2020年7月20日月曜日

              

新・奥の細道(岩手)『No.26末の松山のみち』

2020/07/22(水)

鳥越観音、浪打峠、九戸城跡など見どころの多いコースだ。
後半は疲れてしまい、寄り道を省略してしまったのが反省。
























コースの起点まで歩いた日の翌々日、計画段階から休息のために時間を空けておいたこの日に、歩き残したNo.26コースを歩くことにした。
鳥越観音の大鳥居から集落沿いに坂を上っていく。
ここも参道の一部なのだろうな。















どんどん上っていく。
今日は天気があまり良くないな。
一雨来そうだ。
















ここから旧参道の入り口のようだ。
コースは直進だが、ここまで来たのだから鳥越観音を見にいこう。

















石段を上っていく。


















天然記念物になっている宮古沢のアズマヒガン桜。
300年前から、ここで参詣者たちを見守り続けている。

















薄暗い森の中の山道になる。


















急坂を上っていくと途中まで車道で上ってきた坂と合流する。
暗いのでピンボケしてしまうな。
この辺りから雨が降り出したのだが、鬱蒼とした森のおかげでちょうどよく雨宿りになっている。















楼門を潜る。


















新道と合流してからも少しの間山道が続く。
奥の院の近くまで車で行けると思ってた人はちょっと辟易するのでは?

















お、ようやく着いたようだ。













鳥越山観音堂奥院。
崖の中腹にある天然の洞穴を利用した、珍しい懸造のお堂である。
ロケーションも相まって神秘的な雰囲気がある。
参拝してきた。




















新道の方を下ってコースに戻ると雨が上がっていた。
集落を抜けて、浪打峠に向かって歩く。

















途中に東屋があった。
展望台のようだ。











二戸市街地と街の中を流れる馬淵川を見下ろす。
意外と上ってきたのだな。
アイスコーヒーと、ちょうど正午だったので朝バナナを食べた。

















展望台を過ぎると、とうとう舗装もなくなり、なんだか寂しい道になってしまった。


















どうやら車道はここまでのようだ。
広場の奥に山道が続いている。

















九十九折を上っていく。
割としつこいぐらいに標識があるので迷うことはないだろう。
(またピンボケ)
















ここがピークだろうか。
浪打峠の直上あたりまで上ってきたようだ。
峠に下っていく。










浪打峠に到着。
別名、末の松山とも言う。
独特の地層が切り立った両側の崖に現れているが、これは交叉層や偽層と呼ばれるもので、国の天然記念物になっている。
かつてここが海中だった時代に、堆積物が層になってできたものらしい。
美しい景色だ。
ここもまた、昔から幾人もの旅人が歩いた旧奥州街道である。
















紫陽花の咲く坂道を下っていく。
良い時期に来れたようだ。

















山下水。
明治天皇が東北巡幸の際に浪打峠で休憩したときに飲まれたそうだ。
この辺りは湧水も豊富で、豊かな山なのだろう。
















広い車道に合流した。
末の松山トンネルが見える。

















ちょっと休憩。
疲れた……

















ここにも湧き水が。
桜清水というらしい。
何でも日向国(宮崎県)の新作という者が旅人の安全を祈願して建てた地蔵尊が側にあるのだが、なぜそんな遠方の人がこんなところに?
旅の途中でこの湧き水に救われたのだろうか。














ようやく街中に入る。


















コース分岐点だが、まずは九戸城跡へ向かおう。


















しばらく歩くと九戸城跡に到着。
しかし城跡というのはやはりよく分からないな。
ただ原っぱが広がっているようにしか見えない……
しかも二戸にあるのに九戸城とは、ややこしい……
ところで、コースマップも案内板も九戸城から姫五輪(御明堂)に至る道があるように描いてあるが、標識もなければそのような道も見当たらない。
恐らくだがこれは誤記で、九戸城跡と姫五輪はそれぞれ往復する寄り道なのではないか?
標識が分岐しているのを見るとそんなような気がする。










そして、とうとう雨が降り出してしまった。
何せまだ梅雨明けしていないので、こんなこともあろうかと傘を持ってきていて良かったのだが、すっかりやる気を削がれてしまった。
何だか疲労も蓄積しているので姫五輪には寄り道せずに、そのままコースを進む。















白鳥川を渡る。


















広い県道に出てくる。
近くに六弁の梅という名木があるらしいが、花期は過ぎているだろうからこれもパスする。
少し西へ進んでから県道を横断して坂道に入る。















薄暗い森の中の坂を上っていく。


















開けたところに出てくると雨も上がった。
この辺りが陣馬平のようだ。

















ここは左折。
それにしても姫五輪以来、標識を見ていない。

















県道を西へ歩いていく。


















市街地に近付いてきた。
ここを右折して一度県道を離れる。

















コースマップによれば、再び県道と合流するこの地点が終点らしいが、標識も何も見当たらない。
終盤になって突然やる気がなくなってしまった感じがする。
まあ、ともかく歩き残したコースを踏破した。
続けて連絡コースを歩く。
         

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