日本三大霊場の一つ、恐山の外輪山である屏風山を経て宇曽利山湖へ至るコース。
恐山の原生林の自然を堪能し尽くす素晴らしいコースだが、ある区間だけコースが不明瞭で迂回せざるを得ないのが残念である。
冬季になると終点からの交通手段が失くなってしまうので注意。
いま見えているのは外輪山の釜臥山で、頂上にレーダーがあるのが特徴だ。
ちなみにコースは釜臥山には登らない。
良い朝だ。
朝の散歩にはぴったりだ。
こっちか。
よく整備された山道だ。
九十九折で軽快に歩いていく。
木々の間からむつ湾を望む。
朝日に照らされて美しいなあ。
美しいブナ林だなあ。
かまふせパノラマラインが見えてきたぞ。
ふう。
いわゆる山小屋だな。
観光道路らしい美しい車窓風景だ。
道路の様子がおかしいな。
釜臥山、むつ湾、大湊市街地を見下ろす。
ちょっと山に隠れてしまうが、宇曽利山湖が見える。
さて、ここからあそこに降りていきたいのだが……
まあいい。とりあえず少し休憩しよう。
コーヒーとお菓子を食べて休憩。少し冷えるね。
ただ、どうしても標識、あるいは宇曽利山湖へ下るような山道への入口が見当たらない……
もう駄目だ。諦めよう。
国土地理院の地図でもう少し南から宇曽利山湖へ降りる道があるようなので行ってみる。
ある……が、あまりにも不明瞭だ。
見失ったら本末転倒である。
はあ……
うう……悔しいなあ。
やはり最初の道なき道を無理やりにでも突破するべきだったか?
左へ。
鳥居の手前で左の林道に入る。
どうやらここが合流点のようだな。
ううむ……
逆から辿るのは止めておいた。
これは……
だいぶ遠回りして到着が遅くなってしまった……
宇曽利山湖の湖畔を歩く。
ここは流石に人通りが多いらしい。
しかし、今日は僕一人だ。
紅葉が完全に散る前に、ギリギリで間に合ったというところだろうか。
美しいなあ。
宇曽利山湖は活火山である恐山のカルデラ湖であるため、強酸性の湖である。
しかし、それでもそこに棲むウグイという魚が居るのだという。
来たかいがあったなあ。
実に爽快な道だ。
うっ……なんだか物凄く硫黄臭いぞ!
さすが活火山だ。
道脇を見ると湯がグツグツ煮え滾っている。
ここがコース終点のようだな。
さて、今日はこのまま大畑まで歩く予定なのだが、せっかくだから恐山菩提寺を見学していこう。
奪衣婆と懸衣翁の像がある。
太鼓橋は渡れないようだ。
荒涼とした風景だ。
本当の地獄もこんな風景なのだろうか。
あっちに見えるのは賽の河原。
時間があればじっくり見て回りたかったのだけどね。
入山料に入浴料も含まれているので、当然入りますよ。
硫黄臭い如何にも活火山の温泉といった趣の温泉で、とても気持ちよかった。
さあ、さっぱりしたところで連絡コースで大畑まで歩くぞ。
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