2021/11/28(日)
ついに本州の大地、北に尽きる。
そして津軽海峡を渡り、北海道の大地を踏む。
最果ての地への道のりは前半は山深い渓流沿いの県道を歩き、佐井村へ。
後半は津軽海峡を眺めながら本州最北の大間町を経て、航路を行き、北海道は函館に至る。
見どころ盛り沢山の連絡コースは北行のフィナーレを飾るに相応しいものであった。
民宿で朝食を食べて、佐井村へ向けて出発する。
薬研渓流がごうごうと音を立てて流れる。
自然の音を聞く、爽やかな朝だ。
今日も天気が良いようで良かった。
さあ、ここから長いぞ〜。
山々の間を縫うように流れる大畑川の谷間を歩いていく。
まさに渓流だ。
穏やかな谷川の風景。
こういう道も良いものだな。
と、ここで土木事務所の車両が後方からやって来た。
閉鎖中の道路を歩いていることを咎められるかと思ったが、意外にも「途中まで乗せていこうか」という提案だった。
ありがたいが、「歩くのが趣味ですので」と例の文句で断った。
これから長い冬を迎える。
植林地を抜けると視界が開けて平野が現れた。
雑木林。
気持ちいい道だな。
車通りも無いし最高だな。
我が道は右折して佐井村へ向かう。
あれは大畑森林鉄道のかつての橋であろう。
木橋が架かっていたそうだ。
大畑川とはここで別れる。
ここで一人で測量作業をするようだ。
日曜日だというのに仕事熱心なことだ。
軽く会釈して通り過ぎる。
ここで少し休憩がてら、暑いので服を着替えた。
狐坂という。
ここは微弱だが携帯電話の電波が来ていた。
ここで再び休憩。
コーヒーとクッキーを頂いた。
美しい森に降りてきた。
佐井村に注ぐ古佐井川の源流である。
季節が少し戻ったようだ。
橋を渡る。
道が新しい。
楽しいね。
無事に山を抜けた。
今回の旅はここまで。
港にある文化館で暇を潰そう。
真こんぶラーメンを頂いた。
これは……旨い!
こういうレストハウスのような店の食事には期待してなかったのだが、これは旨味たっぷりでとても美味しいラーメンだった。
昆布って偉大だなあ。
もう少しであの大地を踏むことができるぞ。
バスの車窓からは津軽海峡に沈む夕日が見えて感動した。
今回の旅はここまでだ。
次回は大間、そして北海道だ……
年末。
あいにくの雪だが、今回は北海道へ渡るぞ。
青森港から佐井港まで連絡船でやって来た。
さて、出発だ。
晴れる兆しか?
雲間に青空が見えた。
寒々しい景色だ。
海岸に降りる遊歩道があって、柱状節理が見られるそうだが、この雪では危険そうだ。
大間崎が見えてきたぞ。
奥戸と書いて「おこっぺ」と読む。
まずは大間崎へ行こう。
大間町の市街地を進む。
ここであの大間のマグロが捕れるのだな。
大地、北に果てる。
本州最北端、大間崎に到達。
福島の白河を旅立って5年、ようやくここまでやって来た。
僕の到着を祝福するかのように、さっきまで降り続いていた雪が止み、空に晴間が覗いた。
素晴らしい景色だ。
大間崎からすぐ側に見えるのは弁天島である。
そして水平線に小さく見える山は北海道の函館山だろう。
明日はあそこへ渡るのだ。
今日は素泊まりなので夕飯は町でとる。
夜まで少し時間を潰そう。
ここから北海道への船が出航する。
ここで少し休憩して時間を潰した。
外は寒いからね。
この町で唯一の温泉宿だ。
ゆっくり休息した。
こういう宿は好きだな。
おやすみなさい。
06:40
大間ターミナルにやってきた。
港にはすでにフェリーが泊まっている。
今からこれに乗るぞ。
07:00
大間から函館へ向けて出航。
甲板から眺める朝日が美しい。
とうとう本州の陸地を離れてしまった。
タコ部屋や指定席もあるが、こういうオープンスペースが気楽で良い。
ついに北海道の大地へ……
ここから北海道自然歩道が始まるのだが、まだ整備されていない。
連絡コースはここで終わり。
摩周丸。
かっこいい!
今日中に帰らないといけないからな。
寿司屋にイン。
ウニがめちゃめちゃ旨い……
酒も頂いてしまおう。
いやあ〜日本人に生まれて良かった!
最高だ〜!
そこから北海道新幹線に乗って帰路に就いた。
本当に楽しい旅だった。
また来たいなあ、北海道。
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