2014年12月13日土曜日

              

関東ふれあいの道(栃木)『No.03高原と牧場のみち』

2014/12/13(土)

前日光牧場から方塞山、三枚石、古峰ヶ原高原を経て古峰神社に至る。
素晴らしい景色を見せてくれるコースだが、残念なことに最終バスの時間が差し迫っていることがあり、気を急きながら歩くコースとなった。
方塞山までは雪の降る中、強風が吹きつけてとても寒かった。
No.4がほぼ上り一辺倒だったのでこちらは下り一辺倒かと思っていたが、三枚石までは上りが続く。
















前日光ハイランドロッジから出発する。
残念ながら営業は11月までだが、営業していれば宿泊も出来、温泉もあるそうだ。
また時期を改めて来たい。

いよいよ雪の勢いが強くなってきた。
一度GPSを切るとスマートフォンの調子が悪くなり、悴む手で操作がまごつく。
イライラしてきた。







引き続き牧場の間を抜ける道を歩く。
雪を降らせている雲が風に乗り流れ、晴れ間が見えてきた。













しかし何とも壮絶な景色だ。
まさか今日、雪景色の牧場を見に来ることになるとは思わなかった。
これから登る方塞山が見える。












牧場を横切り、牧柵に沿った山道に入る。
ここはアップダウンが多くて少し辟易する。














前日光ハイランドロッジを振り返る。















徐々に上り一辺倒になってくる。
途中に眺望の得られる休憩所があり、素晴らしい景色を見ることができる。
雪煙の上がる牧場越しに山々を望む。












引き続きの上りで辟易するが、道は歩きやすく快適だ。














この辺りの景色は本当に絶句するほど美しかった。
しかし、強風が吹きつけてとにかく寒い。













方塞山山頂に到着。
電波塔が建っている。
小休止に水を飲むと、凍りかけていた。













前日光牧場を離れ、三枚石を目指す。
しばらくはほぼ平坦な道で歩きやすい。














ツツジ平を通る。
ヤマツツジの時期に来ればさぞ美しいのだろう。













階段を上ると三枚石山頂が見えてきた。















三枚石山頂には金剛童子の祀られた巌と、その隣に岩が三枚重なったような、山の名前の由来でもある「三枚石」がある。
仏石と同じように勝道上人が座禅修行した場所だそうだ。
参拝して古峰ヶ原高原を目指して山道を降りる。
なお、ここからは古峰神社への近道が分岐しているが、険しい山道を行くようだ。







三枚石から山道を降りていくと、天狗の庭がある。
ゴロゴロした花崗岩が斜面に転がっている。
ここから花崗岩の岩が多くなってくる。












小走りで軽快に山道を下っていくと、やがて古峰ヶ原高原が見えてきた。
ちなみに今日は積雪も見越していつも履いているウォーキングシューズに装着できるチェーンスパイクを購入、持参してきていたのだが、新雪なのでグリップが利き、下り坂でも特に滑るということはなく、装着することはなかった。









古峰ヶ原高原。
ここからも古峰ヶ原ヒュッテが見えた。
ここはNo.2との分岐点で、コースはこのまま古峰神社まで下る。
また、ここはチェックポイントの案内板があったので、写真を撮った。










一度、県道58号に出てくるが、すぐに山道に入る。














No.4前半のような沢伝いの山道になる。















途中にへつり地蔵があったが、No.2でも通るので、時間的余裕のない今回はパスした。
しばらくすると山道を抜け、再び県道へ降りるようだ。












再び県道58号に出てくる。
ここからは緩やかな九十九折の坂を古峰神社までひたすら下っていく。
ときどき舗装が凍結していて転倒しそうになるが、チェーンスパイクを装着している暇はない。
この時点で16時30分をまわっている。
小走りで坂を駆け抜ける。









坂を下っているうちにすっかり暗くなってしまった。
街灯もなく、行く先が見えなくなってきたのでヘッドライトを点灯した。
しばらくすると三枚石山頂からの近道に合流した。










17時5分、バス出発10分前になんとか古峰原神社バス停に到着。
古峰神社の前の闇の中に静かにバスが待っていてくれているのを見て心底ホッとした。
こんなところに置き去りにされては絶望的だった。
新鹿沼駅に向かう間、バスには僕以外に一人しか利用客がいなかった。
バスに揺られて微睡んでいるといつの間にか駅に着いていた。
         

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