2016年8月31日水曜日

              

関東ふれあいの道(神奈川)『No.13山里から津久井湖へのみち』・城山ダム

2016/08/31(水)

山里を抜けていく関東ふれあいの道らしい、素朴で歩きやすい道だ。
城山と雨乞山に登るが、どちらも特に苦労するところのない低山だ。
特に城山は見所が多くて面白い。




















城山高校前バス停に到着。
今日は久しぶりの快晴とのことなので休暇を取得した。

















国道を歩いていくと早速城山ダムが見えてきた。


















車通りの多い国道を横断すると展望台がある。
上ってみると堤体がよく見える。

















おお!何と2門を開放して放流中であった。
ここのところの台風で水位が上がっているので貯水量を調整しているのだろう。

















これぞダムの醍醐味だな。
大迫力の音が轟いている。


















津久井湖の取水塔だろうか。
宮ヶ瀬湖と導水管で貯水量の調整を行っているらしいが、ここで繋がっているのかな。

















堤体上を歩く。
堤体上が国道になっていて、これだけ交通量のあるダムも結構珍しいのではないだろうか。
城山高校へ通学すると思しき自転車に乗った学生たちも行き交う。
何とも生活感のあるダムだ。















津久井湖沿いに国道を歩いていくと右手に花の苑地が現れる。
神奈川県のコースマップは縮尺が小さくどこを曲がれば良いのかよく分からない。
分岐を通り過ぎてしばらく歩いてしまったが、花の苑地のところで横断歩道を渡って城山に上る遊歩道に入るようだ。
遊歩道の入口に案内板があった。
右側の歩道には標識がないので分かりづらい。













階段を上り……



















石畳を少し歩くと……



















ひのき林の美しい山道に入る。
これは江川ひのきと云う古い植林地だそうだ。

















傾斜の緩い山道を軽快に歩いていくと(途中に一箇所岩場がある)鷹射場という展望台があるので寄り道してみる。
すぐに広場に出てきて、相模原市街を一望することができる。
















鷹射場への分岐に戻って先へ進むとすぐに宝ヶ池がある。
小さな湧水を溜めたものだが、この山が城として使われていた痕跡の一つである。
飲み水はもちろん、刀を研ぐのにも使われていたようだ。
















宝ヶ池から再び寄り道して大杉へと向かうと、立ち枯れしている巨木が現れる。
これが大杉なのだが、3年前に落雷に遭って焼失したそうだ。
残念だ。





















コースに戻るとその先の烽火台から小倉山を望める。
採石場になっているようだ。

















飯縄神社があった。
参拝する。


















石段を下りる。



















コガネツムタケだろうか。
道脇にたくさん生えていた。


















辻に出てきた。
コースは左だが、まずは山頂を目指すため直進する。

















少し坂を上ると尾根に出てきた。



















おっ!綺麗なタマゴダケだなあ。



















広場に出てきた。



















土塁に登ると築井古城記碑がある。
ここがチェックポイント。

















碑の裏手に周ると本城曲輪がある。
ここに本丸を構えていたのだろうか。

















曲輪の木々の間から眺望が得られる。
丹沢山脈が見える。

















辻に戻り、車坂を下る。
初めのうちは露岩が多い急坂で神経を使う。

















緑のトンネルだ。



















城山公園内の舗装道に出てくるが、そのまま横断する。


















城山公園の外周を歩いていく。



















可憐な蔓穂の花がたくさん咲いていた。
初秋の訪れを感じさせる。

















民家の裏手を通り県道に出てきた。


















すぐ近くに諏訪神社があるので寄り道する。
大きな杉の木がある。
参拝してきた。























城山公園の外周に沿うように車道を歩く。


















集落を縫うように坂を上り下りする。
こういう感じは関東ふれあいの道っぽい。
群馬県以来、ようやく帰ってきたような感じがする。
写真のところで県道を横断する。















串川を橋で渡ると久保田酒造がある。
丹沢では有名な酒蔵のようだが、何故か営業していなかった。
お土産に小瓶でもあれば買おうと思っていたのだが……
















酒蔵の裏手の山に入る。
台風の影響か、手前の道に酒蔵の塀が倒れてきて道を塞いでいて乗り越えるのに苦労した。
もしかしてこのせいで営業していなかったのだろうか。
手前の道から直進すると獣道になってしまうので(間違えた)、墓地のある方に左折するのがコースのようだ。














山道を上ると畑に出てきた。



















集落の裏手を歩く。



















県道を横断する。



















明日原の開けた台地を歩く。
この辺りも武田信玄に縁のある地のようだ。

















陰気な感じの森林に入るとそのまま雨乞山への登山道になる。


















休憩地までは傾斜も緩く軽快に歩いてこれるが……今日はとにかく蜘蛛の巣が多くて敵わない。
雨後の湿気の多い日は蜘蛛は低いところに巣を張るのだ。
そのためちょうど人間の顔の辺りに……
べっとりと食らってしまうと不快なことこの上ない。
すぐに上半身が蜘蛛の巣まみれに……














尾根に取り付くために少し急坂を上る。


















簡単に尾根に取り付いてしまう。
以後はほぼ平坦な尾根を歩いていく。

















稲生の桜山への分岐があるが、桜の季節でもないのでパスだ。


















山頂手前になってようやく急坂で上り出すが、それほど長くもなく、すぐに山頂に着く。
少し滑りやすい斜面で神経を使うのが難点か。

















山頂を過ぎると緩やかに下り始める。


















更に下るとほぼ平坦になり、沢が合流してくる。


















開けた畑に出てきた。
丹沢がよく見える。


















No.17との分岐点。
今回は直進する。


















草原が広がっている。



















国道に出てきたところで右折すると韮尾根バス停がある。
ここがゴールだが、少し不便なところだ。
半原バス停から乗り継いでこないといけない。
















韮尾根バス停から半原バス停まで国道を歩いていくと連絡コースになるが、今回は宮ヶ瀬ダム他寄り道が色々とあるので、寄り道として紹介しよう。
まず韮尾根バス停のすぐ近くにオギノパンがある。

















オギノパンでは名物の丹沢あんぱんを売っていて大変な盛況である。
僕も丹沢あんぱんを二つ買った。
あんぱんにはやっぱり牛乳だよね。
素朴な甘味で美味しい。















国道を下っていくと今度は服部牧場が右手にあるので、国道を逸れて坂を上っていく。

















服部牧場に到着。
さてここでは……


















ドイツビールとソーセージが頂ける。
平日の昼間から申し訳ないね。
では失敬して……と、ソーセージの香ばしい臭いに釣られて猫がやってきたが、無視する。
……美味い。
ビールもソーセージも最高である。
猫は悲しそうに去っていった。
腹も膨れたので、宮ヶ瀬ダムに向かおう。
         

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