2014/07/26(土)
真夏の照りつける太陽のもと歩いた。
二宮尊徳が役人を務めた桜町陣屋跡や古刹の専修寺を訪れるが、広大な田園の広がる真っ直ぐな道を直射日光のもと歩いたのが苦しかった印象が強い。
ゴールする頃にはもうグロッキーだった。
真岡駅から出発。
狭い路地を通っていく。
五行川まで来た。
ここでNo.18コースと別れる。
前回歩いた川沿いのサイクリングロードの続きを歩いていく。
今日は快晴である。
市街地を抜けたので川がより映える。
サイクリングロードを歩いていると何やら祭囃子が聞こえてきた。
なんとちょうど神輿が担がれて橋を渡るところであった。
何の祭りだろうか。
人家も疎らになってきた。
しばらく歩いていくと川沿いのサイクリングロードから離れる。
しばらく退屈な道を歩く。
静かな田園地帯を歩くのは良いが、日影がなくて……あ、暑い……
行く手に磯山という低山が見えてきた。
単調な道に飽きてきたので磯山に登ってみた。
歩きやすい遊歩道がつけられており、雑木林の木陰が涼しい。
また、ここには多くのハグロトンボが可憐に飛んでいてとても幻想的で美しかった。
遊歩道を進むとすぐに山頂と思われる広場に出てくるが、この辺りから旧石器時代の石器などが多く出土しており、磯山遺跡として市の指定史跡になっているそうだ。
磯山を後にすると間もなく桜町陣屋跡が現れる。
二宮尊徳が桜町の復興に努め、居住した住居を復元再生したものだ。
ここはチェックポイント。
陣屋跡のすぐ隣に二宮神社がある。
二宮尊徳の霊を祀っている。
神社の参道を抜けると二宮尊徳資料館がある。
ここでは二宮尊徳がここ桜町で行ったことなどについて説明をしてくれる。
資料館を後にするとすぐに蓮城寺という寺があるが、ここには二宮尊徳の墓がある。
県道45号を歩いていく。
専修寺裏手の林の砂利道に入る。
木陰が気持ちいい。
専修寺の境内に出てきた。
境内自体が国指定史跡であるだけでなく、数々の由緒ある建造物を擁する名刹である。
写真は重要文化財の御影堂。
親鸞聖人を祀っている。
如来堂。
楼門。
総門。
苔むした茅葺の趣深い佇まいだが、二度火災に遭った専修寺で唯一草創当時から現存している建造物だそうだ。
如来堂、楼門と共に重要文化財である。
総門の前には立派なケヤキの木が立っていた。
古刹を見守ってきた樹なのであろう。
専修寺を後にすると再び田園地帯の中を歩くようになる。
暑い……
この後、北関東自動車道を潜る。
物井という小さな集落に一度入るが、すぐに再び田園の中の真っ直ぐな道を歩く。
鹿古墳群のある地域に入っていく。
写真は阿部品八幡宮という小さな神社だが、拝殿の後ろに小さな古墳がある。
少しここの木陰で休憩していたのだが、同じように多くのアマガエルがここで日差しを避けて休んでいた。
うっかりすると踏んでしまいそうだ。
まだしばらく写真のような道が続く。
大根田集落に入ると、大きな楼門がポツンと佇んでいる。
これは長栄寺の楼門なのだが、老朽化のため最近まであった観音堂も取り壊されてしまったようで、今ではこの楼門のみが残っている。
威風堂々とした立派な佇まいの楼門なだけに往時の境内はどのようなものだったのか気になる。
五行川を渡る。
ここまで長い行程だったこともあり、なんだか随分と久しぶりな気がした。
久下田の集落に入るとその先で真岡鉄道の踏切を渡る。
もう目の前にゴールの久下田駅が見えていて、駅に直接繋がる道があったのでここを歩いてしまったのだが、これはコースミスだったようだ。
コースは少し迂回して駅に行くのだが、大して差異はないのでどうでも良いような気もする。
久下田駅に到着。
もう暑さでバテバテだ。
熱中症で倒れそうだ。
すぐに駅の自販機で炭酸飲料を一気飲みしているとちょうど列車が来たので飛び乗った。
列車内は涼しかった。
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