2021年7月25日日曜日

              

新・奥の細道(青森)『No.23-34連絡コース』

2021/07/25(日)

龍飛崎から三厩まで歩く。
階段国道を下ると三厩湾沿いの車道を歩くようになる。
素朴な漁村の景色を眺めながらの旅情深い道だ。














展望台から下る。
これはまだ階段国道じゃないぞ。











もとの交差点に戻ってきた。
さあ、階段国道を下りるぞ。












階段国道を下りていく。
意外と長いぞ。
しかし、完全に遊歩道だな、これは。









「おにぎり」だ。
ちゃんと国道アピールを忘れない。
そして道沿いの紫陽花が綺麗だ。










下の集落が見えてきたぞ。
しかし下りだから良いが、上りだとかなりしんどいだろうな、これ。









あ、あれ?
民家の軒先に出ちゃったぞ……












下から来た人は戸惑いそう。
竜飛崎から崖下の集落を直接結ぶ道は、本当にここしかないのか。
もちろん迂回してくれば他にも道はあるだろうけど……








階段国道を見上げる。
まるで要塞のような崖を雷光形に登っている。











ここから海沿いの国道を三厩湾に向かって南下する。











奥谷旅館だ。
小説「津軽」で太宰が宿泊した旅館とのこと。
風情あるなあ。
いまは宿泊はできないが、中を見学できるようになっている。








太宰文学碑。
ここは、本州の袋小路だ。読者も銘肌せよ。諸君が北に向つて歩いてゐる時、その路をどこまでも、さかのぼり、さかのぼり行けば、必ずこの外ヶ浜街道に到り、路がいよいよ狭くなり、さらにさかのぼれば、すぽりとこの鶏小屋に似た不思議な世界に落ち込み、そこに於いて諸君の路は全く尽きるのである
と有名な一節が刻まれている。

海沿いの道を歩いていく。
ときおり素掘りの隧道が道沿いに見られる。
この崖下の道は、かつては人が通るのもやっとの悪路であったが、苦労の末にこうして車道を通し、後年に改良もされている。
こうして不自由なく道を歩けるのも、先人たちの血の滲む苦労があってのことだと忘れてはならない。



年季の入っていそうな落石覆いだ。良いね。











途中から素掘り隧道に。
かっこいい!












次はカマボコ形の覆工コンクリート。
掘り下げて道を平らに改良したような跡が分かる。









良いねえ。
「道を切り拓く」というのはこういうことを言うのだろう。











そして道沿いの僅かな土地にこうして漁村が今も息づいている。











そろそろ何処ぞでお昼でも……
ここはライダーで一杯みたいだな。












ここは空いてるみたいだぞ。
旅館で昼は食堂もやっているようだ。










歩き旅なのでお酒も飲んじゃう。
ああ旨い。












霧に包まれた竜飛崎を離れ、三厩の町が近付くにつれて晴れてきた。










ゴール。
ここがNo.34コースの起点になる。
三厩の地名の由来でもある厩石が目印だ。
さて、今回の旅はここまで。
三厩駅まで歩こう。













結構駅まで遠いな……
日差しも出てきたので…あ、暑い……










三厩駅に到着!
津軽線の最果て、下北半島最北の駅である。











しばらくすると列車がやって来た。
津軽鉄道の深郷田駅で降りて以来、3日ぶりに見る列車は頼もしく見えた。








津軽線の車窓から見る津軽の夏の景色は郷愁を誘った。












余談だが、このあと青森で一泊し、待望の津軽ラーメンを食べた。
個人的には写真の「まるき」のラーメンが素朴ながら深い味わいで一番好き。
また食べに来たいなあ。
         

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