2022年4月10日日曜日

              

新・奥の細道(青森・秋田)『No.17-49連絡コース』

2022/04/10(日)

さあ、秋田県を目指そう!
鰺ヶ沢から辿ってきた大間越街道もいよいよ佳境。
いよいよ白神山地の核心部へ入っていき、海と山のぶつかる壮大な風景を楽しめる。
須郷岬の峠を越えればそこはもう秋田県である。














国道を行く。
十二湖を過ぎるといよいよ行先は「能代」「八峰」という秋田の地名になった。









まずは小さな峠を越える。













黒崎集落に入る。












白神岳登山口駅を通り過ぎる。













白神岳登山口。
いつか登ってみたいものだな。











白神岳の雪解け水だ。













大間越駅。












このまま国道を行けばトンネルで山一つ越えられるが、海沿いの大間越街道を歩いてみよう。











橋で釜屋沢を渡り、集落に入る。












五能線はまだ一緒に来てくれている。












と思ったのも束の間、トンネルへ消えてしまった。











集落を抜けると岩礁帯が続く。















集落と白神岳を振り返り望む。














何となく、千葉の外房を彷彿とさせる風景だ。
美しい。














影の浜。
海水浴場だが、まだ人気は無いな。










五能線に再会。













国道に戻ってきた。












大間越街道の象徴的な風景だ。













仲ノ澗崎。












五能線がいつの間にかあんな高いところに行ってしまった。












再び凄い岩礁地帯になった。















須郷岬の峠を越えると……
青森県に別れを告げ、
ついに秋田県に入った。








須郷岬からの眺め。
薄っすらと見えるのは舮作崎かな。














これから秋田県で度々目にすることになる菅江真澄の名前。
東北を旅行した旅行家だそうだ。
宮城、岩手、青森も辿っているはずなのだが、今まであまり目にした記憶はない。
秋田県が独自に推してるのかな?

この近くに笛滝という小さな滝があり、伝説が残っている。
滝に向かって笛を吹く男に滝の女神は心奪われ、天の秘曲を男に授ける。女神に幻惑された男はやがて石になってしまい、秘曲を伝えた女神は罰として竜にされ、十二の湖を作ったという悲話である。
菅江真澄もお気に入りの場所だったそうだが、今はアクセスが難しい。

道の駅はちもりに到着。
ちょっと休憩。











お殿水という湧水がある。
顔を洗い、喉を潤す。
昔、津軽の殿様がこの清水で喉を潤し、褒め称えたそうだ。










長閑な風景だ。














緩やかな坂を下っていくと、やがて岩館の街に着く。
ゴールはもうすぐ。











五能線の踏切を渡る。












岩館駅に到着。
ここが、秋田県最北の鉄道駅であり、また東北自然歩道の秋田県コースの始まりの地である。
時刻は11時30分で、あともう1コースぐらい歩けそうだが、残念ながら今回の旅はここまで。
先日の地震の影響で東北新幹線が一部運休になっており、山形経由で帰らねばならないためである。
ここから帰路の長い旅が待っているのであるが……
それは省略することにしよう。
         

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