阿闍羅山に登る。
ハイキングというよりはスキー場として有名な山であり、道もスキー場の脇を登っていくような感じになっている。
標識がかなり不親切なコースで、コースマップを凝視しながら、迷いつつ歩いていくことになる。
そのため、何度か道間違いをしている。
山頂からは展望が開けるのだが、あいにくの天気で何も見えず、残念であった。
下山したら大鰐温泉で温まろう。
今回は1泊2日の旅の予定だ。
コースの一部がテープで隠されてるが、歩けるのだろうか。
街を睥睨する黒い山。
標識がないが、ここを左折するようだ。
収穫の時期ももう終わりだろうか。
ここの階段を上るのかな。
津軽三十三観音の三十二番礼所だそうだ。
参拝した。
コースマップによるとコースはこの道を行くようなのだが……
誰も見ていないだろうが、ちょっと気が引けるな。
だってどう見ても農作業道だし……
脇に普通に迂回できる車道があるからそっちを歩こう。
集落を見下ろす。
右?
廃道だなあ……
藪はそんなに深くないが、歩きづらい。
途中、二度ほど獣に遭遇した。
逃げていく後姿しか見えなかったのだが……
灰色の毛並から察するにカモシカだろうか。
ガードレールもあるので結構しっかりした車道だったのだな。
廃道区間を抜けたようだ。
途中からポツポツと雨が降ってきた。
やれやれ。
標識に騙されてここで道間違いをして、しばらく進んでしまった。
当然だが誰も居ない。
道なりに真っ直ぐ行ってしまうと行き止まりになる。
地理院地図にも記載のない道なので、コースマップをよく見ないと見逃してしまう。
どうやらこれは平成21年に休業になったあじゃら高原スキー場のゲレンデのようだ。
スキーで滑り降りるには良いだろうが、上るのは辛い。
息が上がる。
後で気付いたのだが、コースは途中で右に逸れるのが正解だったようだ。
道なりに来てしまった。
まあ、どうせ山頂に行くので歩きやすい道で良いだろう。
天気が悪いのが残念だ。
登りきった。
疲れた〜。
参拝した。
見えるはずなのだが……
雲で何も見えない……
うう……
コーヒーを沸かして人心地ついた。
上ってくる途中に分岐があったようだ。
どこだったんだろう……
クロスカントリーをしたら楽しそうだ。
風が冷たい……
頬に突き刺すような痛みが走る。
マゾヒスティックだが、冬の訪れを感じて楽しく感じてしまう。
修験者が山籠りをしていた跡地なのだそうだ。
少し晴れ間が見えてきて、虹も出ていた。
こちらは現役のスキー場なので、営業開始する前に歩けて良かった。
大鰐の街を見下ろしながら歩く。
爽快だが、風が冷たい。
阿闍羅山参詣の際の休憩所があり、清水が湧いていたそうだ。
安心した。
阿闍羅山参詣の最初の休憩地だったようだ。
展望台があるので上ってみよう。
展望台から山間の平川沿いに広がる大鰐の街を見下ろす。
それにしても急に晴れてきたな。
山頂で晴れてほしかったのだが。
大鰐という変わった名前は、昔この地にあった大きな阿弥陀如来が由来で、大阿弥が訛っていつの間にか大鰐となったらしい。
山頂の電波塔が見える。
大きなイチョウの樹があって、地面が一面ギンナンだらけだ。
ここで車道に出られるのだが、標識もなく、コースマップも曖昧でそのまま階段を下りれば良いのか判断が付かない。
どっちもすぐに合流するのだが、迷った末に車道に出てしまった。
実は階段を下りるのが正解だったのだが……
平川を月見橋で渡る。
ここがゴール。
駅前に足湯があるぞ。
あ〜冷え切った身体に染み込む〜。
ものすご〜く旨い!
素朴な醤油ラーメンなのだが、鶏ガラと煮干の出汁がしみじみ旨い……
くたくたになったもやしも変わった食感で、普段食べているもやしとは全然違う。
とにかく、ほっとする味だ……
温泉で温まった。
明治5年創業の文化財にも指定されている老舗旅館である。
泊まりたかったんだ〜。
運良く予約が取れて良かった。
それでは、また明日。
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