山の中の古刹を巡る。
神秘的な雰囲気を心ゆくまで味わうことができるコースだが、道はやや荒れているので注意。
羽後境駅から歩いてコースの起点までやって来た。
安倍一族である境講師官照がこの一帯を支配しており、後に唐松城野合戦の舞台ともなった。
そのような言い伝えをもとに建設された……とあるので、歴史的建造物というわけではないようだ。
この日は何やら演歌のイベントの準備が行われていた。
春日造の立派な屋根が目を引く。
拝殿と本殿が一棟に収められている珍しい様式だそうだ。
戦前までは授子安産を祈願するため全国から参拝者が集まったらしい。
口笛でも吹きたい気分だ。
暑い。
東屋があった。
東屋からの眺望。
うーん、木々が邪魔であまりよく見えない……
林道を下っていく。
ここから白糸の滝に降りる。
眼下に池が見える。
ここで合っていたようだ。
棘のある藪のようなので、この季節に流石に入っていく気はしない。
林道に戻ろう。
危うく分岐を見落とすところだった。
下草が伸び放題である。
まずは白糸の滝を見にいこう。
山伏の修行の地だったというのも頷ける。
参拝。
時期的なものなのか、水量は少ないようだが、岩肌を舐めるように落ちてくる水流は美しいものだ。
しかし、上から降りてくる道は一体どこにあるのだろうか。
無理やり山の斜面を下っても来れないこともないだろうが……
峰吉川の集落を通り抜ける。
ここもかつては白糸の滝への参道として栄えたのだろうか。
ここから山道のようだ。
あまり人通りはないようだ。
そしてこの季節はやはり蜘蛛の巣が多い。
枝を振り回しながら山道を上る。
鬱蒼とした森の中にあり、神秘的な雰囲気である。
参拝。
引き返してもう一度山門を潜ろうとすると、何と、足元に白い蛇が現れた。
白い蛇は神様の使いだと聞いているが、こんなところで遭うとは驚いた。
これは何か良いことがあるのかも。
早速道が分かりづらい。
左の方が踏み跡がしっかりしている気がする。
左へ。
しかも、転がり落ちるような急坂である。
これで正しかったのだろうか……
標識もあるのでどうやら間違ってはいなかったようだ。
続けて連絡コースを歩く。
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