ゴールデンウィーク!
というわけで今年も二泊三日の旅を計画した。
まずはNo.8からNo.15コースへ向かう連絡コースだが、目の前に名峰船形山があるとなれば登らずに通り過ぎるわけにもいくまい。
というわけで久しぶりの山脈縦走だ。
まずは泉ヶ岳に登り、そこから長倉尾根を経て船形山山頂を目指す。
山頂小屋で一泊した後は升沢コースを使いNo.15コースのある旗坂キャンプ場まで下る。
ゴールデンウィーク後半は天気が崩れる予報であり、その懸念は結局最後まで払拭できなかった。
最悪の事態は免れたものの、天気に恵まれない山行となってしまった。
泉ヶ岳自然ふれあい館までバスでやってきた。
ううむ、雨が降ってきてしまった……
何とか天気は保つものと期待していたのだがな。
仕方ない。
スタートしよう。
リフトの索道沿いに歩くかもしかコースで泉ヶ岳を目指す。
雨霧で何も見えん。
というかレインウェアを持ってくれば良かったな……
急坂を上るとリフトの終点に。
索道はここまでのようだ。
休憩がてら朝食に朝バナナを食べた。
人気もなく、霧で展望も利かず、寂しい風景だ。
岡沼を通り過ぎる。
岡沼を過ぎると山頂まで急な山道になる。
ここで今回の装備一式を書き留めておこう。
ザック:MINI(山と道)
カメラバッグ:カスタムフロントポケット(サロモン)
カメラ:dp0 quattro(シグマ)、GR DIGITAL Ⅳ(リコー)
サコッシュ:スピンサコッシュ2(FREELIGHT)
シュラフ:ダウンハガー900#3(モンベル)
マット:Minimalist Pad(山と道)
飲料:い・ろ・は・す555mL×4本(コカ・コーラ)、ヴィアイタリアンロースト×3本(スターバックス)
食料:ハヤシメシデミグラス(日清)、ミニッツメイド朝バナナ×4本(コカ・コーラ)
クッカー:チタンウルトラライトクッカー1RED(エバニュー)
マグ:チタンシングルマグ220(スノーピーク)
カトラリー:スポーク(MSR)
ストーブ:トリニティーワン(FREELIGHT)
ランタン:キャンドルランタン(ユーコ)
ヘッドランプ:SEO5(レッドレンザー)
アイゼン:チェーンスパイク(モンベル)
ベースレイヤー:メリノウールプラスアクションジップネック(モンベル)、サニーサイドパンツ(モンベル)、WICウォーキングアンクルソックス(モンベル)
シューズ:カメレオン7ゴアテックス(メレル)
その他:着替え一式×2泊分、フリース(ティンバーランド)、ウィンドブレーカー(ナイキ)、ステンレスメッシュキャップ(モンベル)、軍手、ウルトラライトS×2枚(パックタオル)、ミニタオル×3枚、燃料用アルコール100mL、ガスライター、耐火布、山と高原地図(マップル)、iPhone SE(アップル)、充電器×2本、単四電池×3本、腕時計(カシオ)、view SUICA、キャッシュカード、免許証、金銭、鍵
泉ヶ岳山頂に到着。
展望が開けるはずなのだが、何も見えない。
北泉ヶ岳に向かって鞍部へ下る。
ショウジョウバカマがたくさん咲いていた。
鞍部を過ぎ、北泉ヶ岳への上りが始まる。
北泉ヶ岳山頂に到着。
少し休憩して先を急ぐ。
北泉ヶ岳前後から残雪が現れる。
チェーンスパイクを装着した。
ようやく晴れてきたか。
急坂を下っていく。
水源、熊の平を過ぎるとしばらくブナ林の緩やかな道になる。
途中、笹薮が酷い。
藪漕ぎで突破する。
しばらく穏やかで気持ちのいい道が続くが、残雪のために道迷いしやすい。
地図を見ながら慎重に進む。
長倉尾根に取り付く。
ここから先はほとんど残雪の上を歩く。
泉ヶ岳を振り返る。
まるで天空の道を歩いているようだ。
素晴らしい山行だ。
三峰山へ向かって上っていく。
山頂手前にピークが2つある。
なるほど、それで三峰山か。
三峰山山頂に到着。
ついに船形山を視界に捉えた。
アップダウンが激しく、結構体力を消耗した。
休憩がてら、昼食に朝バナナを食べた。
西には後白髪山が見える。
三峰山以降もところどころで残雪で夏道が覆い隠され、道迷いしやすい。
地図を見ながら慎重に進む。
難なく蛇ヶ岳に到着。
道はどこだ。
ときおり残雪の間から夏道が現れる。
一時は晴れたのだが、また曇ってしまったな。
山形側の山脈を望む。
船形山までもう少しだ。
千畳敷分岐だ。
明日はここから升沢コースを下る。
今日はひとまず船形山山頂を目指す。
船形山小屋が見えてきた。
しかし、凄い風だ!
比喩ではなく本当に飛ばされそう。
福島で額取山から縦走したときを思い出す。
船形山山頂に到着!
暴風で立っているのもやっとだ。
這々の体で山小屋に避難。
山小屋で仮眠をとっていると団体の登山グループがやって来た。
夕方になってからハヤシメシを食べ、コーヒーを沸かし、夜まで日本酒を飲んで眠りに就いた。
団体のグループは2階で夜遅くまで鍋を楽しんでいたようだ。
2018/05/05(土)
朝、目が覚めると小屋の窓の外が真っ白で何も見えない。
……ホワイトアウトか、こりゃ。
ううむ、正直天気がここまで崩れるとは思ってもみなかった。
天気の回復を待ってみるが、一向に良くなりそうにない。
とりあえず、朝食に朝バナナとコーヒーを飲んだ。
やがて団体のグループが出発すると言うので、途中まで同行させてもらうことにした。
船形山を後にする。
升沢コースを下る。
凄まじいな、こりゃ。
谷底へ下る。
谷底まで下ってくると一時的に天気が回復した。
升沢小屋まで歩いてきた。
団体のグループはここで少し休憩すると言うので、ここでグループと別れ、僕は先を急ぐことにした。
リボンが細かく設置されているので道迷いの心配はほとんどないが、雪が吹き付けてきて辛い。
防水のウェアを持ってこなかったので全身しとどに濡れる。
標高を下げていくと雪は雨に変わった。
うぐぐ……
ようやく晴れてくれたか……!
車道に出てきた。
ふう、酷い目に遭った。
どうやら船形山には嫌われてしまったようだな。
旗坂キャンプ場の前に案内板があった。
続けてNo.15コースを歩く。
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