仙人峠から釜石を経て、箱崎半島へ。
ついに岩手の海岸へ至る。
長い連絡コースだが、全体を通して変化に富み面白い。
日本有数の歴史ある産業の町を見る。
陸中大橋駅から出発。
長い坂を下っていく。
釜石線を潜る。
集落に降りてきた。
道脇を甲子川が流れる。
川に降りて涼みたいね。
釜石自動車道が見えてきた。
でかい!
土木技術の発展と文明の偉大さを感じさせる威容だ。
一方の釜石線は慎ましく、道に寄り添うように走っていく。
釜石自動車道を潜る。
坂も終わり、ほぼ平坦な道になった。
甲子川も健気に道についてきている。
道の駅釜石仙人峠で少し休憩。
名物らしい醤油ソフトクリームを食べた。
ほのかに甘じょっぱくて美味しい。
小佐野駅を通り過ぎる。
三陸自動車道が頭上を越えていく。
もう海も近い。
釜石市街地に入った。
釜石駅に到着。
少し早いが、今回の旅はここで一区切り。
産業の街、釜石の顔とも言える日本製鐵。
今日も煙突から白煙を棚引かせている。
ちょうど昼時だったので、釜石の名物である釜石ラーメンを食べ、駅の近くのホテルで日帰り入浴をしてから帰路に就いた。
2019/08/03(土)
さて、梅雨の長雨のせいで間が空いてしまった。
釜石から連絡コースの続きを歩こう。
本来であればNo.41コースに向かいたいのだが、山林火災からの復興作業中でコースが通行止めになっているそうなので、No.42コースへ向かう。
駅から出発すると早速連絡コースの分岐点だ。
左折する。
甲子川を渡った先で再び左折
……の前に昼時なのでまた釜石ラーメンを食べてきた。
素麺のような細麺にあっさりした醤油スープが特徴で、なかなか美味しい。
坂を上っていくと市街地から離れて山へ入っていく。
今は三陸自動車道が出来て車ならトンネルであっという間に大槌町の方に抜けることができるが、海まで山が迫った三陸の旧道は、このような山越えの道が多いのだ。
緩やかな峠道の緑のトンネルを抜けていく。
気持ちのいい道だな。
途中、小動物が道を駆けて行った。
狸だろうか。
どうやら峠に着いたようだ。
おお、トンネルだ。
どれどれ……
雰囲気のある素掘りトンネルだなあ。
これは思わぬ収穫だ。
古くからある旧道なのだと実感できて思わずワクワクしてしまう。
名前は鳥ヶ澤隧道というそうだ。
トンネルを抜けた。
坑門も飾り気がなく質実剛健といった感じだ。
峠道を下る。
国道に合流した。
海だ!
水海トンネルを抜ける。
両石湾だ。
宮城の女川以来の海か……
やはり海は良いものだね。
心が洗われるようだ。
もう一つ小さな峠を越える。
三陸鉄道と三陸自動車道を潜る。
峠のところに分岐がある。
根浜海岸へはここから行けるようだ。
震災後に出来た新しい道路のようだ。
ここも小さな峠を越える。
峠を越えると根浜海岸が見えてくる。
箱崎半島に入り、北側の海岸を歩いていく。
オーシャンビューを期待していたのだが、山林を切り開いたような道が続き、あまり海は望めない。
震災で内陸側に道が付け変わっていることもあるだろう。
あちらこちらで堤防工事が行われており、震災の爪痕はまだ癒えていないことを覗わせる。
箱崎漁港。
一応漁港としては機能が戻っているようだ。
箱崎漁港からまたしばらく歩くと白浜漁港に着く。
ここは本当に僻地だ。
軽い気持ちで来てしまったが、本当に帰れるのだろうか……
箱崎半島、最果ての集落。
岩手県最後のナンバーのコースはここから始まる。
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