2015年4月19日日曜日

              

関東ふれあいの道(群馬)『No.22ツツジのみち』

2015/04/19(日)

前回リタイヤしたコースを、今回は万全の体制で踏破した。
前日は赤城温泉御宿総本家に宿泊し、今回は冬山装備なしの軽量な装備で挑んだ。
残雪はもうほとんど融けていて、踏破にはほとんど支障なかった。
荒山高原を抜けるまではやはり退屈だが、小沼、覚満淵、大沼を巡る区間は素晴らしい眺望が望めて素晴らしいの一言に尽きる。
ただ、昼前から曇りはじめ、大沼に着く頃には雹が降ってきてしまい、天候には恵まれなかった。
















赤城温泉郷の一番奥まったところにある御宿総本家。
前日は大胡駅からふるさとバスで赤城神社まで行き、更に宿からの送迎で赤城温泉郷まで来た。
なんとこの日は宿泊客が僕一人という貸切状態で、ゆっくりと静かな時間を過ごせた。
宿はアフリカの部族が儀式で使うような面などが多数並べられていて少し不気味だが、部屋の中は山深いところにあって、とても静かで良い雰囲気だ。
トイレは共同。
今回は露天風呂を朝夕利用したが、狭く野趣溢れるもので、温度は僕好みのぬるめ、泉質は滝沢館と同じく酸化鉄が多いようだ。
朝食は僕には少し量が多かったが、美味しかった。
やはり虫が多く、部屋の中でも小さなカメムシやカマドウマが見られたが、山奥の宿ではご愛嬌だ。
また、携帯はDoCoMoかSoftbankのプラチナバンドしか電波が繋がらないようで、僕のauのiPhone5は圏外だった。
ゆっくりと心身を休ませることができたので大満足であった。
階段を降りて橋を渡る。


















杉の植林地を上っていく。
赤城温泉郷から赤城青少年交流の家まで赤城山トレイルランニングレースというものが開催されるそうで、標識がすでに設置されていた。















川を渡る。


















クマザサの生い茂る雑木林をダラダラと上っていく。
前回はここで体力をかなり消耗させられたが、今回は息が上がるものの軽快に上っていく。
逆コースの場合はやはりこの区間が一番の難所になると感じた。













西に一度進路を変えて棚上十字路まで山の中腹をトラバースする。
この辺りで前回は倒れ込んで休憩を取ったが、今回は休憩なしで行けそうだ。















何度か沢を渡る。



















棚上十字路に到着。
前回は融けた雪でぬかるんでいたが、今回はそうでもないようだ。
トレイルランニングのコースとはここで別れる。














朝は晴れていた空に徐々に雲が増え、景色も荒涼としてきた。


















大岩を二回ほど直登すると荒山山頂との分岐がある広場に到着。
山頂には割とすぐ行けそうなのだが、特に面白くもなさそうなのでそのまま素通りした。
休憩所で少し休憩した。













前回は残雪のため苦労したトラバース道も、今回は雪がほとんど融けていて、軽快に進んでいく。

















枯れ沢からは展望が得られる。


















前回踏み跡を見失い、苦労させられた残雪の斜面。
残雪もほとんど融けて今回は踏み跡を見失うことなく踏破。
















牛石峠との分岐を過ぎると県道に出てくる。
前回来たときは冬季閉鎖中であったが、すでに除雪が完了して開放されている。
前回の惨状が夢のように思えた。














県道をの下に三途の川というものがあったが、残雪に覆われていた。


















県道を横断すると前回敗退を決意した場所だが、残雪は皆無で、軽快に進んでいける。

















血の池というものがあった。
池などないように見えるが、梅雨の時期になると池が現れ、微生物が繁殖することで池が赤く染まるそうだ。















階段が現れるが、土が洗掘されてしまっていてただの障害物になっている。
土嚢か何か積まないと駄目だろう。















登り詰めると突然小沼が眼前に現れる。


















湖畔の遊歩道に出てきた。



















小沼湖畔に出てきてみた。
対岸には少し残雪が見られる。
名前の通り小さな沼だ。

















小沼駐車場に出てきた。
ここからは観光客が散見されるようになる。
















小沼を見下ろす。
1ヶ月前までは湖面が凍結していたのだろうか。

















小沼見晴からは大沼湖畔とそれを囲む山々も望むことができ、ここからの眺望は素晴らしかった。
天気の良い日にまた来たいと思った。















小沼から鳥居峠に降りていく山道には少し残雪があった。
歩きにくいが通行が困難になるほどでもない。
















覚満淵が木々の間から見えてきた。

















鳥居峠に到着。



















鳥居峠から覚満淵を見下ろす。
覚満淵がチェックポイントなのでここで撮影した。

















鳥居峠にある赤城山頂駅で昼食をとった。
赤城白樺牧場でとれた牛乳や赤城山頂駅から利平茶屋駅に向かって少し降りたところに湧く御神水を飲むことが出来るのでお勧めだ。














さて、赤城山頂駅は名の通り駅である。
館内ではその歴史を学ぶことができる他、裏手に回ると赤城山鋼索鉄道の廃線跡を見ることができる。
この索道管理用だった階段を辿っていくと利平茶屋駅まで降りることも出来、また途中に御神水の湧くところもあるらしい。











天気が良ければ渡良瀬川まで見通せただろうか。


















覚満淵東側の遊歩道を歩いていく。
以前は覚満淵の西側を歩きビジターセンターを経て赤城大洞バス停に至るルートだったようだが、なぜ変更になったのだろうか。













遊歩道を抜けるとまた舗装道に出てくるが、少し歩いたところにビジターセンターがある。
今回は寄らなかった。
















途中、左折しておのこ駐車場に行くよう指示する標識があるが、コースマップによるとこれはそのまま素通りして駒ヶ岳登山口が起点になるようだ。
ここをゴールとした。
ちょうど小さな雹が降り始めてしまった。











おのこ駐車場を経てそのまま進むと大沼湖畔に出てくる。
そのまま赤城神社に向かう。

















橋を渡り、赤城神社で参拝してきた。
おのこ駐車場で少し時間を潰して、バスで前橋駅に行き、帰路に就いた。
前回の雪辱を晴らすことができたが、次回は出来れば天気の良い日に来たい。
         

2 件のコメント:

  1. ラムこのパパ2015年4月29日 18:31

    少し前からブログ拝見させてもらっています。いつも凄いと思っています。ふれあいのみち毎回楽しみにしているので、無理はしないでがんばって下さい。

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  2. ラムこのパパさんコメントありがとうございます。
    千葉県や茨城県に比べると栃木県や群馬県の山岳コースは少しハードな気がします。
    積雪や土砂崩れなどの要因がなければ、健康な人であれば基本的に全て踏破可能なコース設定だとは思いますが、無理しない範囲で頑張ろうと思います。

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