寺社を巡りながら集落を抜けていく。
ほぼコース全てが平坦な舗装道で、距離も適度で軽い散歩気分で歩ける。
体力に自信が無くても全く心配することなく歩ける道だ。
今の時期は晴れれば麗らかで、色づき始めた樹木の葉やみかん畑が実をつけているのも目を楽しませてくれる。
日向薬師バス停に到着。
今しがた来たバス通りを戻るように坂を下っていくと、川を渡る。
バス通りを歩いていく。
道脇に駒つなぎの松がある。
静かで長閑な集落だ。
歩道の暗渠を潜ると左手によろい塚がある。
実は一度見逃して戻ってきた。
日向薬師から来るとちょうど死角になって見逃しやすい。
これは古墳のようだ。
交差点を右折してバス通りを離れると、住宅地の中の急坂を上る。
しかしすぐに坂を下って県道に出てくる。
先程のバス通りを直進してもここに来れるので、寄るところもないのにわざわざ坂を上り下りしたのは意味不明だ。
更に歩いていくと産業能率大学の脇を通る。
やけに賑わっていたが、どうやら文化祭を開催しているようだった。
銀杏並木の黄葉が美しい。
開けた空地の中を抜ける。
上粕屋神社に到着。
参拝し、境内で朝食とコーヒーブレイクをしばし楽しんだ。
静かで良い雰囲気だ。
太田道灌の墓へ寄り道する途中、七人塚がある。
道灌の七人の家臣の墓のようだ。
上粕屋神社からいくらも歩かずにすぐに太田道灌の墓に着く。
コース名にもなっているが、想像していたよりもかなり地味だ。
一応参拝した。
解説板がチェックポイントなので写真を撮った。
コースに戻り、引き続き長閑な集落を歩いていく。
しかし本当に疲れるところがないので散歩気分で歩くことが出来る。
比々多神社に到着。
ここも人で賑わっていた。
何だろうと思ったらどうやら七五三のお祝いのようだ。
11月15日の前の日曜日ということらしい。
ちょっと気が引けたが参拝してきた。
しかし立派な拝殿である。
紅葉が鳥居に映える。
神社を離れ道を歩いていると、甘酸っぱい香りが鼻腔をくすぐった。
見れば道脇にはたわわに実った蜜柑の果樹園が。
これは五感に楽しい光景だ。
正にこの季節、この場所に居る者にしか感じられない風情である。
比々多神社とは対照的に長福寺がひっそりと佇んでいる。
参拝してきた。
畑の作業道のようなところから急に山道に入る。
と言っても歩きやすい道だが、これまでほぼ舗装道だっただけに急なこの道の変化には不安を覚える。
みかん畑を抜けると再び集落に降りてくる。
国道に出てきた。
交差点を左折したところに坪ノ内バス停がある。
ここをゴールにした。
ここで歩行を切り上げる場合、鶴巻温泉街が近いので、そこで汗を流していくのが良いだろう。
特に元湯・陣屋というところは由緒ある温泉宿のようで(宮崎駿の親戚が経営しているらしい)お勧めである。
駅前まで出れば飲食店も豊富だ。
僕は引き続きNo.9を歩くため、残念だが鶴巻温泉には寄らなかった。
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