2020年11月2日月曜日

              

新・奥の細道(青森)『No.02-06連絡コース』

2020/11/02(月)

いよいよ南部地方から津軽地方へ。
分水嶺である十和田湖を越えて日本海側へ向かう。
全て車道だが距離が長く、アップダウンもそれなりにある。
歩き終えたときの達成感は一入だ。















国道454号線。
滝ノ沢峠まで上っていこう。
写真は変わらずiPhoneSEのままだ。
カメラが結露してきた。








ロックシェッド……いや、スノーシェッドか?












滝が見えた。












国道102号に合流する。













滝ノ沢峠に到着。
青森県に帰ってきた。
平川市に入る。










本当は峠を越えて温川の辺りまで歩く予定だったのだが、予想外にコースに時間を使いすぎた。
時刻は16時をまわっている。
秋は日没が早い。
野宿するならここしかあるまい。
立入禁止になっている古い展望台がある。
雨風ぐらいは凌げるだろう。





手早くテントを設営する。
昼飯も食べてないのだが、寒いのでもうさっさと寝袋に入ってしまいたい。
とりあえず濡れた服を外に干して、朝バナナを食べて栄養補給だけして、ランタンを灯し、身体中に懐炉を貼って寝袋に潜り込んだ。
寒さでやはり熟睡はできなかったが、体を休めることはできた。
夜にはまた雨が降ったようで、断続的に雨音が聞こえていた。


2020/11/03(火)

06:00
外が明るくなってきたので起床する。
まだ空を雲が覆っているが、今日は晴れてくれそうだ。







着替えて、アルコールストーブで湯を沸かす。
昨夜食べるつもりだったモンベルのリゾッタを食べる。
一緒にコーヒーも淹れる。
少しは冷えた体が温まっただろうか。
テントを撤収して出発しよう。





国道102号線を北西に向かって下っていく。
この区間はもう少しすると冬季閉鎖されてしまうので、その前に通り抜けできて良かった。
まだポツポツ雨が降っている。
昨日の服は一晩干しただけでは生乾きでじっとり濡れたままだ。






浅瀬石川が道路脇を流れる。
dp0 Quattroも昨日濡らしてしまったせいでレンズが結露している。
















ゲート。
冬季閉鎖区間はここまでのようだ。











温川温泉だ。
本当は昨日はここに宿泊したかったのだが、コロナ禍の影響で今は北東北県外の人は受付していないそうだ。
残念。







昨日の野宿候補地だったパーキングエリア。
結果的に雨風を凌げる堅牢な壁がある展望台で正解だった。
ここまで歩いていたら日も暮れてしまっていただろう。








橋を渡る。














おお、ようやく晴れてきたぞ!
久しぶりの青空だ〜!

















平川市から黒石市に入る。














このまま直進すると虹の湖だが、ここは左折して国道454号線へ。(実は滝ノ沢峠からここまで国道102号線との重複区間だった)
iPhoneSEのバッテリーが減ってきたので充電しようと充電器に差すのだが、どうも調子が悪いのか、少しすると接触が切れてしまう。
iPhoneSEが使えないといよいよマズい。
焦って何度も接触を試みる。


虹の湖温泉。
一軒だけ宿泊のできない日帰り入浴施設があるようだ。











虹の湖トンネルを潜る。













小国集落を抜けると長い峠越えが始まる。
頑張って坂を上っていく。










お?もしかしてあれは……














津軽の心、岩木山だ!
開けた広大な津軽平野の独立峰である。
丹精で優美な山容だなあ。
これからそこに向かうぞ!














長い峠を越えて大鰐町へ。
沿道にりんご畑が犇めいている様は、いよいよ津軽地方へ来たのだなと思わせてくれる。
ゴールまではもうすぐだが、長い峠道を歩いて流石に疲れた。
道端に座り込み、自販機で買ったコーラを飲んで少し休憩した。
充電器は騙し騙し使っているが、何とか充電できている。














東北自動車道を跨ぐ。












奥羽本線を跨ぎ……













国道7号に合流!
あ〜久しぶりに街に帰ってきた〜!










間もなく長峰駅である。













到着!
長かった〜!
7時に出発して14時半にゴール。
前日に歩いた30分も足すと約34kmに8時間要した。
駅前にはNo.6コースの案内板があった。
これにて3泊4日の旅は終了。
奥羽本線に乗って新青森駅に向かい、帰路についた。
         

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