ここまで南西に進路をとっていた群馬県コースだが、ここで一転して東に向かう。
また、山間部を抜けてしばらくは穏やかな丘陵部を歩くことになる。
コースは見所は少ないものの、山々に囲まれた長閑な平地を歩いていくので爽快なコースだ。
また、帰りに世界遺産である富岡製糸場を見学した。
ここから下り坂になる。
案内板があった。
振り返ると鍬柄山の尖った山頂が象徴的に見える。
境内に無患子の樹があって、古くは実の皮が洗濯に利用されたり、種子は羽根突きの羽根の重りとして利用されたりしたそうだ。
神農原にあった大永7年に建てられた住宅をここに移築したもので、板葺・石置屋根の民家としては日本で最も古いものらしい。
100円払って内部を見学できる。
また、ここはチェックポイントなので写真を撮った。
土間があって囲炉裏があって縁側があって……
冬は少し寒そうだ。
宮崎神社を後にすると県道に出てくる。
近くに宮崎バス停があるのでそこをゴールとした。
ここからは富岡市街地が近いので、ここは世界遺産の富岡製糸場を見ておかない手はないだろう。
見学の前にまずは近くの店で腹ごしらえをした。
パネルの展示等もこの建物内がメインのようだ。
木造煉瓦造りに瓦葺という和洋折衷の珍しい建築だ。
煉瓦の色合いが目にも鮮やかで西洋風でとても洒落ている。
工事は数年かかるようだ。
これも西洋風の建築様式が見られ、とても洒落ている。
これは……凄いな。
当時使われていた繰糸機がそのまま残っているとは。
女工たちが整然と並んで糸を繰る姿が目に浮かぶようだ。
また屋根がトラス構造になっているため柱がなく、とても開放的な空間になっている。
他にも診療所等もあり、女工たちは当時としてはかなり恵まれた環境の中で働いていたようだ。
富岡製糸場は建築としても産業遺産としても価値のあるもので素晴らしかったが、まだ半分ほどは保存工事中のようで、これからもっと見学できる範囲が広がることに期待したい。
上信電鉄に乗って帰路に就いた。
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