2014年12月7日日曜日

              

養老川自然歩道『湖水と山里のみち』(再訪)

2014/12/07(日)

去年、養老川自然歩道『湖水と山里のみち』で工事のため見ることが出来なかった隧道を見にいく。
高滝駅から歩いていくことにした。

















高滝湖湖畔を歩いていく。
水面が凪いでいて空と一体になったかのようだ。













途中にある眞高寺で参拝した。















前回も通った柿木台第一トンネルが見えてきた。














推定明治32年に出来たとされる観音掘りの素掘り隧道。
特に崩れた様子もなくしっかりした造りであることが伺える。












柿木台第一トンネルを潜り、そのまま去年工事で通行止めになっていた区間に入ると次の隧道が見えてくる。
これは……予想に反して観音掘りではなく円形の隧道だ。
いや、少し歪な楕円と言った方が良いか。










中に入り坑口を見てみる。
やはり丸い。














行く手の坑口を見てみる。
こちらは隧道を抜けてすぐ切通が左カーブしているので、やや歪に見えるが、やはり丸い。













今抜けてきた隧道の名称は分からなかったが、柿木台第一トンネルがあったので、さしずめ柿木台第二トンネルと言ったところか。
柿木台第二トンネルを抜けて少し歩くと小湊鉄道の線路が平行してきた。
鉄道も隧道を抜けているようだ。










永昌寺トンネルが見えてきた。
こちら側の坑口はコンクリートで固められているようだが、行く手側に観音掘りの形の光が差し込んでいるのが分かる。
永昌寺はこの隧道が潜る山の上にある。
明治31年竣工。










コンクリートの坑口にコルゲートパイプが巻きたてられている。
その先は素掘りの壁面にモルタルが吹付けられているようだが、観音掘りの特徴的な形状とは少し違う。











もう少し進むと素掘りの壁面が露出しているが、モルタル吹付けをした箇所も見受けられた。
去年行っていたのはこのトンネルの補強工事だと思われる。











よく見ると右側の路面にL型側溝が並んでいる。
左側壁面が素掘り壁面が露出しているのに比べ、右側壁面はモルタル吹付けをしたような感じがする。
右側壁面が主に補強されているようだ。










反対側の坑口。
こちらはコンクリートによる補強はされていないが、やはりモルタル吹付けのような跡がある。













月崎駅に着いた。
この後、梅ヶ瀬渓谷に向かった。
         

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