2014年5月6日火曜日

              

関東ふれあいの道(栃木)『No.32昔をしのぶ古墳のみち』

2014/05/06(火)

ゴールデンウィークの振替休日を利用して歩いた。
コース自体は古墳を巡る地味なものだが、途中の笠石神社で見る那須国造碑や那須神社など、この地域の歴史を目で見て肌で感じることのできる道だ。











なかがわ水遊園から出発し、No.31と別れ、田園地帯の中を歩いていく。
昨夜の雨で路面がまだ濡れていて、空も厚い雲に覆われているが、このあと次第に晴れていく予報だ。












しばらくすると上侍塚古墳に到着。
松林に覆われて判然としないが、こんもりとした丘状になっている。
水戸光圀公が発掘調査を命じ、復旧の際も松を植えたりして処置を施したそうだ。
周囲を少し散策してみたが、特に何もない。










国道294号に出て来ると、道脇に大田原市役所歴史民俗資料館、なす風土記の丘資料館がある。
一応見学した。












資料館の目の前には下侍塚古墳がある。
上侍塚古墳よりは一回りほど小さいようだ。
ここの解説板がチェックポイント。













下侍塚古墳の背後には侍塚古墳群の小さな古墳がいくつか確認できる。
この辺りが古代の主要な地域であったことが伺える。












国道から県道343号に入るとすぐに笠石神社がある。
ここでは社務所の人にお願いすると那須国造碑の解説を受けられ、その後御神体となっている那須国造碑の実物を見せてもらえる。
30分と少々長い解説に少し辟易もするが、那須国造碑は一見の価値ありだ。
その碑文の内容は書道史、歴史的にも非常に貴重なもので、国宝指定されている。
日本三大古碑の一つであり、1300年以上も前に造られたものであるにも関わらず、非常に良好な保存状態で、かつ書体が現在でも使われているものと同じようなものであることに歴史の偉大さを感じ、感動した。


更に田園地帯を歩いて行く。
途中に威徳院極楽寺があった。














そのすぐ先に天神宮がある。
寺の一部なのに菅原道実が祀られていて、鳥居が立っている……?
神仏混淆なのだろうか。よく分からない。












シャガの花が咲いていた。















道端にオオアラセイトウの花が沢山咲いていた。














更に田園地帯の中を歩く。















小さな水路の脇を歩く。















ようやく晴れてきたようだ。
澄んだ空が水田に映り込んで美しい。














広い舗装道に出てきた。















すぐに道を逸れて小高い丘に登る。
牛小屋の脇を通る。













広い草原の中を進む。















更に歩いていき、ゴール手前に那須神社の参道が現れる。
並木道が壮大で美しい。













豪華に彩られた楼門。
県指定文化財だ。














拝殿。
対照的にこちらは寂びれた趣のある佇まいだ。














本殿の後ろに金丸塚という塚があった。















那須神社の隣に道の駅那須与一の里がある。
ここがゴール。
ここのレストランで昼食を食べようと思っていたのだが、少し時間が遅かったようですでに終わっていた。











道の駅の近くにある八幡神社前バス停から西那須野駅まで行ける。
ここから帰路に就いた。
         

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