2017年1月4日水曜日

              

新・奥の細道(福島)『No.02関山を通って和泉式部を偲ぶみち』

2017/01/04(水)

案内板がなく、標識もほとんどない。
あっても壊れているものばかりで、きちんと整備してほしいと感じた。
関山の周辺は雰囲気も良いが、その後ゴールまでは見所も少なく面白くない。























スタートからコースの存在を示すものが全くないのだが……
コースマップを見ながらとりあえず進んでみる。

















あれが関山だろうか。




















歩き初めて、初めて道端に標識を見つけた。
文字は汚れて読めず、力なく後ろに倒れ掛かっていて、もはや死に体のようだが。
















関山に向けて上り坂が始まる。
と言っても林道を兼ねた登山道のようで、ほぼ頂上まで車道を歩いていける。

















かなりの急坂だ。
開けた雰囲気で、晴れていればそれなりに気持ち良さそうな道だ。

















また標識の死体が……
これではどちらへ行けば良いか分からない。

















関山山頂の満願寺に到着……すると、僅かに晴れ間が現れ、陽が差すのと同時、空から白い綿毛のようなものが落ちてきて、頬に触れた。
冷たい……雪だ。
満願寺の本堂を背景にハラハラと雪が舞い始めた。
何とも粋な演出ではないか。
天気が悪くても、こんなこともあるのだな。
厳かな気分で参拝した。












関山山頂からの景色。
晴れていれば那須連峰が見えただろうか。
今回もアルコールストーブでコーヒーを沸かす。
……!
何と今回はあっという間に沸騰したぞ。
やはり風防を調節して風の通り道を作ってやるのが重要だったのだ。
これで目標だった30mLのアルコールで200mLのコーヒーを沸騰させるという目標を達成した。
しかし沸騰したマグカップを持とうとしたらパックタオルを焦がしてしまった。
ここはまだ改善の余地があるね……










関山を下る。
下りは完全な登山道だ。
狭い道だが、ここも晴れていれば良い雰囲気だと思う。
















植林地を抜ける。



















麓の集落に降りてきたようだが、相変わらず標識が無い。


















お、初めて用を成している標識が。
だいぶ草臥れてはいるが。
後ろにあるのはおくのほそ道自然歩道の標識だ……
これはかなり古いものだろうな。
















しばらく長閑な田園風景が続く。
この辺りは里山の麓の田舎情緒のあるところだ。

















硯石磨崖三十三観音。
ここから関山に向けて別の登山道が有り、満願寺への参道であることから磨崖仏が彫られているようだ。
















橋を渡る。
うーむ、とうとうポツポツと雨が降り出してしまった。
雪だったらまだ情緒もあったのだが。
















和泉式部庵跡を見に少し寄り道する。
和泉式部が父の見舞いへ帰郷する道中、士族が蜂起して先へ進めなくなったために草庵した跡らしい。
今は碑と井戸が残っているのみだ。















コースに戻り、県道を歩く。
途中、峰全院に寄る。
参拝してきた。
峰全院の周囲には2本まともな標識があったが、その後はまた無くなってしまった。















雨が上がり、少し晴れ間も見えてきた。
この後、少しコースミスをした。
コースは県道がクランク状に曲がるところで右折して県道を離れる。
標識がないと分からんよ……















全然関係のない案内に流用されてるし……
色々と酷いな。

















総合運動公園を抜ける。
「放射線量測定中。長時間の運動は避けましょう」なんて看板があってちょっとギョッとする。
原発から離れていてもやはり福島県なのだな、と実感する。
まあ看板に書いてある数マイクロシーベルト程度じゃ人体に影響なんてあるはずもないのだが。
そんな細かい数値まで測って、却って不安を煽るだけではないのか。














住宅地を少し歩くと、今度は白河関の里を抜ける。
コテージなどがあるキャンプ施設のようだが、オフシーズンなので当然閑散としている。

















白河関の里を抜けて歩いていく。
何とも寂しい感じのところだ。


















また田園地帯に出てきたようだ。



















白鳥の大池に到着。
ちょうど今が冬鳥のシーズンなので、お目当ての白鳥も沢山飛来してきていた。
僕が畔で撮影しているとカモと白鳥が一斉にこちらに寄ってきた。
鯉や鳩さながら何か餌でも貰えると思ったのだろうか。
こうして自由気ままな鳥を観察しているのも心が安らぐ。
しばらくすると何もくれないと分かったのか、一斉に離れて行ってしまった。













さて、もうすぐゴールなのだが、ここでようやく雲が晴れて陽が差してきた。
遅いよ!
しかし綺麗な夕暮れを見ることができた。
















梁森バス停に到着。
ゴールにも案内板は無かった。
本当にコースだったのか?

しかし何だか不思議な感じのバス停だ。
バスはバス専用道路を通ってくるらしい。
まるで駅のような雰囲気ではないか?
後で調べてみると、どうやら本当に駅の跡であったらしい。
バス専用道路はかつて東北本線の白河駅と水郡線の磐城棚倉駅を結ぶ白棚線という路線の廃線跡を走っているそうだ。

バスで白河駅に向かい、帰路に就いた。
今回はちゃんと白河ラーメンを食べて帰った。
素朴で家庭的な味で美味であった。
         

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