2022年4月9日土曜日

              

新・奥の細道(青森)『No.17日本キャニオンと十二湖めぐりのみち』

2022/04/09(土)

いよいよ青森県最後のコースである……のだが、残雪のため残念ながら途中敗退となってしまった。
コース前半は日本キャニオンを望み、十二湖の核心部でもある青池を見る、まさに観光コース。
後半は十二湖の残る湖を巡る静かな散策路である。
来る時期が早すぎれば僕のように残雪に阻まれ、遅すぎれば藪に阻まれるだろう。
5月辺りに訪問するのがベストだと思われる。














さて、早速スタートしたいところだが、スタート地点には早速にして八景の池がある。
小さな池だが、これから巡る十二湖の始まりとしては控えめで良い雰囲気だ。














トイレの脇から遊歩道に入る。













木階段を上っていく。












もう解けただろうと思っていた雪だが、まだ残雪があるようだ。
嫌な予感が……











進路は直進なのだが……
テープが張られているな……
とりあえず、日本キャニオンの展望台があるようなので、そちらを先に見にいこう。








展望台にはカメラを構える人が居た。












そして……これが日本キャニオン!
白亜の山肌が美しい、凝灰岩の大岸壁である。
本物のグランドキャニオンには見劣りするかも知れないが、これは凄い景色だな。
来て良かった。
それにしても……砂埃が凄い。
目を開けているのが辛いぐらいだ。














先程の分岐に戻ってテープの張られたその先へ。
とりあえず、行けるところまで行ってみよう。










ううむ、通行止めになってる理由はここか?
崖、というほど険しくはないが、斜面をへつるようなところで、路肩が崩れかけている。








とうとう残雪が進路上に現れてしまった。
しかしまあ、このぐらいなら問題ないかな。










通行止めはここまでのようだ。
しかし、まだ残雪は続く。











日暮の池に出てきた。
大崩(山)が見える。絵画のような良い景色だ。














車道に出てきた。
ここからまた山道に行くようなのだが……残雪が深くてとても行けそうにない。
ここは迂回しよう。








王池。
こちらは大きな池だ。















越口の池から王池へ注ぐ滝。












ビジターセンターだ。













そろそろコースに合流してみようか。
ここから合流できそうだぞ。










うへえ、やっぱり残雪か。
道がまるで分からん……












迷走しながらもなんとかコースに合流。











穏やかで心地よい雑木林だ。
もう春はすぐそこだな。












沸壺の池。
この辺りはひっそりと静かな雰囲気だ。














やはり残雪歩きは疲れるな。













林道に出てきたようだ。
まずは青池に向かおう。











行く手に再び大崩の威容が見えた。












広場に出てきた。
ここまでは除雪されているようだ。










階段を下っていく。













青池。
十二湖の中でも最も有名な池だ。
その名のとおり、深い青色の澄んだ水を湛えており、湖底に沈んだ樹木までもが透けて見えている。
なんとも神秘的な光景だ。














青池からは遊歩道で金山の池に行けるようであり、恐らくコースマップもそのルートを示しているのだが……
残雪で道が全く分からない……
ここで時間を無駄にしたくないので、悩んだ末、先程別れた林道を使って金山の池を目指すことにした。
ここでカモシカに出会った。




林道の分岐点まで戻ってきた。
右手がもと来た遊歩道なので、このまま左手に進む。










このまま林道を直進すると、リフレッシュ村を経由して日暮の池に戻る。
なので、ここは左手の山道に入り、金山の池を目指す。









山道を下っていくと池が見えてきた。
これが長池だ。










長池でコースと合流しているはずだが、標識は見当たらない。
静かで良いところだね。














四五郎の池の手前で右折して、広い谷地を上っていく。
振り返ると大崩が見えた。














金山の池に着いたようだ。
橋を渡る。












ううむ、これは……
これは駄目だ。
残雪にズボズボ足が深く嵌ってしまって、とてもじゃないがこれ以上は前進できそうもない。
牛歩でなら行けるが、それでは時間も体力もゴールまで持ちそうにない。
ここまでも結構無理してきたので、戻るのは正直憂鬱なのだが……
仕方ない、悔しいが撤退だ。

リフレッシュ村経由の方が近いが、帰りは青池と鶏頭場の池を経由して帰ることにした。














沸壺の池の清水が落口の池に流れていた。











撤退地から1時間30分かけて、足早に十二湖駅まで戻ってきた。
このあと、十二湖駅で買った弁当を食べて、五能線で今日の宿である不老ふ死温泉に向かった。









2022/04/10(日)

再び十二湖駅。
今日はいよいよ青森県から秋田県に入る。
十二湖には向かわずに、国道を直進。






長閑な風景の国道を歩いていくと、No.17コースの案内板が。
ここで昨日撤退したコースと合流。










この先にある松神不動の滝の方から国道に出てきているようだ。
こちらからだとどこまで行けるのか、気になるが如何せん今日は時間がない……








国道を少し行った先にある松神駅がコース終点。
青森県最後のコースだったのに不完全燃焼で終わってしまったが、ここからは秋田県を目指すぞ。
         

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