脇野沢を歩く。
山手のコースはほとんどが通行困難だが、海と山の豊かな自然を見ることができる。
迂回路はあるのでご安心を。
道脇に観音様が居る。
参拝した。
よく整備されている。
町民の憩いの場になっているのだろうな。
さて……
コースはまだまだ続くのだが、今日はもう日が落ちてきたので、この辺りで一区切り付けたい。
近くに宿をとってあるので、ここから宿へ向かおう。
久しぶりのユースホステルだ。
宿の主人も奥さんも気さくで良い人たちだった。
僕一人しかいなくて寂しいが……
ごちそうさまでした。
朝食を頂いて公園の出口まで戻ってきた。
さあ出発だ。
あまり歩かれてないようだ。
沢沿いに道は続く。
ハイキングは気持ちいいなあ。
おお〜良い景色だな〜なんて感心してる場合ではなく……
これは嫌な予感が……
それもイバラ混じりで痛い。
実はユースホステルの主人から、この伐採地の状況については聞いていた。
もとは樹林帯だったのだが、伐採して日当たりが良くなったせいで雑草が茂るようになってしまったのだ。
これはしんどい……更に悪いことに、ここで道を見失ってしまった。
道なき道の斜面を無理やりよじ登る。
道の続きを発見したぞ。
これでひと安心だ。
これは頼もしい。
ニホンカモシカの解説板があるが、今日は動物には会っていないな。
できれば生息地としては下北半島が北限であるニホンザルに会いたいのだが。
ここから蛸田越山の山頂に行けるそうだが、今回はパス。
一部岩場で道が失くなっている箇所があったが、迂回して難を逃れる。
軽快に下りていく。
斜面もなだらかになって良い雰囲気だ。
どうやら山を抜けたようだ。
うひょ〜凄い開放感だ。
それにしても、行く先は凄い断崖絶壁だ。
かつてはここがニホンザルの生息北限とされており、天然記念物として保護されていたそうだ。
今は下北半島のもっと北の方にも生息している。
最果ての景色、といった趣だな。
うう……うなじの辺りがスースーする。
いつ崖から石が落下してきて直撃してもおかしくない気がする……
釣り人は度胸あるなあ。
ユースホステルの主人にこの先は完全な廃道だと聞いているので、ここは迂回することにする。
これを迂回路として使う。
ぐんぐん坂を上っていく。
ふう。
どんな道を辿ってきたのだろうか……
この辺りが峠だな。
ストレートに一直線。
ここがゴールだ。
道の駅から少し坂を上ると野猿公苑があるのだが……飼われている猿を見てもなあ。
少し休憩して、国道を歩いて脇野沢港へ向かった。
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