船が勝浦沖で遭難したため、ここに埋葬したものである。
小高い丘になっているが、特に見るべきものはない。
ノーコメントだ。
ちなみに丘の上の隅に何故か斎藤茂吉の詠んだ短歌の歌碑が……








勝浦市街に下ってくると、勝浦市役所が右脇に見える。
と、ここで注意すべきなのはこの市役所の三叉路を左斜め後ろに折れることだ。
そのまま直進してしまうと高校の丁字路に突き当たるまで坂を下る道を行ってしまう。
戻るのが大変だ。(ちょっとうんざりした……)









急坂を下り、元の道に戻るようにぐるっと回り込むと、先程跨いだ橋の下を潜って再び海に出る。



















漁港の素朴な雰囲気の部原集落を抜けて行く。
海風が涼しくて気持ちいい。














集落を歩いて行くと、やがて小さな小道に入り(この分岐点が気付きにくかった)国道128号に戻ってくると、部原三叉バス停がすぐに見えるだろう。
ここがゴールだ。

11.2kmを2時間20分で踏破。

ウォーキングコースとしては適度にアップダウンがあり断崖の海岸線を眺めながら歩く気持ちの良いコースだが、要所要所の見所にやや魅力が少ないような気もした。
途中市街に出てしまうのが自然歩道の雰囲気に水を差しているいるような気もした。
         

0 件のコメント:

コメントを投稿