いよいよ南部地方から津軽地方へ。
分水嶺である十和田湖を越えて日本海側へ向かう。
全て車道だが距離が長く、アップダウンもそれなりにある。
歩き終えたときの達成感は一入だ。
滝ノ沢峠まで上っていこう。
写真は変わらずiPhoneSEのままだ。
カメラが結露してきた。
青森県に帰ってきた。
平川市に入る。
時刻は16時をまわっている。
秋は日没が早い。
野宿するならここしかあるまい。
立入禁止になっている古い展望台がある。
雨風ぐらいは凌げるだろう。
昼飯も食べてないのだが、寒いのでもうさっさと寝袋に入ってしまいたい。
とりあえず濡れた服を外に干して、朝バナナを食べて栄養補給だけして、ランタンを灯し、身体中に懐炉を貼って寝袋に潜り込んだ。
寒さでやはり熟睡はできなかったが、体を休めることはできた。
夜にはまた雨が降ったようで、断続的に雨音が聞こえていた。
06:00
外が明るくなってきたので起床する。
まだ空を雲が覆っているが、今日は晴れてくれそうだ。
昨夜食べるつもりだったモンベルのリゾッタを食べる。
一緒にコーヒーも淹れる。
少しは冷えた体が温まっただろうか。
テントを撤収して出発しよう。
この区間はもう少しすると冬季閉鎖されてしまうので、その前に通り抜けできて良かった。
まだポツポツ雨が降っている。
昨日の服は一晩干しただけでは生乾きでじっとり濡れたままだ。
dp0 Quattroも昨日濡らしてしまったせいでレンズが結露している。
冬季閉鎖区間はここまでのようだ。
本当は昨日はここに宿泊したかったのだが、コロナ禍の影響で今は北東北県外の人は受付していないそうだ。
残念。
結果的に雨風を凌げる堅牢な壁がある展望台で正解だった。
ここまで歩いていたら日も暮れてしまっていただろう。
久しぶりの青空だ〜!
iPhoneSEのバッテリーが減ってきたので充電しようと充電器に差すのだが、どうも調子が悪いのか、少しすると接触が切れてしまう。
iPhoneSEが使えないといよいよマズい。
焦って何度も接触を試みる。
一軒だけ宿泊のできない日帰り入浴施設があるようだ。
頑張って坂を上っていく。
開けた広大な津軽平野の独立峰である。
丹精で優美な山容だなあ。
これからそこに向かうぞ!
沿道にりんご畑が犇めいている様は、いよいよ津軽地方へ来たのだなと思わせてくれる。
ゴールまではもうすぐだが、長い峠道を歩いて流石に疲れた。
道端に座り込み、自販機で買ったコーラを飲んで少し休憩した。
充電器は騙し騙し使っているが、何とか充電できている。
あ〜久しぶりに街に帰ってきた〜!
長かった〜!
7時に出発して14時半にゴール。
前日に歩いた30分も足すと約34kmに8時間要した。
駅前にはNo.6コースの案内板があった。
これにて3泊4日の旅は終了。
奥羽本線に乗って新青森駅に向かい、帰路についた。
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