2017年5月2日火曜日

              

新・奥の細道(福島)『No.16長床の文化と自然を歩くみち』

2017/05/02(火)

新宮熊野神社の長床を見た後、後半では琴平山に登る。
文化や風土、自然を上手く取り込んだコースだ。
ゴール地点がコースマップと違っているので注意。























北へ進む。


















標識がないが、左手の坂を上るようだ。












少し歩くと左手に新宮熊野神社が現れる。
境内にある茅葺きの長床(拝殿)が国の重要文化財になっている。
往時の姿をなるべく忠実に再現したもののようで、なるほど確かに昔を偲ぶ優美な佇まいだ。
参拝してきた。














再び長閑な風景の中を歩くようになる。
四方を山に囲まれて、広大な田園が広がって……日本の原風景がここにあるという感じだ。
良いところだなあ、ここは。














更に進むと今度は慶徳稲荷神社がある。
毎年七月に田植神事が催されるそうで、田植神事の北限がこことされているようだ。
参拝してきた。






















道沿いの民家にも立派な蔵が目立つようになってきた。
流石は蔵の街、といった感じだ。

















集落を抜けるとまた山沿いの田園の中を歩く。
山間を磐越西線が走っていくのが見え、昭和の山里のような牧歌的な雰囲気を味わうことができる。
















磐越西線の踏切を渡る。


















琴平山への上り坂になると、砂利道に変わる。


















ときおり桜が目を楽しませてくれる。
こうして山にひっそりと咲く桜の方が風情があって好きだ。

















琴平神社があるらしいので、せっかくだから寄ってみよう。
……おっと、蛇だ。
驚かせてしまったようで、少しの間威嚇してきたが、数秒の後、草叢に消え道を譲ってくれた。















倒木を乗り越えていくと、小さな祠があった。
随分寂れているが、これが琴平神社なのだろう。
参拝しておいた。









琴平神社の少し先で琴平山の山頂に登れる。
山頂は展望台になっていて、喜多方市街を見下ろすことができる。
背後には猫魔ヶ岳が聳える。
美しい景色だ。




















コブシの花が咲いていた。


















坂を下っていく。
朝からほぼ休みなしで歩いているので流石に疲労してきた。
昼食も食べそびれているので腹も減った。
早く宿で休みたい……















麓に降りてきた。
コースマップではこの辺りがゴールなのだが……標識も案内板も見当たらないな。
コースマップにあるバス停も当然無い。
仕方ない、よく分からないがここをゴールとしよう。















と、宿に向かう途中偶然案内板を見つけた。
ここが起終点なのか?
コースマップと全然違うところにあるが……








濁川を渡る。
大きな堰だ。














喜多方市街に入る。
おお!枝垂桜の並木道だ。
盛りは少し過ぎてしまったようだが、まだまだ美しい花を付けている。
綺麗だなあ。





















さて、宿に入る前にまずは腹ごしらえだ。
昼食でなく夕食になってしまったが、喜多方と言えばやはり喜多方ラーメン!
宿から近い繁盛店に入ってみた。
なるほど、スープの出汁は豚骨の香りがする。
それなのにアッサリとした塩ラーメンになっていて新鮮だ。
麺やチャーシューにも独特のこだわりが感じられた。
とても美味でした。












さて、ここが本日の宿。
宿の主人は耳が遠いようだが、料金の割に内装は綺麗で、部屋は8畳ほどしかないが、一泊するには十分だ。
今日は素泊まりにしたので早々に風呂を頂いて床に入ってしまった。
少し仮眠のつもりが熟睡してしまい、気付くと夜の21時だった。
近くのコンビニで酒を買ってきて晩酌をした後、再び床に入って朝まで眠った。
1日目の歩行距離:23.9(連絡コース)+9.9(No.16)+2.5(宿まで)=36.3km
         

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