丹沢山塊南端の低山を歩く。
吾妻山、弘法山、権現山の順で歩くが、いずれも苦労することもなく登れてしまう。
特に弘法山は家族で気楽にピクニックに来るのに最適なところだ。
このコースでとりわけ素晴らしいのは矢倉沢道という旧街道を歩く区間。
往時の雰囲気を残す静かな道を堪能できる。
『新版首都圏自然歩道』ではこの区間はショートカットして吾妻山から弘法山まで尾根を歩くことを推奨しているが、僕としては是非この旧街道を歩いてみてほしい。
権現山を下り南平橋に至るまでの区間はこれと言った見所もなく、車通りの多い車道を歩かされるので蛇足の感がある。
住宅地を抜けるとマンションの裏手から早速吾妻山に向けて緩やかな上りになる。
しかし昼になって金曜日までの真冬のような寒さが嘘のように暑くなってきた。
コートも上着も脱いでシャツ一枚になる。
あっという間に山頂に着いてしまう。
ほとんど山に登った気がしないぐらいだ。
しばらく緩やかな尾根を歩いていく。
秋晴れの山歩きは本当に気持ちがいい。
唐突な感じに尾根を離れて矢倉沢道に下る。
ここでもみかん畑の脇を通る。
細い山道を下り切ると矢倉沢道に降りてくる。
山の中腹を平坦な道が走っている。
右手に丹沢の山脈を見ながら往時に思いを馳せる。
今にも奥から馬に乗った江戸時代の旅人が現れそうではないか。
しばらくは平坦で歩きやすい旧街道を歩く。
爽快だ。
旧街道を離れ、国道に出てくるとトンネルを潜る。
少し国道を歩く。
国道を離れると再び長閑な集落に。
みかん畑越しに市街地を見下ろす。
この先で蜜柑の路上販売もしていた。
弘法山の山頂が近付くと山道になった。
軽快に上っていく。
あっという間に山頂に到着。
ほとんど苦もなく登れる。
大師堂がチェックポイントなので写真を撮った。
また、山頂に弘法の乳の水と言う井戸があって子供が遊んでいた。
山頂から遊歩道のような道を緩やかに下る。
No.15との分岐点。
今日は昼食にありつくために少しNo.15の方へ寄り道する。
羊の放牧されている草原を下ると羊肉を供する店がある。
ここで昼食にしよう。
ジンギスカン!
これは精が付きそうだな。
テラス席は眺望も良く、最高の気分だ。
満腹になった。
コースに戻る。
すぐに権現山への上りになる。
しかし今日はずっと南に歩いているので逆光の日差しがきつい。
陽も低くなってきた。
全く労せず権現山に到着。
この辺り一帯は自然公園と言った趣で家族連れで賑わっている。
展望台に上ってみよう。
秦野市街地を見下ろす。
西に薄らと富士山の威容。
やっぱり富士山は一際大きいなあ。
(写真だとほぼ見えないな)
権現山を下る。
こっちから来ると木階段が少しきつそうだ。
それでも距離は短い。
車道に出てきた。
と思ったら車道から作業道のような道に逸れる。
みかん畑を抜けて住宅地に降りてきた。
しばらく住宅地を歩くと県道に出てくる。
県道は車通りが多く、ところによっては歩道がないので注意。
県道を離れ、再び住宅地に入る。
途中に健速神社があったので参拝した。
境内で写真を撮っていると神社の警報が鳴り出した。
何かまずいことしたかな?
住宅地を抜けると開けた田園の中に出る。
南平橋バス停に到着。
道路を横断したところで秦野駅行きのバスがちょうど来たので飛び乗った。
秦野駅に到着。
今日は山行と言うよりウォーキングと言った趣きであったが、関東ふれあいの道らしくて楽しかった。
小田急線で新宿駅に向かい、帰路に就いた。
0 件のコメント:
コメントを投稿