いよいよ青森県最後のコースである……のだが、残雪のため残念ながら途中敗退となってしまった。
コース前半は日本キャニオンを望み、十二湖の核心部でもある青池を見る、まさに観光コース。
後半は十二湖の残る湖を巡る静かな散策路である。
来る時期が早すぎれば僕のように残雪に阻まれ、遅すぎれば藪に阻まれるだろう。
5月辺りに訪問するのがベストだと思われる。
さて、早速スタートしたいところだが、スタート地点には早速にして八景の池がある。
小さな池だが、これから巡る十二湖の始まりとしては控えめで良い雰囲気だ。
嫌な予感が……
テープが張られているな……
とりあえず、日本キャニオンの展望台があるようなので、そちらを先に見にいこう。
そして……これが日本キャニオン!
白亜の山肌が美しい、凝灰岩の大岸壁である。
本物のグランドキャニオンには見劣りするかも知れないが、これは凄い景色だな。
来て良かった。
それにしても……砂埃が凄い。
目を開けているのが辛いぐらいだ。
とりあえず、行けるところまで行ってみよう。
崖、というほど険しくはないが、斜面をへつるようなところで、路肩が崩れかけている。
しかしまあ、このぐらいなら問題ないかな。
しかし、まだ残雪は続く。
日暮の池に出てきた。
大崩(山)が見える。絵画のような良い景色だ。
ここからまた山道に行くようなのだが……残雪が深くてとても行けそうにない。
ここは迂回しよう。
王池。
こちらは大きな池だ。
ここから合流できそうだぞ。
道がまるで分からん……
もう春はすぐそこだな。
沸壺の池。
この辺りはひっそりと静かな雰囲気だ。
まずは青池に向かおう。
ここまでは除雪されているようだ。
青池。
十二湖の中でも最も有名な池だ。
その名のとおり、深い青色の澄んだ水を湛えており、湖底に沈んだ樹木までもが透けて見えている。
なんとも神秘的な光景だ。
残雪で道が全く分からない……
ここで時間を無駄にしたくないので、悩んだ末、先程別れた林道を使って金山の池を目指すことにした。
ここでカモシカに出会った。
右手がもと来た遊歩道なので、このまま左手に進む。
なので、ここは左手の山道に入り、金山の池を目指す。
これが長池だ。
長池でコースと合流しているはずだが、標識は見当たらない。
静かで良いところだね。
四五郎の池の手前で右折して、広い谷地を上っていく。
振り返ると大崩が見えた。
橋を渡る。
これは駄目だ。
残雪にズボズボ足が深く嵌ってしまって、とてもじゃないがこれ以上は前進できそうもない。
牛歩でなら行けるが、それでは時間も体力もゴールまで持ちそうにない。
ここまでも結構無理してきたので、戻るのは正直憂鬱なのだが……
仕方ない、悔しいが撤退だ。
リフレッシュ村経由の方が近いが、帰りは青池と鶏頭場の池を経由して帰ることにした。
このあと、十二湖駅で買った弁当を食べて、五能線で今日の宿である不老ふ死温泉に向かった。
再び十二湖駅。
今日はいよいよ青森県から秋田県に入る。
十二湖には向かわずに、国道を直進。
ここで昨日撤退したコースと合流。
こちらからだとどこまで行けるのか、気になるが如何せん今日は時間がない……
青森県最後のコースだったのに不完全燃焼で終わってしまったが、ここからは秋田県を目指すぞ。
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