2022年9月17日土曜日

              

新・奥の細道(秋田)『No.30羽州街道と授子安産のみち』

2022/09/17(土)

山の中の古刹を巡る。
神秘的な雰囲気を心ゆくまで味わうことができるコースだが、道はやや荒れているので注意。














9月の旅の始まり。
羽後境駅から歩いてコースの起点までやって来た。










コース起点のすぐ側に唐松城がある。
安倍一族である境講師官照がこの一帯を支配しており、後に唐松城野合戦の舞台ともなった。
そのような言い伝えをもとに建設された……とあるので、歴史的建造物というわけではないようだ。
この日は何やら演歌のイベントの準備が行われていた。



コースに戻って少し歩き、今度は唐松神社へ。











唐松神社。
春日造の立派な屋根が目を引く。
拝殿と本殿が一棟に収められている珍しい様式だそうだ。
戦前までは授子安産を祈願するため全国から参拝者が集まったらしい。






羽州街道に出てきた。












良い雰囲気の街道だ。












奥羽本線の踏切を渡る。












一度国道に出る。












すぐに国道を横断して脇道に入る。











しばらく静かで気持ちのいい林道が続く。
口笛でも吹きたい気分だ。










初秋の木漏れ日が綺麗だねえ。












少し空が開けた。
暑い。











この辺りが峠のようだ。
東屋があった。











東屋からの眺望。
うーん、木々が邪魔であまりよく見えない……














突き当りを右へ。












林道を下っていく。














標識はないが、多分ここが分岐だと思う。
ここから白糸の滝に降りる。










山道を下る。
眼下に池が見える。











標識。
ここで合っていたようだ。











溜池の堰堤に出てきた。












道の続きは……この藪の中か?
棘のある藪のようなので、この季節に流石に入っていく気はしない。
林道に戻ろう。








白糸の滝に行くには……こっちか。
危うく分岐を見落とすところだった。









林道もここはあまり使われていないようだ。
下草が伸び放題である。










コースに合流した。
まずは白糸の滝を見にいこう。











沢沿いに林道を進んでいく。












滝不動の境内へ。












神秘的な雰囲気だ。
山伏の修行の地だったというのも頷ける。










白糸の滝の隣にお堂がある。
参拝。











白糸の滝。
時期的なものなのか、水量は少ないようだが、岩肌を舐めるように落ちてくる水流は美しいものだ。
しかし、上から降りてくる道は一体どこにあるのだろうか。
無理やり山の斜面を下っても来れないこともないだろうが……





コースに戻ってきた。
峰吉川の集落を通り抜ける。
ここもかつては白糸の滝への参道として栄えたのだろうか。









再び国道に合流した。












さて、今度は高寺観世音に向かう。











峰吉川神社。












分かりづらいが、木階段がある。
ここから山道のようだ。











道は荒れている。
あまり人通りはないようだ。
そしてこの季節はやはり蜘蛛の巣が多い。
枝を振り回しながら山道を上る。








15分ほどで山頂に到着。












荒れた山道の山頂にあるとは思えない立派な山門が出迎えてくれる。










お堂も山中にあるとは思えない立派さだ。
鬱蒼とした森の中にあり、神秘的な雰囲気である。
参拝。

引き返してもう一度山門を潜ろうとすると、何と、足元に白い蛇が現れた。
白い蛇は神様の使いだと聞いているが、こんなところで遭うとは驚いた。
これは何か良いことがあるのかも。

西から登ってきたので、東側へ降りるのだが……
早速道が分かりづらい。
左の方が踏み跡がしっかりしている気がする。
左へ。







獣道のような頼りない道になってしまった。
しかも、転がり落ちるような急坂である。
これで正しかったのだろうか……








涸れ沢のようにも見えるが、多分人工的な道だろう……多分……











不安になりながらも何とか降りてきた。
標識もあるのでどうやら間違ってはいなかったようだ。









最後に高善寺に参拝。












ゴール。
続けて連絡コースを歩く。
         

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