2022年8月18日木曜日

              

新・奥の細道(秋田)『No.34潮風と森林浴のみち』

2022/08/18(木)

笹山堤の藪が酷い。
更にコースミスをして酷い目にあった……トラウマのコースである。
笹山堤から稜線に出てからは気持ちのいい道。
最後に下浜海水浴場で日本海が眼前に広がるのが爽快である。














雄物川沿いを歩いていく。











船着場があったらしい。
雄物川が秋田の水運に貢献していた時代を偲ぶ。









県道を横断する。











前郷バス停に到着。
ここからコースを歩く。










ここからは田園の中を歩く。











谷の奥へ。











笹山堤に到着。
さて……










静かな湖面。
ここから見る分には平和そのものなのだが。
ここから地獄が始まる。








右岸の道へ。
やはり刈払はあまりされていないようである……
憂鬱だ……








もはやGPSで確認しながらでないとどこが道やら分からない。










途中、堰堤を渡って左岸に移る。
トゲのある植物が脚に絡まって痛いの何のって。
何故こんなことをしているのだろう……







ここが悲劇の始まり。
倒れてはいるが、標識を発見し、ちゃんとコースなんだと確認しているにも関わらず、標識の腕の向きをよく見ずに逆方向へ行ってしまった。
何故かって、国土地理院の地図だと逆側に破線の道が描かれていて、標識の先には道が描いてないんだもの……


コースはすぐに尾根に出るようになっているのだが、この間違った道は左岸沿いを延々と行くようになっている。
何故かどこかで尾根に登る道が現れるだろうとこの時は思っていた。
コースミスに早く気付いていれば……



いつまで経っても尾根に登る道が現れないので、結局道なき斜面を獣のように無理やり登ることになった。
本当に何をしているんだ……
しかしまあ、無理やりにでも登れる斜面で良かったというべきだろう。
尾根上に標識を見つけたときは変な笑いが出た。
一体、どこに道があったというんだとしばらく疑問だったのだが、家に帰ってからよくコースマップを見て、ようやく間違いに気付いたのだった。

藪をこいでいたさっきまではザーザー降りだったのに、尾根に出た途端に雨が上がって晴れ間が出てきた。
なんだか不思議な体験だった。
歩き旅をしていると、たまにこういうことがある。
神の与えた試練だったのだろうか?



藪に突入してから2時間かけて、ようやく車道に出てくることが出来た。
いやはや、くたびれた……








コースはまだ序盤なのだが、もう藪はないはずなので気分は晴れやかである。
晴れ間も出てきたしな。
風車の並ぶ尾根上の道を行く。







世界が祝福してくれているかのような景色だ。
太陽と青空ってのはありがたいものだなあ。








ここからまた支線の林道へ。
尾根から降りるようだ。










未舗装だが、轍がしっかりしているので問題ない。
軽快に坂を下りていく。









谷間の田園に降りてきた。
久しぶりに人間を見たな……










さて、最後にもう一つ峠を越える。










国道7号線を潜る。











羽越本線の踏切。











集落に出てきた。











海に出るぞ。











海だ……
日本海をこんなに美しいと思ったのは初めてかもしれない。
それは、疲れ果てた心身に染み渡るような美しさだった。
海は良いものだ……






下浜海水浴場を歩いていく。












海水浴場らしく海の家があったが、天気のせいか、時間のせいか、(現在時刻は17時)営業していなかった。
しかし自販機とベンチがあったので、休憩させてもらうことにした。
ああ……コーラはいつ飲んでも美味いものだ……




天使の梯子。
何か神々しいな。
明日は晴れるだろうか。
休んでいると、海の家に立てかけてあった大きな看板が風で落ちてびっくりした。
……僕じゃないぞ?













再び車道に出て、バス停でゴール。
標識もあった。










少し歩くと羽越本線の下浜駅がある。
ここから列車に乗って今日の宿に向かった。
         

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