2015/07/26(日)
中部北陸自然歩道を歩いている途中にあったので立ち寄ったダム。
三国街道が沈む赤谷湖は美しいが、往時の渓谷がもう見れないというのは少し悲しい。
中部北陸自然歩道E-3コースから国道17号に出てくるとすぐに標識があるので、ここを左折する。
すぐに赤谷湖沿いの遊歩道に出てくることができる。
深緑色の水が満々と湛えられた大きなダム湖だ。
背後に聳える山々もまた青々と木々の葉を茂らせていて、まさに夏にしか見られない光景であろう。
正面に見えるのは三国山のようだ。
三国峠はあの山の西側の鞍部を通っている。
コンクリートの護岸。
少し味気ない。
堤体に向かって遊歩道を進んでいくと左手に管理事務所がある。
そこの資料室でダムカードを入手した。
管理事務所の先に展望台があった。
鏡面のように空を映す赤谷湖と対岸の猿ヶ京温泉、そしてそれを擁する山々が一望できた。
この湖の底に三国街道が眠っている。
猿ヶ京には関所があり、上杉謙信が建てさせた山城から谷底を通る街道を見張っていたそうだ。
そう思うと湖の深緑を透かして街道とそこを歩いていく人々が今にも見えてくるようではないか。
しばし思いを馳せる。
あれは取水塔だろうか。
堤体に近づく。
ダム湖に比して堤体は小さいようだ。
クレストゲートも2門しかない。
堤体からダム湖を望む。
堤体手前で狭まっている。
堤体の上は管理用通路だが、開放されていて歩くことができる。
洪水吐から下流を見下ろす。
下流は切り立った渓谷のようだ。
かつての渓谷もちょうど堤体のあたりで狭まっていたのだろう。
下流側から堤体を望む。
ゲートの右側にあるのは下流に降りる管理用通路か昇降機?
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