脇野沢と大湊を繋ぐ長い連絡コース。
むつ湾を眺めながら歩くほぼ平坦なコースである。
見どころらしい見どころは無いが、下北半島の長閑な風景をのんびりと楽しむ。
脇野沢港へ向かう。
時間があれば入りたかったなあ。
今日はここまで。
船で帰るとしよう。
素朴な味で美味しいねえ。
(酒も飲んじゃう)
高波での欠航が多いのが難点だ。
フェリーに比べると少し揺れるな。
おお、海上保安庁の船が停泊してるぞ。
デカい!かっこいい!
……というわけで今回の旅はここまで。
近いうちに連絡コースの続きを歩きに来るぞ。
2021/10/22(金)
再び蟹田港。
そして船で再び下北半島へ……
英気を養い、明日のロングコースに備える。
脇野沢港から出発。
昨晩は雨が降ったようだ。
環境省の資料に記載されていないのだ。
恐らくは脇野沢港から佐井港まで船で行き、大湊へ至るのが下北半島のコースなのではないだろうか。
しかし、僕はどうしても東北自然歩道と北海道自然歩道を繋げたかったので、脇野沢から大湊まで歩き、佐井港から大間を経て北海道の函館を目指したいと思う。
石碑には「西通道」と刻まれているが、これは脇野沢村から田辺町までの道のことであり、まさにこれから歩く国道338号がそれである。
小さな岬があるぞ。
昔、喜右衛門という男が漁に出ているときに引き上げた石を岬に祀ったところ、参拝のたびに石が大きくなり、成長する神石として堂宇を立てて祀ったそうだ。
ここには朽ちた枯木があるが、カラカサ松といって、かつて殿崎海岸まで松並木が続いていたものの名残のようだ。
また、ここには蛎崎城跡があり、かつて南部氏と戦った武将が居たそうだ。
ここにある杉の木はかつて蛎崎城主の息女の墓標とされていたのだが、畑主の男が伐倒して売却してしまい、祟りで発狂したという言い伝えがある。
いまある杉の木は、切株に苗を植えて育てたものらしい。
集落を抜け、長浜海岸を歩く。
何やら向こうの方では凄い雨が降っているな。
こちらでもパラパラと雨が。
宿野部集落を抜けて更に歩いていくと、ついに恐山が見えてきた。
おお〜旅情感たっぷりだね。これだから歩き旅は止められない。
ここで座り込んでしばらく休憩した。
国道沿いにずっと家屋が並んでいる。
エネルギー補給。
川内町を抜けて峠を上る。
良い景色だ。
開放的で気持ちいい。
ロマンだね。
こんな昼間にも居るんだなあ。
夜行性だと思っていたが。
トイレがてら休憩していこう。
優しい葡萄の酸味が疲れを癒やしてくれる……
お土産に小さいワインボトルも買ってしまった。
角違集落。
空を見ると虹がかかっていた。
日も暮れてきた。
急がねば。
恐山がだいぶ近く見えるようになった。
これはかなり大きな基地だな。
見学したいなあ。
すっかり日が暮れてしまった……
な、長かった〜。
もうヘトヘトだよ。
距離は38.9km。
一日でこんなに歩いたのは久しぶりだ。
まずホテルにチェックインし、駅前の居酒屋で飲んだくれ、夜は更けていくのであった。
翌朝。
大湊線に乗って帰路に就く。
脚がガッタガタで想像以上に消耗していたようだ。
再び大湊にやってきた。
今日はちょっと早めに行動しないといけないので、前回宿泊した駅前のホテルに前泊し、日の出とともに出発だ。
これからあそこに向かうぞ。
ようやく連絡コースを歩き終えたな。
ここからコースを歩くぞ。
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