2017年5月3日水曜日

              

新・奥の細道(福島)『No.15山里の蔵並みといで湯を訪ねるみち』

2017/05/03(水)

福島県と山形県を結ぶ最北端のコースになる。
杉山集落から小さな峠を越えて熱塩温泉へ至る。
杉山集落の蔵と日中線記念館が見どころ。
案内板もなく、標識も1つか2つしか無かった。
























早速杉山集落の蔵が並ぶ路地を歩いていく。
が……その前に少し休憩。
どうも左足の踵に違和感がある。
というか、痛い。
靴擦れだろうか……良くない兆候だが、少し休んでいると痛みも引いてきた。
右足に重心をずらして歩くよう意識しよう。













重厚なかぶと形の屋根と白黒の重厚な扉はこの集落の蔵の特徴であるらしい。
冬はこの集落も雪に閉ざされ、蔵の屋根にも厚い雪を積もらせるのであろう。

















集落を抜けると峠まで一直線の林道になる。


















緩やかな坂を上っていくのみで、特に苦はない。
静かなところだ。

















難なく峠を越す。
峠で喜多方市から熱塩加納村へ入った。
ここで初めて標識を発見した。
















坂を下っていく。


















麓に降りてきた。


















しばらく田園の中を歩く。


















押切川を渡る。


















県道に出てくると左手に日中線記念館がある。
少し寄り道しよう。

















当時の改札もそのまま残っているのだな。
往時の雰囲気を残しており、良い感じだ。


















当時走っていた列車の中も見られるようだ。












おお!レトロだねえ。
調べてみると銀河鉄道999のモデルにもなった車両だそうだ。
なるほど、車掌さんが切符を拝見に来そうな雰囲気。




















右手へ行くと熱塩温泉郷。
この交差点がゴールのはずなのだが、標識も案内板も見当たらなかった。

















さて、本当は熱塩温泉に宿泊したかったのだが……
ゴールデンウィークで予約が一杯で宿が取れなかった。
仕方ないので3kmほど県道を南へ進んだところにある道の駅で宿泊することにした。
併設されたキャンプ場があるのでそこでテントを張ることにしよう。















道の駅喜多の郷に到着。
早速キャンプ場の利用申請をしよう……
……え?予約で一杯?
というかキャンプ場って予約なんて出来るのか……知らなかったぞそんなの。
うう……どうしよう……
と悩んでいたら管理人が「そこらの空地にテントを張ってる人も居るよ……」と教えてくれた。
了承ということではないだろうが、黙認してくれるということなのだろう。
ありがたい。
道の駅の脇には池があり、その周辺に空地があったので、そこでテントを張ることにした。
その前にせっかく温泉があるので道の駅で入浴し、夕飯も済ませてきた。
バイクのツーリングだろうか、同じように空地で夜を明かそうとしている人が居たので声を掛け、一夜を共にすることにさせてもらった。





さて、実はハイキングでテントを張るのは初めて。
今回初めてのテントに選んだのはモンベルのULモノフレームシェルター。
本当はビビィサックが良かったのだが、宿の予約が取れないことで急遽買うことになったため、近所のアウトドアショップではビビィが見つからなかったのだ。
とは言え、このテントも単体で536gと超軽量。
ポールを入れて2ヶ所のペグ打ちで自立するので設営も超簡単。
我ながら良い選択だった。
スキットルに入れてきたウイスキーを飲んであとは就寝するだけ……
なのだが、この夜はとても冷えた……
シュラフは同じくモンベルのダウンハガー900#5(367g)で、シュラフも超軽量。
これは夏の丹沢の山小屋泊でも使用したものだが、これは失敗だった。
この時期こんなに冷えるとは……#3にしておけば良かった。
結局冷えでよく眠れず、凍えるほどではないが快適ではない長い夜を過ごすはめになった。
この反省は今後に活かそう。

2日目の歩行距離:16.1(連絡コース)+5.8(No.15)+3.9(宿まで)=25.8km
         

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