青森県の七里長浜以来の渚歩きになる。
人気のない浜辺を歩くのも楽しいが、安田海岸の見事な地層を観るのも楽しい。
終盤は一転して森の中を歩くのも変化があって良い。
よく見ると微かに踏み跡があるな。
ここか?
勘が冴えてるね。
五里合海水浴場。
行く手の男鹿半島がいよいよ迫ってきた。
海はやっぱり良いねえ。気持ちいい!
ここから車道に復帰できそうなのだが、コースマップだとまだ先まで行くようだな。
合ってるの、これ?
車道に復帰。
ここからまた浜辺に降りるはずなのだが……
しばらく波打ち際を歩いていく。
原始の地球を歩いているような、なんとも言えない開放的な気分になる。
良いところだね、ここは。
安田海岸の地層。
約50万年前から8万年前の地層なのだそうだ。
地球の歴史のダイナミックさを感じられる。
漂着したゴミやらで荒れているが、無理やりよじ登るしかないな。
今度は山手側へ。
ここで農家のおじさんに捕まってちょっと話し込んでだ。
海とはまた違った気持ちいい道だ。
軽快に歩いていく。
すると突然、近くから老婆の断末魔のような声が聞こえて、口から心臓が飛び出るかと思った。
声がした方を見るとサギとトンビが喧嘩していた。
やめてくれよ本当……
特に見どころもない峠道だったが、もしかして古道の名残だったりしたのだろうか。
長閑な景色だ。
再び国道に出てきた。
では、これより今回の旅、最後の連絡コースを歩くぞ。
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