鼠坂から石老山に登り、また鼠坂に下ってくる周回コースだが、No.4コースと繋げるためには石老山から篠原に下るバリエーションコースを往復しなければならないので、結構苦しいコースだ。
顕鏡寺の参道が特に素晴らしく、コース名のとおり奇岩怪石の間を抜けていく道で目を楽しませてくれる。
石老山山頂からの眺望も良い。
本ルートを辿れば帰りはプレジャーフォレスト内のうるり温泉に浸かって汗を流せるのも良い。
国道412号から狭い路地に入る。
すると県道517号に出てくる。
少し西に歩くとすぐに分岐点で、時計回りに周回する場合はここで左折する。
この辺りに鼠坂の関所があったそうだ。
石碑もあるらしいのだが……気付いていなかったのでそのまま素通りしてしまった。
すぐに緑の多い長閑な雰囲気になる。
ここを再び左折。
九十九折にすぐに右折する。
あれ、もう山道なのか。
と思ったら林道を横断する。
樹林の中を歩いていく。
放置されると藪になりそうなところだ。
特に上るような感じでなく、どちらかと言うと下り基調な穏やかな道だ。
どうも石老山の裾野を巻いているような感じの道のようだ。
轍のある林道に出てきたと思ったら、すぐに左折して山道に逃れる。
沢に降りてきたようだ。
橋を渡る。
また林道に合流した。
アザミが咲いていた。
何だ、また集落に降りてきてしまったな。
この近くにはバス停もあるので、石老山に登るののみが目的のハイカーはここまでバスで来た方が良さそうだ。
ここから顕鏡寺の参道になるようだ。
広小路という総門の跡地を抜ける。
樹林の中に入ると石畳の道になる。
おお、これは良い雰囲気だ。
苔生した巨岩の間を抜けていくような道になる。
滝不動。
天然の岩屋で、かつては沢から滝が落ちていたそうだ。
屏風岩の脇を歩く。
仁王岩の間を抜ける。
うーん、巨岩がゴロゴロしていて原始的というか、何とも雄々しい雰囲気だ。
じっくり時間をかけて歩きたい道だ。
野趣溢れる参道だ。
頭上にせり上がる巨岩。
手前に力試岩と男岩。
奥に文珠岩。
かつての参拝者たちも、こうして奇岩怪石を眺めながら参道を歩いたのだろう。
石階段を上ると大きな蛇木杉が見えてくる。
顕鏡寺本堂。
参拝した。
岩窟。
この寺を開創した道志法師が住居にしていたそうだ。
こんなところに住んでいたのか……
雪ノ下の小さい可憐な花が沢山咲いていた。
石老山山頂に向かって更に上っていく。
まだ奇岩怪石巡りは終わっていない。
右手にあるのが吉野岩。
飯綱権現神社。
覆い被さるようにオーバーハングした巨大な岩がせり上がっている。
擁護岩というそうだが、石老山でも最も大きい岩のようだ。
途中にある八方岩からの眺め。
北、北東、東、東南、南、南西、西、北西の八方が見えるとのことだが、東南の一方しか見えない。
八方岩を過ぎると巨岩も無くなり、穏やかな道になる。
融合平見晴台に到着。
相模湖が見える。
その後も比較的穏やかな道だ。
ペース良く上っていく。
最後に木階段を上る。
石老山山頂に到着。
山頂は小さな広場になっていて、ちょうどお昼を食べるハイカー達で賑わっていた。
僕も休憩にアイスコーヒーとフルグラ、ビーフジャーキーを食べた。
夏は冬より食欲がなくなるので、スニッカーズの代わりに今回から持参した。
いずれも軽い食感で食べやすい。
石老山山頂からの眺め。
丹沢の大室山の右手、雲の上に少し富士山の山頂が見える。
うーん、惜しい!
山頂を後にし、稜線を下っていく。
バリエーションコースとの分岐点に到着。
うーん、またここまで上り返してくることを思うと憂鬱だが、仕方ないな。
初めのうちは比較的穏やかに下っていく。
小さな広場に金比羅宮があった。
徐々に急な荒れた坂になる。
また滑りやすく、二度ほど転倒して尻餅をついた。
これは上りは辛そうだな。
車道に降りてきたようだ。
沢沿いに坂を下る。
県道518号に出てきた。
少し南に歩くと篠原バス停に着く。
ここがNo.4コースの起点だが、バスの本数は極端に少なく、実質乗合タクシーしか当てにできない状況のようだ。
こういう交通不便なところは群馬県以来だ。
さて、先ほどの分岐点まで戻ろう……
うう……すでに歩いた道を上り返すことほど辛いことはない。
ふうふう……まだか!
心身共にここ最近では一番しんどい上りだ。
今日三度目の麓から山頂への上りともなると流石に疲労する。
すぐ間近でツツドリが鳴いて応援してくれていた。
分岐まで戻ってきた。
思わず座り込み、水筒に残っていた水を一気飲み。
疲れた。
鼠坂に向かって下る。
長い木階段を下っていく。
野茨が咲いていた。
急な岩場を下る。
ヤマツツジがまだ咲いていたが、もう花期は終わりだろうな。
少し上ると大明神展望台に出てくる。
相模湖を見下ろせる。
天気予報の通り午後になって曇ってきたな。
早めに出発して正解だったようだ。
関東は明日にも梅雨入りするようだ。
曇ってきたこともあってか、少し陰鬱な雰囲気の道を下る。
下っていくと再び岩のゴロゴロした感じになる。
少し道が判然としないところもある。
車道に出てきた。
キャンプ場を抜ける。
県道517号に出てきた。
坂を下っていく。
集落に降りて少し歩くと来た道に合流する。
プレジャーフォレスト前バス停に戻ってきた。
ここをゴールとした。
プレジャーフォレストの中にあるうるり温泉で汗を流し、少し遅い昼食もとった。
バスで相模湖駅に向かい、帰路に就いた。
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