案内板がなく、標識もほとんどない。
あっても壊れているものばかりで、きちんと整備してほしいと感じた。
関山の周辺は雰囲気も良いが、その後ゴールまでは見所も少なく面白くない。
コースマップを見ながらとりあえず進んでみる。
歩き初めて、初めて道端に標識を見つけた。
文字は汚れて読めず、力なく後ろに倒れ掛かっていて、もはや死に体のようだが。
と言っても林道を兼ねた登山道のようで、ほぼ頂上まで車道を歩いていける。
開けた雰囲気で、晴れていればそれなりに気持ち良さそうな道だ。
これではどちらへ行けば良いか分からない。
冷たい……雪だ。
満願寺の本堂を背景にハラハラと雪が舞い始めた。
何とも粋な演出ではないか。
天気が悪くても、こんなこともあるのだな。
厳かな気分で参拝した。
晴れていれば那須連峰が見えただろうか。
今回もアルコールストーブでコーヒーを沸かす。
……!
何と今回はあっという間に沸騰したぞ。
やはり風防を調節して風の通り道を作ってやるのが重要だったのだ。
これで目標だった30mLのアルコールで200mLのコーヒーを沸騰させるという目標を達成した。
しかし沸騰したマグカップを持とうとしたらパックタオルを焦がしてしまった。
ここはまだ改善の余地があるね……
下りは完全な登山道だ。
狭い道だが、ここも晴れていれば良い雰囲気だと思う。
だいぶ草臥れてはいるが。
後ろにあるのはおくのほそ道自然歩道の標識だ……
これはかなり古いものだろうな。
しばらく長閑な田園風景が続く。
この辺りは里山の麓の田舎情緒のあるところだ。
ここから関山に向けて別の登山道が有り、満願寺への参道であることから磨崖仏が彫られているようだ。
うーむ、とうとうポツポツと雨が降り出してしまった。
雪だったらまだ情緒もあったのだが。
和泉式部が父の見舞いへ帰郷する道中、士族が蜂起して先へ進めなくなったために草庵した跡らしい。
今は碑と井戸が残っているのみだ。
途中、峰全院に寄る。
参拝してきた。
峰全院の周囲には2本まともな標識があったが、その後はまた無くなってしまった。
この後、少しコースミスをした。
コースは県道がクランク状に曲がるところで右折して県道を離れる。
標識がないと分からんよ……
色々と酷いな。
「放射線量測定中。長時間の運動は避けましょう」なんて看板があってちょっとギョッとする。
原発から離れていてもやはり福島県なのだな、と実感する。
まあ看板に書いてある数マイクロシーベルト程度じゃ人体に影響なんてあるはずもないのだが。
そんな細かい数値まで測って、却って不安を煽るだけではないのか。
コテージなどがあるキャンプ施設のようだが、オフシーズンなので当然閑散としている。
何とも寂しい感じのところだ。
ちょうど今が冬鳥のシーズンなので、お目当ての白鳥も沢山飛来してきていた。
僕が畔で撮影しているとカモと白鳥が一斉にこちらに寄ってきた。
鯉や鳩さながら何か餌でも貰えると思ったのだろうか。
こうして自由気ままな鳥を観察しているのも心が安らぐ。
しばらくすると何もくれないと分かったのか、一斉に離れて行ってしまった。
遅いよ!
しかし綺麗な夕暮れを見ることができた。
ゴールにも案内板は無かった。
本当にコースだったのか?
しかし何だか不思議な感じのバス停だ。
バスはバス専用道路を通ってくるらしい。
まるで駅のような雰囲気ではないか?
後で調べてみると、どうやら本当に駅の跡であったらしい。
バス専用道路はかつて東北本線の白河駅と水郡線の磐城棚倉駅を結ぶ白棚線という路線の廃線跡を走っているそうだ。
バスで白河駅に向かい、帰路に就いた。
今回はちゃんと白河ラーメンを食べて帰った。
素朴で家庭的な味で美味であった。
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