大平薬師、新波神社などを巡る。
かなり険しい山道なので、修験者が辿ったみちというのも納得だ。
再び雨の降る中の行程となった。
なお、高尾温泉はすでに廃業している。
足早に上る。
2時間ぶりに戻ってきた。
ここから裏の参道へ。
下草は払われているが、あまり人の往来はないようだ。
山の中にひっそりと佇んでいる。
ううむ、簡素な建物だなあ。
これじゃ物置小屋みたいだ。
参拝。
見失わないように慎重に辿っていく。
気を抜いたら迷いそう。
建物が多少立派なので、これが太平薬師の本堂だろうか。
それとも、案内板に記載のあった保食神社というのがこれだろうか。
周囲に何も案内がないので分からない。
これは何だろう。
ううむ。
ピンクテープもあったし、一応、神社の参道だからな。
今日も雨か……
そろそろ人里が恋しい。
人里が近いぞ。
しかし、こうしてしっかり鳥居が立っているのを見るに、かつてはこの道も高尾山への主要な参道だったのではないだろうか。
国道が通ってから寂れたのか。
やや北よりの国道からスタートしたので、高尾山へ大迂回して降りて戻ってきた格好になる。
やはり古い街道の雰囲気がある。
やれやれ疲れたな……
拝殿の屋根を支える力士と龍の彫刻は、完成まで百日を要した傑作なのだそうだ。
藪……だよな。
雨なので当然誰もいない。
寂しい。
この辺りに分岐があるはずなのだが……やはり見当たらないので、そのまま坂を下る。
そして、ここが合流点のようだ。
やはり、かなりの藪道のようだ。
もはや誰も歩いていないのだろう。
濁ってるなあ。
それどころか、圃場整備で道自体付け替えられてしまっていて、本来の終点が何処だか見当が付かない。
恐らく消えてしまったのだろう。
近い場所を終点として、今日の宿を目指す。
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