2023年5月3日水曜日

              

新・奥の細道(秋田)『No.12河川文化"雄物川"を訪ねるみち』(補完)

2023/05/03(水)

今年もゴールデンウィークの長期遠征の時期がやってきた。
今回は4泊5日で雄物川町から東由利町、由利本荘市を経由して仁賀保町を目指す。
特に東北自然歩道のコースが集中していて、かつ交通不便の地帯である東由利町のエリアを一気に攻略するのがメインの目的である。
そのために3月、4月は東北自然歩道から離れ、ゴールデンウィークまで待ったのだ。

さて、まず最初は途中まで歩いていたNo.12コースの続きから始める。
引き続き穏やかなタウンコースなので、気楽に始めよう。












3ヶ月ぶりに東北自然歩道に戻ってきた。
場所は雄物川町。
横手駅からバスで来る予定が、夜行バスの遅延で発車時刻に間に合わず、仕方なくタクシーでやってきた。
出鼻を挫かれた格好である。

気を取り直して……
実は前回No.12コースで見逃していたものがあるので、まずはそれを見にいこう。

これが傘杉。
通りの民家の裏庭のようなところにある。
入るところが分かりづらい。
というか軒先のようなところを歩くので、本当にここから入るのかと少し不安になる。
それはともかくとして、立派な樹である。














前回(2月)の到達点。
ここから再開だ。











市川団之丞の墓があるらしい蔵伝寺。
流浪の歌舞伎役者であったそうで、当地で岡本新内という歌を作り流行させたそうだ。








広い県道に出てきた。
ここはかつての横荘線の沼館駅があったそうだ。
この鉄道が現役であったなら、だいぶコースを歩く計画も立てやすかったのだが。







郷土資料館。
まだ開いていない。











郷土資料館の裏手の庭園に古民家が移築されている。
ちょっと寄り道して見学。










お〜。
これが無料で見られるのはありがたいね。










郷土資料館をあとにし、県道から再び市道に戻る。











分岐点。
沼の柵跡に向かおう。











沼の柵跡。












雰囲気あるねえ。
美しい並木の参道だ。









蔵光院。
後三年の役の際に清原家衡がここに立てこもり、源義家の軍を退けたと言い伝えられている。









分岐点まで戻って沼館八幡神社に参拝。
鳥が木を叩く音が気になって、しばらく木陰で休んだ。

後三年の役で沼の柵から敗走する源氏軍の馬の背で発酵した大豆が納豆の起源とされることから納豆八幡と呼ばれているとか。
新・奥の細道(秋田)『No.15雁が音のみち』の金沢柵も納豆発祥の地とされていたような……
いずれにしろ後三年の役の際に発見されたということらしい。
更に進むと案内板があった。












雄物川を渡る沼館橋。
ランガー橋ですな。











横手盆地を文化を育んできた雄大なる雄物川。
秋田市から半年かけて遡ってきたこの川ともここでお別れである。
日本の文化と歴史はやはり川と密接に繋がっていると改めて感じる。
川は良いものだ。









南の方には未だ雪を被る鳥海山が見えた。











バス停があるはずなのだが、見当たらず。
県道の交差点をゴールとした。
         

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