2015/12/26(土)
関東ふれあいの道も平成27年は歩き納めとなる。
牛伏山と小梨峠に登るが、ほぼ全て冗長な舗装道でコースとしてはあまり面白味はない。
また、標識の不備が多くコースマップを睨みながら何度もコースミスしそうになった。
見所は序盤に集中している。
しかし、牛伏山からの下りと小梨峠への上りでは眺望が得られて開放的な気分になる。
馬庭駅に到着。
まずは馬庭念流道場に向かう。
コースを逸れて少し北上すると案内標識があるので従って進むと写真の立派な門が現れる。
400年以上の歴史がある剣道の流派の道場であるそうだ。
また、この辺りは馬庭城址でもあるそうで、ちょうど道場の一帯が本丸であったようだ。
コースマップではここに案内板があることになっているのだが、探しても見つからなかった。
コースに戻る。
踏切を渡る。
鏑川を橋で渡る。
大きな川だ。
妙義山と浅間山が見える。
河川敷の自転車道を歩く。
上信電鉄を潜る。
牛が居た。
多胡碑の標識に従って歩いていくと公園があり、その一角に多胡碑の保管されている建屋がある。
どうもまだ時間が早かったようで、ライトが点かないので刻まれた文字が見えづらい。
多胡碑は日本三大古碑の一つで、書道史と歴史を物語るものとして価値のあるだ。
栃木県No.32コースで見た那須国造碑もその一つである。
ガラス越しにしか見れないのは少し残念だ。
すぐ近くに多胡碑記念館があるが、こちらも時間が早くまだ開館していなかった。
コースに戻ると開けた田園地帯に出てきた。
再び踏切を渡る。
国道254号に出てきた。
矢田バス停がある。
国道はそのまま横断する。
近くに代官屋敷があるらしいのだが中々それらしいものが見つからない。
しばらくウロウロしてしまったが、標識の左手の写真の箇所が入口のようだ。
せめて何かしら指し示す標識があると良いのだが……。
上の写真の道を入ると左手に立派な門が見える。
これが代官屋敷のようだが、今なお民家として使われているようで見学は出来ない。
用もないのにあまり門の前でウロウロするのも失礼なので、写真を一枚撮って退散した。
県道41号に出てきた。
交差点を左折して県道を歩く。
上信越自動車道を潜る手前で右折すると天久沢馬頭観音があるようなので、寄り道する。
上信越自動車道を陸橋で横断すると高台に公園がある。
その中に入ってみる。
公園からは上毛三山が眺望できて意外にも良い展望台になっている。
公園の遊歩道を進むと天久馬頭観音がある。
ここは武田信玄が陣城としたところで、もとは愛馬の天久を供養するために建立したものであるそうだ。
参拝してきた。
コースに戻る。
右折して県道を離れる。
正面に牛伏山が見えてくる。
なるほど牛が伏せているような山容である。
しばらく平坦な道を歩くが、特に見所もなく退屈だ。
集落を抜けて牛伏山に向けて上りが始まる。
写真の標識でそのまま舗装道を直進してしまい、コースミスしたままかなり歩いてしまった。
コースはここを右折して山道に入るのだが、標識はどう見ても直進を指しているようにしか見えない。
どちらにしろ頂上には着くからコーストレースに拘らなければ良いのかもしれないが、こういうところはしっかりしてほしい。
しかしこの山道は延々と階段が続くのみであまり面白くない。
はあはあ……。
長い階段に息が上がる。
山頂近くの広場に出てきた。
休憩所の上に梵鐘があり、背後には琴平神社がある。
牛伏山山頂に到着。
この奥に何か施設があるようで少し気になっていたのだが、実は洞窟観音があるらしい。
行ってみれば良かった。
山頂付近からの眺望。
樹木が茂っていて上毛三山を一度に見渡すパノラマとはいかないが、榛名山と赤城山を眺望するには絶好の場所だ。
ここでコーヒーを一杯楽しんだ。
広場の先に行くと天狗松という立派な枝振りの松がある。
その隣に「青い山脈」歌碑がある。
僕は世代的に馴染みがないが、牛伏山からの眺望をもとに詠まれた歌らしい。
ここで一つ重大なミスをした。
実はここからそのまま道を少し下ると展望台があったらしいのだ。
そこからなら上毛三山を見渡すパノラマが得られたかもしれないのに……
惜しいことをした。
コースは林道を下っていく。
この林道は行く手の山々の眺望が良く、中々気分よく歩ける。
一際目立った山がある。
城山と言うそうだ。
林道出口はゲートが閉まっていた。
仕方ないので脇から無理矢理出る。
下り切ると再び上りに転じる。
写真の場所で左折して山道に入るようだ。
竹林に入る。
急な下り道だが、日当たりが良いので気分よく歩ける。
道端に道祖神があった。
古道なのだろうか。
舗装道に出る手前で伐採された木材が大量に積まれていてこれを乗り越えなければならない。
最後の最後で気分が悪い。
集落に出てくる。
写真の場所を左折するのだが、角の家の犬がしつこく吠えてくる。
ごめんよ……
ちょっと通りますよ……
小梨峠に向けて上りが始まる。
しばらく急坂が続き、陰気な雰囲気で面白くない。
ある程度上ると榛名山を綺麗に眺望できる箇所がある。
やはりこういう景色が望めると登ったかいがあるというものだ。
小梨峠に到着。
特に何もない峠だが、チェックポイントなので写真を撮った。
上りと同じく植林地を下っていく。
集落に降りてきた。
鮎川沿いの集落を見下ろす。
典型的な山間の集落で、こういう雰囲気は何となく好きである。
芭蕉句碑があった。
芭蕉が詠んだ句ではなく(芭蕉は上州には訪れていない)芭蕉のような自然を愛でる句を詠んだ碑ということのようだ。
案内板もあった。
県道に降りてくると上鹿島バス停がある。
ここをゴールとした。
予想よりかなり早くゴールしてしまったので、バスが来るまでまだかなり時間があった。
周囲には特に腰を落ち着けるようなところもないので、仕方なく駅に向かってバス通りを歩くことにした。
長閑で静かな集落だ。
山河も美しい。
歩いていくと土と火の里という施設があった。
営業していれば飲食店もあったようだが、残念ながら年末の休業に入ってしまったようだ。
しばらく更に先まで歩いて行ったが、バスが来たのでそれに乗って群馬藤岡駅に着いた。
八高線に乗って高崎駅に向かい、帰路に就いた。
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