2013年6月9日日曜日

              

関東ふれあいの道(千葉)『No.15九十九里の砂をふみしめて歩くみち』

2013/06/09(日)

前回No.16コースの翌日、海沿い最後のコース、No.15を歩く。
ちょうど半分ほど歩いたところでまたアプリがクラッシュしてしまったため、トラッキングの記録が2分割されてしまった。



















長者町駅を出発。
江東橋まではNo.16コースと重複。

ちょっと天気が悪いかなあ……












江東橋に到着。
前回No.16との分岐点だ。
渡った先に歴史が書かれた解説板があった。
今の鉄筋コンクリートの橋が架けられたのは昭和31年だが、明治初期から木橋が架けられていたらしい。
現在の橋は真新しい青い塗装が少し趣に欠けるが……








その先の広場のようになっているところに架設当初の親柱が残されていた。
残っていたのは「夷隅川」と書かれたものと「こおとうはし」とひらがなで書かれたもの。
残りの「江東橋」と「昭和三十一年二月竣工」はどこに……?










しばらく夷隅川沿いの田園地帯を歩く。
少し単調だ。














途中、大高玉治郎が田の塩害を防ぐために私財を投じて築造したとされる、大高水門があった。
手前にあるのがそれで、奥にあるのは新水門である。
大高水門は大正3年に竣工。
今は新水門のみ使われているが、当時はアーチの水門であったらしい。
レンガ造のゲートが趣深い。







テトラポッドの並ぶ荒々しい印象の海岸沿いに来た。
釣り人で賑わっている。













護岸脇に広がる小さな草地。
ここが太東海浜植物群落であるらしい。
この時期はハマヒルガオ、ハマエンドウなどが見られるらしい。
よく見ると珍しい植物があるような。











……?
植物群落を見ていると、写真のような来た方向と反対を差している標識があった。
もしかして……コースが変わってる?
ちょっと気になったので辺りをうろうろしてみたのだが、変更前のコースとの分岐点は発見できなかった。
後で調べてみたところ、以前は大高水門を過ぎた後そのまま川沿いの護岸上を歩いていたようだ。






太東崎灯台に向かう途中、大きな貯水池があった。














急坂を上った小さな山の上に太東崎灯台があった。
小さな無人灯台で、昭和25年に設置されたらしいが、その後海蝕により敷地が危険な状態となったため、100m程後退した現在地に移設されたそうだ。

灯台付近は小さな店舗があり、アイスクリームなどの軽食がいただけるのでそこで少し休憩した。
また展望も良く、戦時中の日本海軍の電波探知機跡や機関銃座跡などがあってなかなか見所が多い。
どうやらここでうろうろしている間にアプリがクラッシュしていたようで、気付いたのは山を降りてきたあたりだった。
まあ500m程度のロスだろう。

更に少し行くと太東崎に到着。
海岸に大きな岩塊が島のように突き出していた。
ここがチェックポイントなので写真を撮った。

ちなみに灯台からここまでの間に飯縄寺(いづなじ)があったようで地図にも書いてあるのだが……
標識や解説板が全くなかったので気付かずにここまで来てしまった。
近くに来ることがあれば見てみたいなあ……




雀島に到着……なのだが、登山口に大きな通行止めの看板が……
このコースのハイライトらしいだけにこの通行止めにはかなりがっかりしたが……
こうでかでかと通行止めと主張されては無理に行くわけにもいくまい。
仕方なく迂回することにした。

現時点で通行止めは解除されていないらしいが、解除されればもう一度訪れたい。

ちなみに雀島頂上からは九十九里浜が一望できるそうだ。
うう……見たかったなあ。


ここから東浪見海水浴場の砂浜をしばらく歩く。
国道128号から分岐する箇所に標識がないために、この砂浜への入口を探すのにずいぶん周りをうろうろしてしまった。
逆に歩いてきたときは、九十九里岬ドライブインセンターの手前で曲がると良い。
なお、地図によると通行不可となっていて迂回路が表示されているが、見た限りでは特に通行に支障はない。
ここからは舗装がないためコース取りははっきりせず砂に足を取られるが、まあこれはもともとそういうコースなのだろう。
海を見れるのはこれが最後であろうので、見納めにじっくり砂浜を堪能することにしよう。

途中からNo.16コースで見たような護岸沿いの道もあるのだが、あまり長くは続いていない。














途中から鉄板敷きに?
どうやら人工岬を造成する工事をやっているようだが、日曜日だからか休校中のようで特に通行止め等の措置もなく普通に歩ける。











で、海岸から県道30号に合流すると、写真のようなやる気ない感じの通行止め看板が。
うーん、まあ偶然通れたのかな?
でも普通に海水浴客いたぞ?
大半は歩けるのだし海岸部の全部を迂回させなくてもいいんじゃない?
なんだか釈然としないまま東浪見駅に向けて歩く。








田園地帯をちょうど1kmぐらい歩く。















*いしのなかにいる*


歩道の中に標石が埋まっている……












東浪見駅に到着。
ゴール。19.7kmを3時間で踏破ってとこだろうか。

やや未練の残るコースだったが……千葉県で海を見るのはこれが最後で、次からは里山を歩くコースがメインとなる。
なんと次に海を見るのは神奈川だ。
貴重な海だったんだなあ……
         

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