コース名のとおり烏帽子岳に登る。
コースの半分は山道の上、コースマップの距離でも15.9kmあるのでなかなか長いコースだ。
早めに出発して時間と体力に十分余裕を持った方が良い。
烏帽子岳はヒバやブナの天然林が美しく、また山頂から望む陸奥湾も素晴らしい。
日帰りハイキングに最適な良いコースである。
9月24日以来2度目……ではなく実は、3度目である。
理由は後述する。
ここからスタートだ。
これから登る烏帽子岳も見えている。
前方には烏帽子岳が見える。
枇杷野川についての解説板がある。
ここは左へ。
白い……もしかしてもう雪が降ったのか?
すでに何台か車が停まっている。
この地に暮らしていた浪人とその娘が居たが、ある日、父が猟に出たまま帰らなくなったため、娘は毎日この石に寄り掛かり泣いて暮らし、やがて死んでしまった、という悲話が残されている。
夜になると枇杷野川のせせらぎから「父恋し」と娘の泣く声が聞こえるのだそうだ。
左へ。
冷たい。
これは美しいな。(実は二度目だけど)
爽快な登山が楽しめそうだ。
ここから山頂に向かって急登が始まる。
そしてとうとう雪が……
と言っても大して積もってはいないのだが、落葉と相まってとても滑りやすく、急登でもあるので難儀する。
チェーンスパイクを持ってくれば良かったな……
落葉しているので見通しがとても良く、爽快だ。
ここからは多少勾配が緩く、楽になる。
ブナ林が美しい。
昔から地域の信仰を集めた霊峰だったようだ。
移築された神社は林道側にある。
晴れて良かったな〜!
これぞ登山の醍醐味!って風景を久しぶりに見た気がする。
ここは良い山だ。風景絶佳!
いつもいつも朝バナナというのもつまらないので、今日は野辺地駅の駅そば屋に売っていた弁当を買って持ってきてみた。
南蛮漬けチャーハンという少し珍しいものに惹かれた。
これが濃い味で疲れた身体に染み渡る旨さ!
いやあ、大正解だったな。
絶景を独り占めしながらのコーヒータイムは格別だ。
登山口で別れた林道の続きだが、山頂直下まで来ていた。
ここにはトイレ、避難小屋、神社がある。
神社に参拝し、トイレを済ませて先へ進む。
再びブナ林が目を楽しませてくれる。
実は先週の土曜日にやって来たとき、ちょうど無線中継所の取壊し工事中で、林道から無線中継所に向かうこの道が閉鎖されていたのだった。
その日は仕方なくそのまま林道を下り、登山口まで戻ってそのまま帰路に就いたのであった。
休工を期待して今回は日曜日にやって来たのだが、どうやら目論見が当たったようだ。
ゲートは開放されている。
(僕が開けたのではないぞ)
砕石で均された道を上っていく。
踏跡は薄い。
しかしまだ美しいブナ林が広がっている。
落葉が積もっているところは滑りやすく、慎重に歩く必要がある。
地図にもしっかり描いてあるからちゃんとした車道なのかと思っていたのだが……
雪が積もったら道が分からなくなりそうだな。
海を見ながらのスキーは爽快そうだ。
要注意。
秋とともに去りぬ。
9時に出発して現在は14時半前。
約5時間半掛かった。
ゴールに温泉があるのは良いな。
汗を流そう……と思ってホテルのフロントに向かおうとすると扉に張り紙が……
「外来入浴は当面の間お休みとさせていただきます」
な、何ィィィ〜〜〜???
温泉、入れないのか!?
ガックシ……
残念極まりないが仕方ない……
温泉、入りたかったな……
ついでにホテルまで路線バスが来ていることに気付かずに、タクシーを呼んでしまい、余計な出費が……
野辺地駅に戻り、帰路に就いた。
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