2020年11月21日土曜日

              

新・奥の細道(青森)『No.06阿闍羅行者修業のみち』

2020/11/21(土)

阿闍羅山に登る。
ハイキングというよりはスキー場として有名な山であり、道もスキー場の脇を登っていくような感じになっている。
標識がかなり不親切なコースで、コースマップを凝視しながら、迷いつつ歩いていくことになる。
そのため、何度か道間違いをしている。
山頂からは展望が開けるのだが、あいにくの天気で何も見えず、残念であった。
下山したら大鰐温泉で温まろう。













長峰駅に到着。
今回は1泊2日の旅の予定だ。











駅前にある案内板。
コースの一部がテープで隠されてるが、歩けるのだろうか。











いきなりだが、駅前の標識が間違っている。











国道に出たら標識を無視して右折、その先で国道を横断して平川を渡る。











阿闍羅山を望む。
街を睥睨する黒い山。














集落の中を進む。
標識がないが、ここを左折するようだ。













りんご畑だ。
収穫の時期ももう終わりだろうか。










観音堂があるようなので寄り道する。
ここの階段を上るのかな。











苦木長谷観音堂。
津軽三十三観音の三十二番礼所だそうだ。
参拝した。









うーん……
コースマップによるとコースはこの道を行くようなのだが……
誰も見ていないだろうが、ちょっと気が引けるな。
だってどう見ても農作業道だし……
脇に普通に迂回できる車道があるからそっちを歩こう。





高台に上ってきた。
集落を見下ろす。











りんご畑を抜けると……
右?












草刈りがされているようだが、道は……?











これか。
廃道だなあ……












すっかり廃道になっているが、もとは車道だったようだ。
藪はそんなに深くないが、歩きづらい。
途中、二度ほど獣に遭遇した。
逃げていく後姿しか見えなかったのだが……
灰色の毛並から察するにカモシカだろうか。




休耕田だ。













一部、道が崩落していたので、高巻きして迂回する。
ガードレールもあるので結構しっかりした車道だったのだな。









暗渠を渡る。













別の道が合流してきた。
廃道区間を抜けたようだ。
途中からポツポツと雨が降ってきた。









舗装道に合流した。
やれやれ。












ここも標識が間違っている。
標識に騙されてここで道間違いをして、しばらく進んでしまった。










坂を上っていく。













大鰐野営場だ。
当然だが誰も居ない。











標識がないが、野営場を過ぎた辺りで右に逸れる道に入る。
道なりに真っ直ぐ行ってしまうと行き止まりになる。
地理院地図にも記載のない道なので、コースマップをよく見ないと見逃してしまう。







ススキ原の急坂を上っていく。
どうやらこれは平成21年に休業になったあじゃら高原スキー場のゲレンデのようだ。
スキーで滑り降りるには良いだろうが、上るのは辛い。
息が上がる。






坂はどんどんきつくなる。
後で気付いたのだが、コースは途中で右に逸れるのが正解だったようだ。
道なりに来てしまった。
まあ、どうせ山頂に行くので歩きやすい道で良いだろう。







大鰐の街を見下ろす。
天気が悪いのが残念だ。











もう使われることがないであろうスキーリフト。












リフト乗場。
登りきった。
疲れた〜。










山頂にある祠。
参拝した。












山頂からは大パノラマが……!
見えるはずなのだが……
雲で何も見えない……
うう……









風雨を凌ぐためにリフト乗場に避難。
コーヒーを沸かして人心地ついた。










山頂からは舗装道を下っていく。












藪の中に標識を発見したことで、道間違いが発覚した。
上ってくる途中に分岐があったようだ。
どこだったんだろう……









森の中を下っていく。
クロスカントリーをしたら楽しそうだ。










ゴルフ場に出てきた。
風が冷たい……
頬に突き刺すような痛みが走る。
マゾヒスティックだが、冬の訪れを感じて楽しく感じてしまう。









ゴルフ場の傍らに「三番休み」という行者堂がある。
修験者が山籠りをしていた跡地なのだそうだ。









青森ワイナリーホテルが見えてきた。
少し晴れ間が見えてきて、虹も出ていた。










ホテルの渡り廊下を潜る。












大鰐温泉スキー場のゲレンデを下る。
こちらは現役のスキー場なので、営業開始する前に歩けて良かった。
大鰐の街を見下ろしながら歩く。
爽快だが、風が冷たい。














二番休み。
阿闍羅山参詣の際の休憩所があり、清水が湧いていたそうだ。










二番休みから再び山道へ。













よく整備されたハイキングコースのようだ。
安心した。










ひとしきり山道を下ると再びゲレンデに出てきた。














一番休み。
阿闍羅山参詣の最初の休憩地だったようだ。










車道に合流した。













標識に従い車道を進んでいくと茶臼山公園にたどり着く。
展望台があるので上ってみよう。










展望台から山間の平川沿いに広がる大鰐の街を見下ろす。
それにしても急に晴れてきたな。
山頂で晴れてほしかったのだが。
大鰐という変わった名前は、昔この地にあった大きな阿弥陀如来が由来で、大阿弥が訛っていつの間にか大鰐となったらしい。














阿闍羅山を眺める。
山頂の電波塔が見える。











公園の階段を下っていく。













八幡宮に降りてきた。
大きなイチョウの樹があって、地面が一面ギンナンだらけだ。
ここで車道に出られるのだが、標識もなく、コースマップも曖昧でそのまま階段を下りれば良いのか判断が付かない。
どっちもすぐに合流するのだが、迷った末に車道に出てしまった。
実は階段を下りるのが正解だったのだが……


車道に出てきた。
平川を月見橋で渡る。












大鰐温泉駅に到着。
ここがゴール。
駅前に足湯があるぞ。










駅前にある食堂でお昼にしよう。













名物である大鰐温泉もやしを使った、もやしラーメン。
あ〜冷え切った身体に染み込む〜。
ものすご〜く旨い!
素朴な醤油ラーメンなのだが、鶏ガラと煮干の出汁がしみじみ旨い……
くたくたになったもやしも変わった食感で、普段食べているもやしとは全然違う。
とにかく、ほっとする味だ……

まだ宿のチェックインまで時間があるので、駅近くの公共浴場で時間を潰す。
温泉で温まった。










本日の宿、ヤマニ仙遊館。
明治5年創業の文化財にも指定されている老舗旅館である。
泊まりたかったんだ〜。
運良く予約が取れて良かった。
それでは、また明日。
         

0 件のコメント:

コメントを投稿